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【実体験】工業高校から大手メーカーは止めておくべき理由とは?【私は転職しました。】

| #キャリア戦略 #転職 #大手メーカー
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こんにちは、インフラエンジニアのryuです。

工業高校から大手メーカーへの就職が決まりそうだけれど、このまま就職してよいのか。工場勤務が自分に合わなかったら、将来転職できるのか。

このように悩んでいませんか。

私は地元の工業高校を卒業後、トヨタ系の大手メーカーへ就職し、その後IT系の仕事を経験してベンチャー企業へ転職しました。

大切なのは、大手メーカーかどうかではなく、自分がどのような仕事をして、数年後にどのようなスキルを持ちたいかで判断することです。

この記事では、実体験をもとにメリット、注意点、向いている人、確認事項を解説します。

工業高校から大手メーカーへの就職は珍しくない

工業高校では、学校へ届いた求人を使って製造業やインフラ関連企業へ就職する人が多くいます。

文部科学省が公表した令和8年3月卒業者の就職状況では、工業科の就職率は99.5%でした。工業高校は、就職を希望する生徒にとって企業とのつながりが強い進路の一つです。

参考:令和8年3月高等学校卒業者の就職状況

学校求人から大手企業へ就職できることは、チャンスです。

ただし、会社名だけで決めるのは危険です。

同じメーカーでも、製造、保全、品質管理、設備、物流、情報システムなど、仕事は大きく異なります。

結論:大手メーカーを一律にやめる必要はない

最初に結論を伝えると、工業高校から大手メーカーへ就職することを一律にやめる必要はありません。

次のような人には、よい選択になる場合があります。

  • ものづくりや機械設備に関わりたい
  • 地元で安定して働きたい
  • 福利厚生や教育制度を重視したい
  • 交替勤務や工場勤務に抵抗がない
  • 一つの会社で長く経験を積みたい

反対に、次のような人は慎重に考えた方がよいでしょう。

  • オフィスやリモート中心で働きたい
  • 夜勤や交替勤務を避けたい
  • 転職しやすい専門スキルを早く身につけたい
  • 若いうちから仕事の裁量を持ちたい
  • ITやWebなど別分野への興味が強い

配属予定の仕事内容と自分の希望が合っているかが重要です。

私が工業高校から大手メーカーへ就職した理由

私は工業高校を卒業後、地元の大手メーカーへ就職しました。

当時は会社の知名度、給与、安定性を重視していました。

高校生の段階では、実際に毎日行う仕事まで想像するのは難しいものです。

入社後、やりたい仕事と配属先の仕事に差があることへ気付きました。

この経験から、就職前に会社名だけを見るのではなく、職種や配属の可能性まで調べることが大切だと考えています。

工業高校から大手メーカーへ就職するメリット

元の記事ではデメリットを中心に書いていましたが、実際には大手メーカーならではのメリットもあります。

高校卒業後すぐに収入を得られる

就職すれば、18歳から給与を受け取りながら経験を積めます。大学進学の学費や、奨学金の負担を避けられる点もメリットです。

初任給だけでなく、基本給、夜勤・残業手当、昇給、賞与も確認します。

福利厚生や研修制度が整っていることが多い

大手メーカーでは、寮、社宅、社員食堂、各種手当、資格取得支援などが用意されている場合があります。

新人研修や安全教育も整っていることが多く、仕事の進め方や報告の仕方を学べます。

大規模な設備や製品に関われる

製造現場では大規模な機械や設備を扱い、設備保全や品質管理などの専門性を身につけられます。

改善活動や設備トラブル対応など、考える力が必要な仕事もあります。

大手企業で働いた経験が残る

安全管理、品質管理、チーム業務の経験は、転職時にも説明できます。

ただし、会社名だけで転職できるわけではありません。

自分が担当した仕事と、そこで身につけたスキルを説明できる状態にしておくことが重要です。

工業高校から大手メーカーへ就職するときの注意点

大手メーカーにはメリットがありますが、自分に合わない働き方を選ぶと後悔することがあります。

配属先を自由に選べるとは限らない

就職先や配属について考える人

工業高校向けの求人では、製造職、技能職、設備保全など、ある程度職種が決まっていることがあります。

入社後に希望を伝えられる会社もありますが、必ず希望部署へ配属されるとは限りません。

開発や設計の仕事を希望していても、最初は製造現場になる場合があります。

分からない点は、先生やOB・OGへ確認します。

確認すること 質問例
初期配属 工業高校卒は主にどの部署へ配属されるか
異動制度 製造から保全・技術・IT部署へ異動できるか
勤務形態 夜勤や交替勤務はあるか
転勤 工場間の異動や県外転勤はあるか
資格支援 業務に必要な資格を会社負担で取れるか
昇進制度 高卒社員のキャリア例はあるか

