こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事では、fstabの書き方について解説します。fstabファイルとは、Linuxのファイルシステムをマウントするためにファイルの設定が書かれているファイルです。fstabを使用して、ファイルをマウントする方法を詳しく解説します。mountコマンドを使ってfstabのマウント状況も確認しましょう。
fstabの書き方は?
fstabはどうやって設定するの?
今回の記事では、fstabの書き方について解説します。fstabとは、Linuxでファイルシステムをマウントするための設定ファイルです。fstabにファイルの情報を記述して、ファイルをマウントしてみましょう。
fstabを編集してファイルをマウントする
では、早速fstabを編集してみましょう。fstabは/etc/fstabファイルを編集します。
vi /etc/fstab
ファイルを開いたら、以下のように設定しましょう。
/dev/sda1 /mnt ext3 defaults 1 2
ファイルの設定が完了したら、mountコマンドを実行してファイルをマウントさせます。
mount -a
“-a”オプションを使用することで、/etc/fstabに記述されているファイルを全てマウントします。
fstabの書き方の詳細
先ほど、/etc/fstabに以下のように記述しました。それぞれの設定がどのような意味を持つのかを詳しく解説します。
/dev/sda1 /mnt ext3 defaults 1 2
[①] [②] [③] [④] [⑤] [⑥]
それぞれの設定値の説明は以下の通りです。
① | デバイスファイル名 | デバイスファイル名もしうはLABEL、UUIDを指定 |
② | マウントポイント | ファイルシステムのマウント先のディレクトリ |
③ | ファイルシステムの種類 | ファイルシステムの種類を指定 |
④ | マウントオプション | マウントする際のオプションを指定します |
⑤ | dumpフラグ | 1であればdumpコマンドによるバックアップの対象になる。etx2/3は1を指定し、その他は0を指定 |
⑥ | fsckがチェック | linuxが起動時にfsckがチェックする順序を指定 |
各項目の意味を理解して、どのようにマウントされるのかを知っておきましょう!
マウントの状況を確認してみよう
最後にfstabでマウントが成功したかどうかを確認してみましょう。マウントの状況を確認するためには、mountコマンドを使用します。
mount
mountコマンドを使用すると、マウントの状況が表示されます。

ファイルの権限やマウントのオプションなども確認することができます。
fstab書き方まとめ
今回の記事では、fstabの書き方について解説しました。fstabには、以下のように設定しました。
/dev/sda1 /mnt ext3 defaults 1 2
fstabの書き方や各設定値の意味をしっかりと覚えておきましょう!
このようなインフラエンジニアに必要な知識を当ブログでは、紹介しているので興味のある方は是非ご覧ください。
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