こんにちは、エンジニアのryuです。
インフラエンジニアを目指して勉強を始めたいものの、Linux、ネットワーク、AWSのどこから手を付ければよいか迷っていませんか?
インフラ分野には、動画、無料教材、問題集、ブラウザ演習など多くの選択肢があります。
大切なのは、何を学べるかだけでなく、実際に手を動かせるかです。
この記事では、インフラエンジニアを目指す初心者におすすめの勉強サイトを5つ紹介します。エンジニア歴10年の経験から、サイトの選び方や、法人研修で利用するときのポイントも解説します。
インフラエンジニアの勉強サイトおすすめ5選¶
今回紹介する勉強サイトは、次の5つです。
| 学習サイト | 主な学習形式 | 得意な分野 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| InfraAcademy | 教材+独自シミュレーター | Linux・ネットワーク・AWS・サーバー | インフラを基礎から実践したい初心者 |
| Udemy | 買い切り型の動画講座 | Linux・AWS・Docker・資格対策 | 動画で詳しく学びたい人 |
| Schoo | オンライン動画授業 | Linux・ネットワーク・クラウド・ビジネス | 幅広いテーマを動画で学びたい人 |
| AWS Skill Builder | AWS公式のデジタル学習 | AWS・クラウド・認定資格 | AWSを公式教材で学びたい人 |
| Killercoda | ブラウザ上の実践シナリオ | Linux・Kubernetes・クラウドネイティブ | 英語教材で実践したい中級者 |
初心者は操作できる教材を中心にして、動画や資格教材を補助的に使うと理解しやすくなります。
インフラエンジニアに必要な勉強内容¶
勉強サイトを比較する前に、インフラエンジニアが何を学ぶのかを整理しましょう。
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークを設計、構築、運用します。クラウド、セキュリティ、自動化の知識も必要です。
初心者が学びたい分野は、次のとおりです。
| 分野 | 主な学習内容 |
|---|---|
| IT基礎 | OS、サーバー、ネットワーク、クラウドの役割 |
| Linux | コマンド、権限、ユーザー、プロセス、ログ |
| ネットワーク | IPアドレス、ルーティング、VLAN、DNS |
| サーバー構築 | Web、SSH、DNS、データベース |
| AWS | VPC、EC2、S3、IAM、RDS、監視 |
| セキュリティ | アクセス制御、脆弱性、ログ、インシデント対応 |
| DevOps | Docker、Git、CI/CD、Terraform |
最初からすべてを完璧にする必要はありません。
IT基礎、ネットワーク、Linux、サーバー、クラウドの順番で進めると、それぞれの知識がつながりやすくなります。
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1. InfraAcademy|インフラをシミュレーターで実践できる¶
最初に紹介するのは、InfraAcademyです。
InfraAcademyは、Linux、ネットワーク、サーバー構築、AWSなどを学べる、インフラエンジニア向けの学習サービスです。
教材を読みながらすぐに操作できる¶
InfraAcademyでは、教材と演習環境を同じ画面で利用できます。
Linux講座ではブラウザ上のターミナルへコマンドを入力し、ネットワーク講座ではPC、スイッチ、ルーターを配置して通信を確認します。AWS講座では、学習用シミュレーターでVPCやEC2などの関係を学べます。
たとえば、Linuxでは次のようなコマンドを実際に試します。
pwd
ls -la
cat /etc/os-release
systemctl status sshd
ss -lntp
コマンドの実行結果まで確認できます。
ネットワークではIPアドレスや配線を設定し、pingで疎通と原因を確認します。
LinuxからAWSまで学ぶ順番が分かる¶
インフラ学習では、教材が分野ごとに分かれ、何から始めればよいか迷うことがあります。
InfraAcademyでは、Linux入門・中級、ネットワーク、サーバー構築、LPIC、Docker、DevOps、AWS、セキュリティなどを一つのサービスで学べます。
初心者は、次の流れで進められます。
| 順番 | 学習内容 |
|---|---|
| 1 | ITとネットワークの基礎 |
| 2 | Linuxコマンドとファイル操作 |
| 3 | ユーザー・権限・プロセス・ログ |
| 4 | Web・DNSなどのサーバー構築 |
| 5 | AWSのVPC・EC2・S3・IAM |
| 6 | Docker、DevOps、セキュリティ |
用語を単体で覚えるのではなく、サーバーやクラウドを構築する流れで学べます。
InfraAcademyが向いている人¶
InfraAcademyは、Linuxやネットワークを初めて学ぶ方に向いています。
環境構築で止まらず、まず操作を経験したい方にもおすすめです。
2. Udemy|豊富な動画講座から選べる¶
Udemyは、講座ごとに購入して学べる動画学習サービスです。
Linux、ネットワーク、AWS、Azure、Docker、Kubernetes、Terraformなど、インフラに関連する多くの講座があります。

