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AWSの勉強方法を詳しく解説!【AWSでインフラを構築できるようになるためにはどうすればいいの?】

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AWSの勉強方法を詳しく解説!初心者向け学習ロードマップ

こんにちは、エンジニアのryuです。

AWSを勉強したいけれど、サービスが多すぎて何から始めればよいのか分からない。

管理画面を開いてみたものの、知らない言葉ばかりで閉じてしまった方もいるでしょう。

AWSは、最初からすべてのサービスを覚える必要はありません。Linuxとネットワークの基礎を押さえ、小さなインフラを一つ作ることから始めるのがおすすめです。

この記事では、IT初心者がAWSでインフラを構築できるようになるまでの学習ロードマップを解説します。エンジニア歴10年の経験から、遠回りしにくい勉強方法や初心者が注意したい点も紹介します。

AWSの勉強は何から始めればいい?

AWSの勉強は、サービス名の暗記ではなく、サーバーとネットワークの基本から始めましょう。AWSは便利なクラウドサービスですが、そこで動いている仕組みは、これまで使われてきたインフラ技術と大きく離れているわけではありません。

たとえば、EC2は仮想サーバー、VPCはAWS上に作るネットワークです。S3はファイルなどを保存するオブジェクトストレージで、RDSはデータベースを利用しやすくしたサービスです。

名前だけを見ると難しそうですが、役割へ置き換えると理解しやすくなります。まずは、サーバー、ネットワーク、ストレージ、データベースの違いを大まかに知っておきましょう。

Linuxとネットワークを先に学ぶと理解しやすい

AWSの画面操作だけを覚えても、EC2へ接続できない、Webページが表示されないといった問題が起きたときに原因を判断できません。IPアドレス、ルーティング、ポート番号、Linuxの基本操作が必要になるためです。

Linuxをまったく触ったことがない方は、ディレクトリ移動やファイル操作から始めてください。詳しい順番は、次の記事で解説しています。

【関連記事】Linuxの勉強は何から始める?初心者向け学習ロードマップ

ネットワークについては、IPアドレス、サブネット、デフォルトゲートウェイ、DNSの役割を学びます。AWSのVPCを勉強するときに、そのまま使う知識です。

【関連記事】ネットワークの勉強は何から始める?初心者向け学習ロードマップ

初心者向けAWS学習ロードマップ

AWSは範囲が広いため、目的を決めずに進めると終わりが見えなくなります。最初は、EC2でWebサーバーを公開することを一つのゴールにするとよいでしょう。

全体の学習順序は、次のようになります。

段階 学習内容 到達目標 学習期間の目安
ステップ1 クラウドとAWSの全体像 オンプレミスとの違いを説明できる 1〜3日
ステップ2 アカウント・セキュリティ・料金 安全に学習を始められる 1日
ステップ3 IAM 必要な権限だけを付ける考え方が分かる 2〜4日
ステップ4 VPCとネットワーク サブネットや通信経路を理解できる 1〜2週間
ステップ5 EC2とLinux 仮想サーバーへ接続して操作できる 1〜2週間
ステップ6 S3・RDSなどの主要サービス 用途に合わせてサービスを選べる 1〜2週間
ステップ7 監視・セキュリティ・バックアップ 安定運用の基本を説明できる 1〜2週間
ステップ8 小規模なWeb環境の構築 複数サービスを組み合わせられる 2〜4週間

学習期間は目安です。毎日すべてを進めるより、前のステップで使った内容を繰り返しながら次へ進みましょう。

ステップ1 クラウドとAWSの全体像を理解する

最初に、クラウドとは何かを学びます。自社や自宅に物理サーバーを置く方法と比べ、必要なときにコンピューティング環境を利用しやすい点が特徴です。

ただし、クラウドを使えば設計や運用が不要になるわけではありません。どのサービスを選び、どのようにネットワークや権限を設定するかは利用者が考えます。

次の4分類を理解できれば十分です。

分類 AWSサービスの例 主な役割
コンピューティング EC2 アプリやWebサーバーを動かす
ネットワーク VPC AWS内の通信範囲や経路を作る
ストレージ S3・EBS ファイルやサーバーのデータを保存する
データベース RDS データベースを管理・利用する

