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インフラ研修の費用相場は?集合研修・eラーニングを比較

| #Linux #研修

未経験者や若手社員向けにインフラ研修を導入したい。

そう考えたとき、最初に気になるのが費用ではないでしょうか?

集合研修は1人数万円、eラーニングは月額1,000円台からあります。金額だけなら、eラーニングが圧倒的に安く感じますよね。

ただし、単純に受講料だけを比較すると、研修選びを間違えることがあります。

講師、研修期間、演習環境、人数、社内担当者の負担によって、会社が負担する金額は変わるからです。

先に目安をお伝えします。

インフラの集合研修は1人あたり1日3万〜10万円程度、複数日にわたる研修では10万〜30万円以上になることがあります。法人向けeラーニングは、1IDあたり月額1,500〜6,000円程度が一つの目安です。

この記事では、2026年7月時点の公開料金を参考に、集合研修、eラーニング、社内研修を比較します。

インフラ研修の費用相場を一覧で確認しよう

まずは、研修形式ごとの大まかな費用を確認します。

インフラ研修には、講師と決められた日時に学ぶ集合研修、Web上で自分のペースで学ぶeラーニング、社内のエンジニアが教える社内研修などがあります。

研修形式 費用の目安 契約単位 向いている企業
公開型の集合研修 1人1日3万〜10万円程度 1人・1講座ごと 少人数を短期間で学ばせたい
複数日の集合研修 1人10万〜30万円以上 1人・コースごと 新人を集中的に育成したい
講師派遣型研修 1日10万〜50万円以上 1クラスごと 同じ内容を複数人へ教えたい
動画中心のeラーニング 1ID月額1,500〜3,000円程度 ID・月または年 幅広い知識を低価格で学ばせたい
実践演習付きeラーニング 1ID月額3,000〜10,000円程度 ID・月または年 操作や構築まで練習させたい
社内研修 教材費は小さいが人件費が発生 社内工数 教えられる社員と時間がある

eラーニングは安く見えますが、提供内容が異なります。

集合研修では講師へ質問できますが、eラーニングでは社内の進捗確認や声かけが必要になる場合があります。何を会社側で用意するのかまで確認しましょう。

集合研修の費用相場

集合研修は、決められた日時に講師から直接学ぶ形式です。

公開講座へ参加する方法と、講師を自社へ呼ぶ方法があります。

公開型研修は1人ごとに料金が発生する

公開型研修は、1人ずつ申し込む方法が一般的です。

IT基礎やLinux入門のような短い講座であれば、1日あたり数万円から受講できます。AWSやネットワーク設計など、専門性が高い研修では1日で7万〜10万円前後になることもあります。

例えば、トレノケートが公開しているAWS Cloud Practitioner Essentialsは、1日で77,000円です。

5人が受講すると、受講料だけで次の金額になります。

77,000円 × 5人 = 385,000円

対面開催では交通費や宿泊費も発生します。

オンラインでも研修中は通常業務から外れるため、その時間の人件費は必要です。

複数日の新人研修は総額が大きくなる

インフラ新人研修では、Linuxだけを1日学んで終わるわけではありません。

IT基礎、ネットワーク、Linux、サーバー構築、AWSなどを順番に学ぶと、研修期間は数日から数週間になります。

仮に1人あたり15万円の研修へ10人参加すると、受講料は150万円です。

150,000円 × 10人 = 1,500,000円

短期間で共通知識をそろえやすい一方、人数が増えるほど費用も増えます。

中途採用者が1人ずつ入社する企業では、開催日と入社日を合わせにくいこともあります。

講師派遣型は人数が多いと割安になる

講師派遣型は、1クラス単位で見積もられることがあります。

仮に1日30万円を20人で受講すれば、1人あたりは15,000円です。ただし、会場、パソコン、演習環境、交通費などが別料金になっていないか確認してください。

eラーニングの費用相場

eラーニングは、パソコンやスマートフォンから教材を利用する研修形式です。

法人向けサービスでは、受講者1人につき1IDを契約し、月額または年額で料金を支払う形が多くなっています。

動画・基礎学習型は月額1,500〜3,000円程度

公開価格のある法人向けサービスを見ると、基礎学習を中心としたeラーニングは、1IDあたり月額1,500〜3,000円程度が一つの目安です。

2026年7月時点の公開料金を比較すると、以下のようになります。

サービス 公開料金 主な条件
Progate for Business Basic 1ID月額1,990円・税込 プログラミング初学者向け
ドットインストール法人版 1ID月額2,680円・税別 1か月単位
Schoo for Business 1ID月額1,650円・税別 20IDから、初期費用110,000円
iマナミン 1ID月額3,300円・税込+管理費 10IDから、最低6か月
InfraAcademy法人プラン 1ID月額2,200円・税別+法人利用料 5IDから、1か月単位

同じeラーニングでも、料金の条件はかなり違います。

単価が安くても最低20IDからでは、小規模な会社には導入しにくいでしょう。初期費用、管理費、最低ID数、契約期間まで確認します。

実践演習があるサービスは単価が高くなる

eラーニングというと、動画を見るだけのサービスを想像するかもしれません。

しかし、IT研修では、ブラウザ上でコマンドを実行したり、開発課題に取り組んだりできるサービスもあります。

Progate for Businessでは、上位プランとしてAdvancedが1ID月額5,990円、Professionalが月額9,800円で提供されています。