初心者向けから専門的な講座まで探せる¶
Udemyでは、一つのテーマを数時間から数十時間かけて詳しく学べます。
Linuxの基本操作から始める講座もあれば、AWS認定資格、Kubernetes、Infrastructure as Codeなど、特定分野を深く扱う講座もあります。

購入前に対象者、カリキュラム、最終更新日、プレビューを確認しましょう。
同じLinux講座でも、コマンド入門が中心のものと、サーバー管理や資格対策まで扱うものでは内容が異なります。
動画を見ながら自分でも操作する¶
Udemyを利用するときに注意したいのは、動画を見て終わらないことです。
講師が入力するコマンドを見ている間は理解できても、自分で入力すると手が止まることがあります。動画を一度止め、同じ操作を自分の環境で試しましょう。
Linuxでは、WSLや仮想マシンなどの環境を別に用意します。
エラーが出た場合は、講師と自分のOS、バージョン、パス、権限が同じかを確認してください。エラーを調べる経験も、インフラ学習では大切です。
3. Schoo|インフラと周辺知識を動画で学べる¶
Schooは、IT技術やビジネススキルを動画授業で学べるサービスです。
Linux、ネットワーク、AWSに加え、ビジネススキルも学べます。

動画で全体像を理解したい人に向いている¶
インフラの参考書は、専門用語が多く、最初の数ページで難しく感じることがあります。
Schooの動画授業なら、講師の説明を聞きながら学べます。Linux入門、ネットワーク基礎、AWSなど、興味のある分野から始められます。

ただし、動画の公開時期によっては、画面やコマンドが現在と異なる場合があります。
変化しにくい基礎と、更新されやすい操作を分け、実践時は演習環境を併用します。
法人向け研修にも対応している¶
Schooには、法人向けの研修サービスもあります。
Linux入門、サーバー・ネットワーク、AWSなどの研修パッケージがあり、インフラ以外のビジネス研修もまとめて導入したい会社に向いています。
一方、インフラ分野に特化し、シミュレーターで操作させたい場合は、実践環境の有無を比較する必要があります。
4. AWS Skill Builder|AWS公式教材でクラウドを学ぶ¶
AWS Skill Builderは、AWSが提供するデジタル学習サービスです。
AWSのサービス、設計、運用、資格対策を公式教材で学べます。
AWSの役割や設計を体系的に学べる¶
AWSには、EC2、S3、RDS、IAM、VPCなど多くのサービスがあります。
一つずつ名前を覚えるだけでは、どの場面で使うのか分かりません。AWS Skill Builderでは、役割や分野に合わせた学習プランを利用でき、認定資格の学習にもつなげられます。
ゲーム型学習やラボもあり、利用範囲はプランで異なります。
Linuxとネットワークを先に学ぶと理解しやすい¶
AWS Skill BuilderはAWSを学ぶには便利ですが、Linuxやネットワークの完全な初心者は、専門用語でつまずくことがあります。
VPCやサブネットを学ぶ前に、IPアドレスとルーティングを理解しておきましょう。EC2を作成する前には、Linuxの基本操作やSSHも練習しておくとスムーズです。
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5. Killercoda|LinuxやKubernetesをブラウザで実践する¶
Killercodaは、ブラウザ上の一時的な環境を使い、LinuxやKubernetesなどを学べるサービスです。
環境を作らず、シナリオに沿ってコマンドを実行できます。