サービス名の暗記より、どの分類に当てはまるかを考えると、新しいサービスも整理しやすくなります。

リージョンとアベイラビリティゾーンを知る

AWSのリソースは、リージョンと呼ばれる地理的な単位を選んで作成します。さらにリージョン内には、複数のアベイラビリティゾーンがあります。

初心者のうちは、リソースをどのリージョンに作ったのかを必ず確認しましょう。作成したEC2が見つからないと思ったら、別のリージョンを表示していたということは珍しくありません。

ステップ2 安全に学習するための初期設定を行う

AWSでは操作によって料金が発生する可能性があります。勉強前に、セキュリティと料金確認の準備をしましょう。

まず、ルートユーザーは日常の操作に使わず、多要素認証を設定します。その後、普段の学習に使うユーザーや権限を準備してください。

料金については、請求情報を確認できる状態にし、予算やアラートも設定しておくと安心です。学習が終わったリソースを停止するだけで料金が完全に止まるとは限らないため、不要なものは削除まで確認します。

特に、EC2に関連するストレージ、固定IP、データベース、NATに関係するリソースなどは、構成を分からないまま残さないことが大切です。作ったものをメモし、学習後に一つずつ片付けましょう。

ステップ3 IAMで権限の考え方を学ぶ

IAMは、AWSを誰がどの範囲まで操作できるかを管理する仕組みです。初心者には難しく見えますが、実務では避けて通れません。

最初に覚えたいのは、認証と認可の違いです。認証は誰なのかを確認することで、認可は何をしてよいのかを判断することです。

何でも操作できる権限を全員に付けると、設定ミスや情報漏えいの影響が大きくなります。必要な人へ、必要な操作だけを許可するという考え方を身につけましょう。

最初から複雑なポリシーを自作せず、ユーザー、ロール、ポリシーの関係を図で整理しましょう。

ステップ4 VPCでAWSのネットワークを作る

IAMの基本を学んだら、VPCへ進みます。VPCは、AWS上に作る自分専用の仮想ネットワークです。

VPCの中にサブネットを作り、ルートテーブルで通信経路を決めます。インターネットと通信させる場合は、インターネットゲートウェイなどの役割も理解する必要があります。

たとえば、次のような小さな構成から始めます。

VPC: 10.0.0.0/16
└─ パブリックサブネット: 10.0.1.0/24
   └─ EC2: 10.0.1.10

最初は、VPCを一つ、サブネットを一つだけ作れば十分です。複数のAZやプライベートサブネットを使った構成は、基本的な通信を確認できてから進めましょう。

VPCの仕組みを詳しく学びたい方は、次の記事も参考になります。

【関連記事】AWSのVPCとは?初心者向けに仕組みを解説

セキュリティグループは通信の入口として考える

EC2へ通信させるには、セキュリティグループの設定も必要です。SSHなら22番、HTTPなら80番など、目的に応じた通信を許可します。

すべての通信元から全ポートを許可せず、どこから何番ポートへ通信させるかを考えます。

ステップ5 EC2を作成してLinuxを操作する

ネットワークの準備ができたら、EC2を作成します。EC2を起動し、SSHなどで接続できれば、AWSの学習が一気に実感しやすくなります。

接続後は、Linuxの基本コマンドでOSやネットワークの状態を確認してみましょう。

whoami
pwd
cat /etc/os-release
ip address
ip route
curl -I https://example.com

ここで大切なのは、コマンドを実行できたことだけではありません。EC2にどのIPアドレスが設定され、どの経路で外部へ通信しているのかをAWSの構成と結びつけます。

次に、Webサーバーをインストールして、小さなページを表示してみましょう。Linuxの種類によってコマンドは異なりますが、たとえば次のような流れです。

sudo dnf install httpd -y
sudo systemctl enable --now httpd
echo '<h1>Hello AWS</h1>' | sudo tee /var/www/html/index.html
curl http://localhost

ローカルでは表示できるのに、自分のパソコンからアクセスできない場合は、セキュリティグループ、パブリックIP、ルートテーブルなどを確認します。ここでLinuxとネットワークの知識がつながります。