夜勤や交替勤務が合わないことがある

製造現場では、二交替や三交替の勤務があります。

夜勤手当によって収入が増える一方、生活リズムが不規則になります。

手当だけでなく、働く時間が自分に合うかを考えましょう。

社内でしか使わない仕事になる可能性がある

大手メーカーでは、自社独自の設備や作業手順を使うことがあります。

社内では評価されても、転職時に仕事内容を説明しにくい場合があります。

たとえば、社内専用機械の操作だけを担当している場合、他社で同じ仕事があるとは限りません。

作業を行うだけでなく、次のような経験を意識して残しましょう。

  • 作業改善を提案した
  • 不良率や停止時間を減らした
  • 新人へ作業を教えた
  • 設備トラブルを切り分けた
  • Excelやツールで作業を自動化した
  • マニュアルを作成・改善した

同じ仕事でも、自分が工夫した内容を言語化できれば、転職時の強みになります。

学歴による役割の違いが残る会社もある

高卒と大卒で採用区分や初期配属が分かれている会社はあります。

ただし、高卒だから一切昇進できない、必ず同じ仕事を続けると断定はできません。

制度や部署で異なるため、高卒社員のキャリアを確認しましょう。

安定しているから何も学ばなくてよいわけではない

大手企業へ就職できても、会社が一生仕事を保証してくれるとは限りません。

製造方法の変更、自動化、海外移転、事業再編などにより、必要な仕事は変わります。

安定した環境にいる間に、自分の専門性を増やすことが大切です。

「工業高校から大手メーカーはやめとけ」と言われる理由

インターネットでは、工業高校から大手メーカーへ入るのはやめた方がよいという意見があります。

主な理由は、次のようなものです。

よくある意見 実際に確認すべきこと
一生工場勤務になる 異動制度と配属実績
高卒では出世できない 採用区分と昇進事例
単純作業しかできない 担当業務と改善活動
夜勤がきつい 勤務形態と交替周期
転職できなくなる 身につく技能と資格
給与が上がらない 基本給・昇給・手当の内訳

