Linux

【Linux】touchコマンドの使い方解説!新しい空のファイルを作成またはタイムスタンプを更新するコマンド

こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。

今回の記事では、touchコマンドについて解説します。touchコマンドは新しくからのファイルを作成したり、タイムスタンプを更新するコマンドです。touchコマンドを使いこなすことで、ファイルのタイムスタンプを更新したり、新しいファイルを作成したりできるようになります。コマンドの使い方を詳しく解説します。

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【Linux】touchコマンドの使い方解説

touchコマンドの基本的な使い方

touchコマンドは新しいファイルを作成するためのコマンドです。以下のように使用します。

touch [ファイル名]

例えば、test.txtというファイルを作成する場合は、以下のようにコマンドを実行します。

touch test.txt

ファイル名を指定した場合、ファイルはカレントディレクトリ配下に作成されます。別のディレクトリに作成したい場合は、絶対パスで指定します。

touch /etc/test.txt

複数のファイルを作成する場合

touchコマンドでは、複数のファイルを作成することができます。ファイル名を空白で区切って指定します。

touch [file1] [file2] ・・・

例えば、”file1.txt” “file2.txt” “file3.txt”の3つのファイルを作成したい場合は、以下のようにコマンドを実行します。

touch file1.txt file2.txt file3.txt

連番のファイルを大量に作成したい場合

例えば、file1~file100のように連番のファイルを大量に作成したい場合、簡単に指定することができます。

touch file{1..100}

このコマンドでは、中括弧 {} 内に範囲を指定することで、ワイルドカードが展開され、連番のファイル名が作成されます。

ワイルドカードには他にも便利な表現方法があります。例えば、{a..z}はアルファベットの小文字を示し、{A..Z}はアルファベットの大文字を示します。これらを組み合わせることで、多様なファイル名を一度に作成することが可能です。

touchコマンドでタイムスタンプを指定する

タイムスタンプとは?

タイムスタンプ(Timestamp)とは、コンピュータシステムにおいて特定のイベントが発生した日時や時刻を示す情報のことを指します。

ファイルやディレクトリなどのオブジェクトに対して、作成された日時、最終的にアクセスされた日時、および最終的に変更された日時などを記録するために使われます。

主なタイムスタンプには以下の3種類があります:

  1. 作成時刻(Creation Time):ファイルやディレクトリが作成された日時を示します。このタイムスタンプは、オブジェクトがシステムに新たに作成された瞬間に設定されます。
  2. アクセス時刻(Access Time):ファイルやディレクトリが最後にアクセスされた日時を示します。ファイルが読み取られたり、ディレクトリがリストされたりすると、このタイムスタンプが更新されます。
  3. 変更時刻(Modification Time):ファイルやディレクトリの内容が最後に変更された日時を示します。ファイルの中身が変更されたり、ディレクトリに新しいファイルが追加されたりすると、このタイムスタンプが更新されます。

touchコマンドでは、これらのタイムスタンプを指定、変更することができます。

作成時刻を指定・変更する

作成時刻を指定・変更する場合は、”-t”オプションを指定します。

touch -t 202301011200 file.txt

タイムスタンプは「YYYYMMDDhhmm」の形式で記述します。

アクセス時刻を変更する

アクセス時刻を変更する場合は、”-a”オプションを指定します。コマンドを実行した時間がアクセス時刻になります。

touch -a file.txt

変更時刻を変更する

変更時刻を変更する場合は、”-m”オプションを指定します。コマンドを実行した時間が変更時刻になります。

touch -m file.txt

まとめ

Linuxのターミナルで重要な役割を果たす「touchコマンド」について学びました。touchコマンドを使いこなすことで、新しいファイルを作成したり、タイムスタンプを変更したりできます。今回学んだ内容を実務で活かしましょう!


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