ステップ6 S3・EBS・RDSの違いを学ぶ

EC2を動かせるようになったら、データの保存先を学びます。同じ保存という言葉でも、用途によって選ぶサービスが変わります。

EBSは、主にEC2へ接続して利用するブロックストレージです。OSやアプリケーションのファイルを保存するディスクとして考えると分かりやすいでしょう。

S3は、画像、バックアップ、ログなどのオブジェクトを保存するサービスです。Linuxのディレクトリとまったく同じ感覚ではなく、バケットとオブジェクトという単位で扱います。

RDSは、データベースを利用しやすくしたマネージドサービスです。EC2へ自分でデータベースをインストールする方法と比べ、どの運用作業をAWSに任せられるのかを考えてみてください。

まずEC2とS3、その後にRDSという順番でも十分です。

ステップ7 監視・セキュリティ・バックアップを学ぶ

サーバーが動いたら終わりではありません。実務では、障害へ気づけること、安全に使えること、データを戻せることが重要です。

監視では、CPU使用率やエラーの有無を確認します。サーバー内のログと、AWS側で確認できる情報の両方を見る癖をつけましょう。

セキュリティでは、不要なポートを開けない、認証情報をソースコードへ書かない、権限を広げすぎない、といった基本を守ります。難しい製品名を覚える前に、危険な設定を作らないことが先です。

バックアップも、取得しただけでは安心できません。どのデータを、どの頻度で保存し、必要なときにどのように復元するのかまで考えます。

ステップ8 小規模なWeb環境を一から構築する

主要サービスを個別に学んだら、一つの構成へまとめます。おすすめは、VPCの中にEC2を置き、Webページを公開する小規模な環境です。

最初は、次の構成で構いません。

利用者
  ↓ HTTP
インターネットゲートウェイ
  ↓
パブリックサブネット
  ↓
EC2(Webサーバー)

構築前に、VPCのCIDR、サブネット、EC2の役割、許可するポートを紙やメモへ書きます。その後にAWS上で作成し、最後に自分のパソコンからアクセスできるか確認します。

一度成功したら、設定を一つ変えて通信できなくなる状態も試してみてください。セキュリティグループのHTTP許可を外す、ルートを確認するなど、原因と結果を比べると理解が深まります。

AWSの勉強方法は本・動画・学習サイトのどれがよい?

AWSの学習方法には、参考書、動画、Webサイト、実際のAWS環境などがあります。一つだけに決めるより、役割を分けて組み合わせるのがおすすめです。

学習方法 向いている内容 注意点
参考書 全体像や用語を体系的に学ぶ 画面やサービス情報が古くなることがある
動画 操作の流れを目で確認する 見るだけで分かった気になりやすい
学習サイト 順番に沿って自分のペースで進める 操作環境があるか確認する
AWS公式ドキュメント 正確な仕様や設定を確認する 初心者には情報量が多い
実際のAWS環境 構築とトラブル対応を経験する 料金とセキュリティに注意する

参考書で全体像をつかみ、動画で操作を確認し、最後は自分で構築する流れが効果的です。読んだ時間と同じくらい、手を動かす時間を作りましょう。

画像は過去の講座画面です。教材やサービスを選ぶときは、公開日や更新日を確認してください。

InfraAcademyならAWSの構成を操作しながら学べる

AWSを勉強したいけれど、最初から実際のAWSアカウントを触るのは不安という方もいるでしょう。料金が発生しないか、設定を間違えないかが気になり、操作まで進めないことがあります。

InfraAcademyのAWS入門講座では、クラウドとAWSの全体像から始め、VPC、サブネット、ルートテーブル、EC2、S3などを順番に学習できます。説明を読むだけでなく、ブラウザ上のAWSシミュレーターで構成を作りながら進められます。

