こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事では、docker-composeをLinuxにインストールする方法を解説します。Linuxでdocker-composeを使ってみたい方必見の内容です。インストールする手順は、curlコマンドでダウンロードして権限を変更するだけです。では、詳しく解説します。
docker-composeをLinuxにインストールする方法
Linuxにdocker-composeをインストールする方法を解説します。手順は以下の通りです。
- curlの準備
- docker-composeのパッケージをダウンロード
- コマンドの権限を変更する
LinuxはUbuntuやdebianを想定しています。docker-composeの概要がまだ理解できていないのために、こちらの記事でdocker-composeについて詳しく解説しています。
・関連記事: docker-composeとは?dockerコマンドとの違いを理解しよう
curlの準備
まずcurlコマンドが使えるように準備します。curlとは、URLを指定してファイルをダウンロードするコマンドです。docker-composeの必要なファイルをcurlを使ってダウンロードします。
curlコマンドはデフォルトでインストールされている場合が多いので確認してみましょう。
which curl
→/usr/bin/curl
curlコマンドのパスが表示されたら、curlコマンドが使える状態です。もしcurlコマンドが無い場合は、下記のコマンドでインストールしましょう。
apt-get update
apt-get install curl
docker-composeのパッケージをダウンロードする
次にdocker-composeのパッケージを取得します。先ほどインストールした、curlコマンドを使用して、docker-composeパッケージをダウンロードします。
curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/1.29.2/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose
これで、docker-composeに必要な情報がダウンロードされます。ダウンロードされたファイルの詳細については、こちらのgithubをご覧ください。
docker/compose: Define and run multi-container applications with Docker (github.com)
コマンドの権限を変更する
docker-composeのパッケージをダウンロードしたら、コマンドを実行してみましょう。
docker-compose --version
→permission deneid
「permission denied」というエラーが発生します。これはコマンドの実行権限が不足しているために発生します。コマンドに実行権限を付与するために、下記コマンドを実行します。
chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
chmodは権限を変更するコマンドです。”x”は実行権限を表しています。chmodについての詳細はこちらの記事をご確認下さい。
・関連記事: 【初心者向け】Linuxのファイル権限について徹底解説
docker-composeコマンドに実行権限が付与できたら、もう一度コマンドを実行してみましょう。
docker-compose --version
→docker-compose version 1.29.0, build 07737305
バージョン情報が出力されたら完了です!今回の記事は、以下の公式ドキュメントを参考にしています。
・参考記事: Install Docker Compose | Docker Documentation
まとめ
今回の記事では、Linuxにdocker-composeをインストールする方法を解説しました。簡単にインストールすることができるので、やってみてください。
また、こちらの記事ではdockcer-composeの環境構築不要で操作することができるので試してみてください。Dockerを学習することもできます。
- 【Docker講座①】Dockerって何?
- 【Docker講座②】Dockerイメージとは?
- 【Docker講座③】DockerファイルからDockerイメージを作成する
- 【Docker講座④】Dockerコマンドの様々な使い方
さらにDockerを勉強したい方はこちらの参考書がオススメです。