AWS Skill BuilderのTeam subscriptionは、1席あたり年額449ドルで、最低5席です。月額換算では1席あたり約37ドルですが、支払いは年間契約です。

単価が高いサービスには、ラボ、課題、管理機能などが含まれます。

知識を読むだけなのか、実際に操作して結果を確認できるのかを比較してください。

社内研修は本当に安いのか

社内のエンジニアが新人へ教えれば、外部研修費はかかりません。

そのため、社内研修が一番安いように見えます。

しかし、社内研修には見えにくい費用があります。

教える社員の人件費が発生する

例えば、月給40万円のエンジニアが、教材作成と研修対応に月40時間を使ったとします。

単純計算でも、約10万円分の時間を研修へ使っていることになります。

400,000円 ÷ 160時間 × 40時間 = 100,000円

実際には会社負担分もあるため、人件費はこれより大きくなります。

教材更新や質問対応も必要で、先輩が本来の構築業務に集中できない時間もコストです。

教える人によって内容が変わりやすい

社内研修は、担当者の得意分野によって内容が変わります。

Linuxは詳しい一方で、ネットワークやAWSは説明だけで終わるなど、研修品質に差が出ることがあります。

社内研修が悪いわけではありません。

ただし、外部教材やeラーニングを土台にして、社内では自社のルールや案件固有の内容を教える方が、担当者の負担を抑えやすくなります。

費用を比較するときは総額で考えよう

研修サービスでは、受講料ではなく、会社が負担する総額を比較します。

研修費用の考え方

研修の総費用は、次のように考えられます。

研修の総費用
= 受講料
+ 初期費用・管理費
+ 演習環境の費用
+ 受講者の人件費
+ 教育担当者の人件費
+ 交通費・宿泊費

eラーニングは受講料が安くても、社員がまったく学習しなければ費用対効果は低くなります。

反対に、集合研修の受講料が高くても、短期間で必要なスキルを身につけ、早く案件へ配属できるなら、会社にとって価値があるかもしれません。

5人を3か月研修する場合の比較例

分かりやすくするために、未経験者5人を3か月育成するケースを考えます。

項目 集合研修の例 eラーニングの例
受講料 1人15万円 × 5人=75万円 月額30,800円 × 3か月=92,400円
交通・会場 発生する場合あり 基本的に不要
演習環境 研修内容による サービスに含まれる場合あり
社内担当者 事前調整・受講後フォロー 進捗確認・質問対応
学ぶ時間 決められた日時 各自で調整
質問 講師へ質問しやすい サービスや社内体制による

eラーニングの例には、InfraAcademy法人プランの最低5IDを使っています。

利用料の差は大きいですが、同じ研修効果が得られるとは限りません。受講者が自分で進められるか、社内で質問を受けられるかまで考えましょう。

集合研修とeラーニングはどちらがよい?

採用人数、研修期間、社内の教育体制によって選び方は変わります。

集合研修が向いている会社

短期間で研修を終えたい場合は、集合研修が向いています。

講師が進行するため、受講者が学習を後回しにしにくく、その場で質問できます。

新卒を毎年まとめて採用し、全員の開始日が同じ会社とも相性がよいでしょう。

一方で、中途採用者が1人ずつ入社する会社では、開催日と入社日が合わないことがあります。

eラーニングが向いている会社

入社時期がばらばらな会社や、複数拠点に社員がいる会社には、eラーニングが向いています。

受講者ごとに必要な講座を選び、自分のペースで繰り返し学べるからです。

特にSES企業では、配属予定の案件によって必要なスキルが異なります。

Linux運用案件へ入る人には、コマンド、権限、プロセス、ログ調査を重点的に学ばせる。AWS案件へ入る人には、ネットワーク基礎からVPC、EC2、S3、IAMへ進んでもらう。