初心者は、設定を間違えたときに何が起きるかも確かめましょう。シミュレーターなら繰り返し操作できます。

Linuxやネットワークの講座もあるため、AWSの前提知識から一つの流れで学べます。何から始めるか迷っている方は、基礎から順番に手を動かしてみてください。

InfraAcademyでAWS入門講座を確認する

AWS初心者が挫折しやすい理由

AWSを勉強していると、サービス数の多さや専門用語に圧倒されます。しかし、すべてを覚えようとしていることが原因かもしれません。

ここでは、初心者がつまずきやすいポイントを確認します。

資格の用語だけを暗記している

資格学習は知識を整理するのに役立ちますが、問題を解くだけでは構築できるようになりません。学んだサービスを小さくても実際に組み合わせましょう。

コンソールの手順だけを覚えている

画面の場所やボタンだけを覚えると、表示が変わったときに対応できません。VPCを作る理由、ルートを追加する理由など、設定の目的を言葉で説明してください。

最初から大規模な構成を作ろうとする

複数AZ、ロードバランサー、オートスケーリング、データベースを一度に入れると、問題が起きた場所を判断しにくくなります。EC2一台の構成から始め、動作を確認してから追加しましょう。

リソースを作ったままにする

学習後にリソースを残すと、意図しない料金につながる場合があります。作成時に削除方法も確認し、最後に管理画面と請求情報を見直してください。

エンジニア歴10年で感じたAWS学習のコツ

私自身、AWSを学び始めたときは、サービス名を覚えることに意識が向いていました。しかし、実務で本当に役立ったのは、構成図を書き、通信や権限を一つずつ確認する力です。

AWSは画面上で簡単にリソースを作れます。だからこそ、動かなかったときの確認方法が重要です。

構築前と構築後に図を書く

作業前に、利用者からEC2までの通信経路を書きます。作業後には、実際に作成したVPC、サブネット、ルート、セキュリティグループを図へ反映してください。

設計と実際の構成に違いがないかを確認すると、設定漏れに気づきやすくなります。これは小さな学習環境でも、実務でも変わりません。

エラーが出たら設定を全部変えない

Webページが表示されないとき、EC2を作り直したり、セキュリティグループをすべて許可したりすると、原因が分からなくなります。EC2の状態、Webサーバー、ローカル通信、IPアドレス、ルート、許可ポートの順番で確認しましょう。

どこまでは正常で、どこから失敗しているのかを整理します。この切り分けを繰り返すと、AWSの知識が実務で使える力へ変わります。

同じ構成を二度作る

一度目は教材を見ながら作り、二度目は構成図だけを見て作ってみてください。手順を思い出せない場所が、自分の理解が弱い部分です。

二度目の構築では、サービス名ではなく、なぜその設定が必要なのかを説明しながら進めます。自分の言葉で説明できれば、知識が定着しています。

AWS学習はどのくらいの期間が必要?

IT初心者がAWSの基礎を学び、EC2で簡単なWebサーバーを公開するまでの目安は、1〜3か月ほどです。Linuxやネットワークの経験がある方は、より早く進められるでしょう。

大切なのは、何時間勉強したかではありません。VPCとEC2を一から作り、通信できないときに原因を切り分けられるかを基準にしてください。

平日に教材を読み、週末に構築する方法でも進められます。毎週一つの成果物を残しましょう。

まとめ

AWSの勉強は、サービス名を暗記することから始める必要はありません。クラウドの全体像を知り、IAM、VPC、EC2という順番で、小さな環境を構築するのがおすすめです。

その後、S3やRDS、監視、バックアップへ範囲を広げます。Linuxとネットワークの基礎があると、画面操作だけでは分からない仕組みまで理解できます。

そして、最も大切なのは、教材を読むだけで終わらせず、自分で作り、壊し、原因を確認することです。まずはVPCとEC2一台の小さな構成から始めてみてください。

Next Action

記事で読んだ内容を、講座で実装してみましょう

InfraAcademyでは、ブラウザ上でLinuxやネットワークの実践環境を使いながら学習できます。無料で始められる講座から、学習の流れを試せます。

この記事を書いた人

ryu

InfraAcademy運営 / エンジニア

エンジニア歴10年。Linux、ネットワーク、クラウドを中心に、実務で役立つインフラ技術を初心者にもわかりやすく解説しています。

X: @ryu63614894

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