クラウドネイティブ分野を実践しやすい¶
Killercodaでは、Linux、Ubuntu、Kubernetesを中心に、さまざまな実践シナリオが公開されています。
KubernetesやHelmを試したい方に向き、環境も作り直せます。
ただし、英語で書かれた教材が多く、シナリオの品質や難易度は作成者によって異なります。
Linuxやネットワークの基礎を学んだ後に、Kubernetesやクラウドネイティブ分野へ進む中級者向けの教材として使うとよいでしょう。
インフラの勉強サイトを選ぶポイント¶
ここまで5つのサイトを紹介しました。
迷ったときは、目的、演習環境、カリキュラム、費用を比較しましょう。
学びたい分野がそろっているか¶
インフラエンジニアを目指すなら、Linuxだけでなく、ネットワークやクラウドも学ぶ必要があります。
最初は一つの分野から始めても問題ありませんが、その後に関連分野へ進めるかを確認します。
Linuxからサーバー、ネットワーク、AWSへ進める教材なら、知識がつながります。
実際に操作できる環境があるか¶
インフラ学習では、動画や文章だけでなく、コマンドや設定を試す時間が必要です。
演習環境が付いていない場合は、WSL、VirtualBox、Docker、クラウドなどを自分で用意します。環境構築も学習になりますが、完全な初心者は準備だけで疲れてしまうことがあります。
まずブラウザ上のシミュレーターで操作へ慣れ、その後に実機やクラウドへ進む方法もあります。
学習する順番が示されているか¶
講座数が多くても、どの順番で受けるか分からなければ迷います。
初心者向けのロードマップやモデルコースがあるかを確認しましょう。Linux、ネットワーク、サーバー、AWSの順番が見えると、次に学ぶ内容を決めやすくなります。
無理なく続けられる費用か¶
買い切り型、月額型、無料教材には、それぞれ良さがあります。
買い切り型は一つのテーマ、月額型は複数分野を学びやすい傾向があります。
価格だけでなく、自分が1か月に学習できる時間も考えて選びましょう。
法人研修でインフラ学習サイトを選ぶポイント¶
企業が新人や若手エンジニアの研修で利用する場合は、受講者向けの教材以外も確認します。
特に重要なのは、実践演習と進捗管理です。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 学習範囲 | Linux・ネットワーク・AWSを学べるか |
| 実践演習 | コマンドや構築をブラウザで試せるか |
| 学習順 | 未経験者向けのロードマップがあるか |
| 進捗管理 | 進捗率、最終学習日を確認できるか |
| 理解度 | 練習問題の正答率を確認できるか |
| 導入人数 | 少人数から契約できるか |
| 契約期間 | 短期間の研修でも利用できるか |
| 運用負担 | アカウントや演習環境を準備する必要があるか |
動画を視聴しただけでは、Linuxコマンドやネットワーク設定が身についたか判断しにくいものです。
受講者がシミュレーターで操作し、管理者が進捗と理解度を確認できるサービスなら、研修の状況を把握しやすくなります。
InfraAcademyの法人プラン¶
InfraAcademyには、未経験者や若手インフラエンジニアの育成に使える法人プランがあります。
教材、Linuxターミナル、ネットワーク・AWSシミュレーター、練習問題、進捗管理をWeb上で利用できます。
管理者は進捗率、完了レッスン、最終学習日、正答率を確認できます。
料金は、法人プラン利用料が月額19,800円、学習ライセンスが1IDあたり月額2,200円です。最低5IDから利用でき、5IDでは月額30,800円となります。いずれも税別です。
最低契約期間は1か月で、新人研修や配属前研修などに利用できます。
エンジニア歴10年の経験から伝えたいこと¶
私もエンジニアとして10年ほど仕事をしてきましたが、インフラの勉強は、知識を読むだけではなかなか定着しません。
コマンドを入力し、設定を変更し、エラーが出たら原因を調べる。その経験が、実際の運用や障害対応で役立ちます。
すべてのコマンドを暗記する必要もありません。
目的に合うコマンドを調べ、影響と結果を確認することが大切です。教材も、自分で試せるかを重視してください。
まとめ¶
インフラエンジニア向けの勉強サイトとして、InfraAcademy、Udemy、Schoo、AWS Skill Builder、Killercodaを紹介しました。
初心者がLinux、ネットワーク、サーバー、AWSを順番に学ぶなら、体系的な教材と演習環境があるサービスがおすすめです。
動画で全体像を理解したい場合はUdemyやSchoo、AWSを公式教材で学びたい場合はAWS Skill Builder、Kubernetesを実践したい場合はKillercodaが選択肢になります。
InfraAcademyでは、インフラ分野を基礎から学び、独自シミュレーターで実際に操作できます。個人学習だけでなく、進捗管理が必要な法人研修にも対応しています。
まずは、自分がインフラエンジニアとして何をできるようになりたいのかを決めましょう。
そのうえで、教材を読む、動画を見る、シミュレーターで構築する、練習問題で確認するという流れを作ると、知識が少しずつ実務につながっていきます。