受講者ごとに内容を変えたい場合は、eラーニングが使いやすいでしょう。

【関連記事】インフラエンジニアになるための学習ロードマップ

両方を組み合わせる方法もある

私は、集合研修とeラーニングを対立させる必要はないと考えています。

最初の数日だけ集合研修で基本を教え、その後はeラーニングで反復する方法もあります。

eラーニングで基礎を学び、最後に社内の構成や障害対応を集合形式で演習する方法もあります。

費用を抑えながら、実務的なフィードバックを残せます。

インフラ研修では実践環境を確認しよう

インフラ研修では、知識を覚えるだけでなく、実際に操作することが大切です。

Linuxのsystemctlを知っていても、サービスが停止したときに何を確認すればよいか分からなければ、現場では困ります。

例えば、Webサーバーの状態を確認する場合は、次のような流れで操作します。

systemctl status nginx
ss -lntp
tail -n 50 /var/log/nginx/error.log

サービスが起動しているか、必要なポートで待ち受けているか、ログにエラーがないかを順番に確認しています。

この操作は、動画を見ただけでは身につきにくいものです。

自分でコマンドを入力し、成功した結果だけでなく、間違えたときのエラーも経験することで理解が深まります。

AWS研修でも同じです。

VPCやEC2を覚えるだけでなく、自分で構成を作り、通信できないときに設定を見直す経験が必要です。

AWSを学ぶ順番については、クラウドの基礎から構築まで学ぶAWS学習ロードマップでも詳しく解説しています。

エンジニア歴10年で感じた研修費用より大切なこと

私はエンジニアとして10年以上、インフラ運用、サーバー構築、Webシステムの開発に関わってきました。

現場で新人教育を見て感じるのは、高い研修を受けたからといって、すぐに自分で操作できるようになるとは限らないことです。

講義中は理解できたつもりでも、数週間後にターミナルを開くと、何から確認すればよいか分からなくなることがあります。

反対に、最初は知識が少なくても、毎日少しずつコマンドを入力し、エラーを調べた人は着実に伸びます。

学んだ内容を何度も試せる環境と、つまずいた場所を確認できる仕組みが必要です。

また、教育担当者の負担も見逃せません。

研修サービスを導入しても、誰も進捗を見なければ学習は止まりやすくなります。

最終学習日や練習問題の正答率を確認できる管理機能も、法人研修では重要です。

インフラ研修サービスを選ぶときの確認項目

最後に、見積もりや料金表を見るときの確認項目を整理します。

契約後に困らないため、次を確認します。

確認項目 確認する内容
対象レベル IT未経験者から学べるか
学習分野 Linux、ネットワーク、AWSを学べるか
演習環境 コマンドや構築を実際に試せるか
質問対応 講師、サポート、社内の誰が対応するか
管理機能 進捗、正答率、最終学習日を確認できるか
初期費用 導入時だけ発生する費用があるか
最低ID数 必要人数より多く契約する必要がないか
契約期間 月単位か、半年・年間契約か
ID変更 退職や配属時に利用者を変更できるか
解約条件 いつまでに手続きする必要があるか

特に確認したいのは、受講者が何をできるようになるのかです。

講座数が多いだけでは、研修の目的を達成できるとは限りません。

Linux運用へ配属するなら、ログ、サービス、権限、プロセスまで扱うか。AWS運用へ配属するなら、VPCやEC2だけでなく、IAMや監視まで学べるか。

自社の配属先や育成目標から逆算して選びましょう。

InfraAcademy法人プランなら5IDから始められる

InfraAcademy法人プランは、Linux、ネットワーク、AWS、サーバー構築などを、教材とブラウザ上のシミュレーターで学べる法人向けeラーニングです。

法人プラン利用料は月額19,800円、1ID月額2,200円です。最低5IDで月額30,800円から利用できます。料金は税別です。

教材を読みながら実際に操作できる

InfraAcademyでは、文章や図解を読むだけでなく、Linuxターミナル、ネットワークシミュレーター、AWS学習シミュレーターを操作できます。

環境を準備する必要がないため、受講者ごとに仮想マシンやAWSアカウントを用意する負担を減らせます。

AWS学習シミュレーターはInfraAcademy独自の学習環境であり、実際のAWSアカウントを提供するものではありません。

管理者が進捗と理解度を確認できる

法人管理画面では、受講者の講座進捗、練習問題の正答率、最終学習日などを確認できます。

契約中は全講座を利用でき、Linux運用、ネットワーク、AWS案件への配属準備にも使えます。

1か月単位で、営業担当者との打ち合わせを行わずWebから申し込めます。

詳しい料金、講座、管理画面デモは、InfraAcademy法人プランをご確認ください。

インフラ研修の費用相場まとめ

インフラ研修の費用は、研修形式によって大きく異なります。

集合研修は1人1日3万〜10万円程度、複数日の研修では10万〜30万円以上になることがあります。

eラーニングは1ID月額1,500〜6,000円程度で、実践演習付きでは月額1万円前後になる場合もあります。

集合研修なら講師への質問や短期間での集中学習、eラーニングなら繰り返し学習や入社時期に合わせた運用という強みがあります。

そして、受講料以外にも、初期費用、演習環境、教育担当者の人件費、進捗管理の負担が発生します。

自社に合う研修を選ぶときは、次の順番で考えてみてください。

  1. 誰を育成するのか
  2. どの案件や業務へ配属するのか
  3. いつまでに何ができる状態にするのか
  4. 講師による指導が必要か
  5. 社内でどこまでフォローできるか
  6. 受講者が実際に操作できる環境があるか

しかし、使われない安い教材よりも、社員が継続して学び、実際に手を動かせる研修の方が結果的に費用対効果は高くなります。

学習内容、演習環境、管理方法まで比べましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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InfraAcademyでは、ブラウザ上でLinuxやネットワークの実践環境を使いながら学習できます。無料で始められる講座から、学習の流れを試せます。

この記事を書いた人

ryu

InfraAcademy運営 / エンジニア

エンジニア歴10年。Linux、ネットワーク、クラウドを中心に、実務で役立つインフラ技術を初心者にもわかりやすく解説しています。

X: @ryu63614894

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