これらは会社や職場によって異なります。

SNSや口コミだけで決めず、自分が応募する求人について確認してください。

大手メーカーに向いている人

次のような人は、大手メーカーの環境が合う可能性があります。

決められた手順を守って働ける人

製造現場では、安全と品質を守るために手順が決められています。

自分の判断だけで変更せず、決められたルールを守れることが重要です。

ルールを守ることを窮屈に感じる人もいますが、大規模な製造では欠かせません。

ものづくりや設備が好きな人

機械、電気、電子、化学など、工業高校で学んだ内容を仕事へつなげたい人には向いています。

実際の製品や設備へ関われるため、完成したものが目に見える仕事でもあります。

地元で長く働きたい人

地域に大きな工場がある場合、地元で安定して働ける可能性があります。

実家から通える、家族の近くに住めるという点を重視する人もいるでしょう。

チームで働くことが苦にならない人

製造現場は、一人だけで完結する仕事ではありません。

前後の工程、保全担当、品質担当など、多くの人と連携します。

報告、連絡、相談を行い、チームで同じ目標へ進める人に向いています。

大手メーカー以外も検討した方がよい人

次の希望が強い場合は、別の進路も比較しましょう。

ITエンジニアとして働きたい人

ITに興味があるなら、メーカーの製造職だけでなく、IT企業、社内SE、インフラ運用なども選択肢になります。

工業高校の電気・電子・情報系で学んだ知識は、IT分野にもつながります。

ただし、未経験でIT企業へ入る場合は、Linux、ネットワーク、プログラミングなどの基礎を自分でも学ぶ必要があります。

働く場所や時間を柔軟にしたい人

製造現場は、設備がある場所で働く必要があります。

リモートワークや自由な時間帯を重視する場合は、ITやWebなど別の仕事の方が合う可能性があります。

もちろん、IT業界でもすべてがリモート勤務ではありません。

インフラ運用では夜勤やシフト勤務もあるため、職種ごとの働き方を確認しましょう。

早い段階から幅広い仕事を経験したい人

大きな会社では、業務範囲が細かく分かれていることがあります。

一つの仕事を深く経験できる一方、会社全体の業務へ関わりにくいこともあります。

小規模企業やベンチャーでは、複数の役割を担当できる可能性があります。ただし、教育制度や福利厚生が大手ほど整っていない場合もあります。

就職前に必ず確認したい7つのこと

工業高校から大手メーカーへ就職するときは、次の7項目を確認しましょう。

1. 職種と仕事内容

会社名ではなく、求人票に書かれている職種を見ます。

製造、設備保全、品質管理、設計補助など、仕事の違いを調べましょう。

2. 勤務時間と交替勤務

日勤だけなのか、二交替・三交替なのかを確認します。

年間休日だけでなく、勤務カレンダーや休日出勤の有無も重要です。

3. 給与の内訳

月収例に、残業代、夜勤手当、交替手当が含まれていないか確認します。

基本給と昇給の仕組みを見ましょう。

4. 配属と異動制度

希望職種へ配属される可能性と、入社後の異動制度を確認します。

高卒社員が技術部門や情報システム部門へ異動した事例があるかも聞いてみましょう。

5. 寮・社宅・転勤

寮費が安くても、相部屋や立地などの条件があります。

県外工場へ転勤する可能性も確認してください。

6. 資格取得と教育制度

会社負担で資格を取得できるか、勤務時間内に研修を受けられるかを確認します。

資格手当だけでなく、実際にスキルが身につく仕事かも考えましょう。

7. OB・OGの働き方

同じ高校から入社した先輩がいれば、実際の仕事内容を聞くのが最も参考になります。

よい部分だけでなく、きつかった点や辞めた人の理由も聞いてください。

大手メーカーへ就職してから進路を変えることもできる

高校卒業時の就職先で、一生の仕事が決まるわけではありません。

厚生労働省の公表では、令和4年3月卒の新規高卒就職者のうち、就職後3年以内に離職した割合は37.9%でした。

参考:新規学卒就職者の離職状況

仕事内容が合わないと分かった後に、次へ向けて準備することが大切です。

社内異動を検討する

現在の会社に希望する仕事があるなら、転職前に社内異動を検討できます。

私も、ITの知識を身につけ、自分で作ったものや改善実績を示すことで、システム開発に関わる仕事へ進みました。

異動を希望する場合は、次のように伝えます。

  • どの部署へ行きたいのか
  • その部署でどのように貢献できるか
  • そのために何を学んでいるか
  • 現在の仕事でどのような改善をしたか

希望だけでなく、行動と実績を見せることが重要です。

働きながらスキルを身につける

転職したいと思っても、すぐに退職する必要はありません。

給与を受け取りながら、休日や業務後に学習できます。

IT分野へ進むなら、最初に次の基礎を学ぶとよいでしょう。

パソコンとITの基礎
→ Linuxの基本操作
→ ネットワーク
→ サーバー構築
→ AWSやクラウド

いきなり高額なスクールへ申し込む必要はありません。

無料教材や低価格の学習サービスを試し、自分が本当にITを続けられそうか確認しましょう。

現在の仕事で小さな改善を行う

製造現場でも、ITの知識を活用できる場面があります。

Excelの集計を自動化する、作業記録をデジタル化する、手順書を整理するなど、小さな改善から始められます。

技術を勉強して終わらず、仕事で使った経験を作りましょう。

ITエンジニアを目指すならLinuxから始めよう

大手メーカーで働きながらIT分野へ進みたい人には、Linuxの学習がおすすめです。

Linuxは、Webサーバー、クラウド、ネットワーク機器、開発環境など、さまざまな場所で使われています。

InfraAcademyのLinux入門講座では、ブラウザ上のターミナルを使い、次の内容を基礎から学べます。

学習内容 身につくこと
ディレクトリとパス Linux内を移動できる
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アクセス権限 chmodやchownの役割を理解できる
viエディタ ターミナルでファイルを編集できる
ユーザーとグループ アカウント管理の基礎を理解できる
ネットワーク IPアドレスやpingを確認できる
シェルと環境変数 コマンド実行の仕組みを理解できる

最初の講座は無料で利用できます。

ブラウザ上で操作できるため、ITが自分に合うか試したい段階でも始めやすいでしょう。

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工業高校から大手メーカーへ就職して後悔しないために

大手メーカーが合うかは、人によって異なります。

安定性や福利厚生を重視し、ものづくりの仕事を続けたい人にはよい進路です。

一方、仕事内容を確認せず、会社名だけで選ぶと後悔する可能性があります。

就職前には、次の3つを自分へ問いかけてください。

  1. 入社後にどの仕事をする可能性が高いか
  2. その仕事を3年続けたとき、何ができるようになるか
  3. 希望と違った場合に、社内異動や転職へ進めるか

現在の選択を一生変えられないものと考えず、働きながら学習を続けましょう。

【関連記事】工業高校卒の私が転職するまでに実施したこと

【関連記事】工業高校から就職か進学か迷っている方へ

まとめ

工業高校から大手メーカーへ就職することは、必ずしもやめるべき選択ではありません。

高校卒業後すぐに収入を得られ、福利厚生や研修制度のある環境で経験を積めるメリットがあります。

一方で、配属、交替勤務、仕事内容、転勤、キャリア制度を確認せずに入社すると、希望との違いに悩む可能性があります。

私自身、大手メーカーで働いた後にIT分野へ進み、最終的に転職しました。

大手メーカーでの経験が無駄だったとは考えていません。社会人としての基礎や、大きな組織で仕事を進める方法を学べたからです。

ただし、将来の選択肢を増やすには、会社へ任せるだけでなく、自分でもスキルを身につける必要があります。

ITに興味があるなら、Linuxやネットワークを試しましょう。実際に手を動かし、自分が続けられそうかを確認するところから始めれば大丈夫です。

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この記事を書いた人

ryu

InfraAcademy運営 / エンジニア

エンジニア歴10年。Linux、ネットワーク、クラウドを中心に、実務で役立つインフラ技術を初心者にもわかりやすく解説しています。

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