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【初心者向け】Squidの設定方法解説【プロキシサーバーを構築する!】

こんにちは、インフラエンジニアのryuです。

今回は、初心者のためのSquid設定方法を解説します。Squidとは、プロキシサーバーを構築するためのパッケージです。LinuxサーバーにSquidをインストールして、プロキシサーバーを設定しましょう。今回は、プロキシの動作確認までを解説します。

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【初心者向け】Squidの設定方法解説

Squidの設定方法が分からない・・・

今回の記事は、初心者のためにSquidの設定方法を解説します。

Squidとは、プロキシサーバーを構築するためのパッケージでLinuxにインストールします。

プロキシサーバーの動作や仕組みがよく分からない方は、こちらの記事をご覧ください。

squidを構築する手順は以下の通りです。

  1. 環境構築
  2. Squidのインストール
  3. ACLの編集
  4. Squid再起動
  5. 動作確認

これらの手順について1から解説します。

では、実際に設定してみましょう!

手順①.Squidをインストールするための環境構築

Squidを構築するための環境の準備をしましょう。

まずはLinuxサーバーを起動してください。

Linuxサーバーはなんでも良いですが、私はDebianを使用します。

virtualboxやWLSで簡単に構築しましょう。このLinuxからインターネットへアクセスできるようにIPアドレスなどを設定します。

Linuxのインストールがまだの方は、こちらの記事でインストール方法を解説しております。

【初心者向け】linuxを簡単にインストールする方法とは?【WSLで最速で構築】 こんにちは、インフラエンジニアのryuです。 今回は、初心者向けにlinuxを簡単にインストールする方法を解説します。windo...

次にPCを準備します。Windowsなどなんでも良いのですが、Webブラウザがあり、Webページが見れるものを準備しましょう。現在使用しているPCで問題ありません。

今回準備した構成図は下記のようになります。

プロキシサーバー設定環境

自分の使用しているPCからプロキシサーバーにアクセスし、プロキシサーバーがWebサーバーにアクセスする流れになります。

手順②.Squidインストール

環境の準備が完了したら、Linuxにパッケージのインストールを行います。

インストールは以下のコマンド入力します。

apt-get install squid

コマンドを入力すると、Squidのパッケージがインストールされます。

squidインストール

インストールが完了したら、squidの設定を行います。

Squidの設定ファイルを編集する

先ほどまで、squidサーバーが動作する環境を構築しました。ここからはsquidの設定ファイルを編集します。

手順③.設定ファイルのACLを編集する

次に設定ファイルの編集を行います。

Squidはインストールされた状態では、ほとんどのPCからのアクセスを拒否しています。おそらく、今の環境では、Squidにアクセスできません。

なぜ、アクセスできないかというと、ACL(アクセス制御リスト)の設定がされているからです。ACLでは、アクセスの制御を行い、この通信は許可する、この通信は拒否するといった、制限を行っています

この制限のせいで、Squidへの通信ができません。今回は、すべての通信を許可する設定を行います。(通常のサーバー構築では、セキュリティ上通信する相手のみ許可します)

まず、設定ファイル開きます。

vi /etc/squid/squid.conf

そして、設定ファイルの一番下に以下の設定値を追加します。

http_access allow all

“http_access allow all”と設定することで、全ての通信を許可することができます。

http_accessの詳しい設定方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

Squidでアクセス制限を設定する方法解説【http_accessを使ってアクセス制限をしてみよう】

手順④.Squid再起動

設定ファイルを編集したら、Squidを再起動しましょう。以下のコマンドを入力します。

/etc/init.d/squid restart

特にエラーが表示されなければ、成功です。

これで、サーバー側の設定が完了です。

手順⑤.ノートPCのWebブラウザの設定

次にノートPCのWebブラウザにて、プロキシの設定を行います。

各ブラウザ毎に設定方法が違います。今回はInternetExplorerの設定方法を解説します。

まず、画面右上の設定をクリックし、「インターネットオプション」を選択します。

そして「接続」タブの「LAN設定」をクリックします。

LAN設定の「プロキシサーバー」の設定を以下の図のように行います。IPアドレスはSquidサーバーのIPアドレスで、ポートは「3128」です。※WSLを使用しているため、IPアドレスが127.0.0.1

Webブラウザでプロキシを使う設定

これで、Webサイトに接続できるか確認しましょう。

Squidの動作の確認

次にSquidが動作しているか確認しましょう。

Squidのログを確認する

Squidサーバーのログを確認すると、どのPCがどこのサイトにアクセスしているか分かります。

確認するためには、以下のコマンドを入力しましょう。

tail -f /var/log/squid/access.log

すると、”1580731084.805 2199 127.0.0.1 TCP_TUNNEL/200 6734 CONNECT b4.yahoo.co.jp:443 – HIER_DIRECT/-”のようなログが表示されます。

ログが表示されたら、squidサーバー経由でWebサーバーにアクセスしていることが分かります。

以上で、Squidの設定方法の解説を終了します。

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【初心者向け】Squidの設定方法解説まとめ

今回は、初心者のためのSquid設定方法を解説しました。設定手順は以下の通りでした。

  1. 環境構築
  2. Squidのインストール
  3. ACLの編集
  4. Squid再起動
  5. 動作確認

今回は、動作のみの簡単な設定になってしまいましたが、Squidサーバーには、様々な機能があります。興味のある方は調べて、実装してみましょう。

このようなITに関連する内容を当ブログでは、発信しているので興味のある方は、是非ご覧ください。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの参考書をご覧ください。

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ryu@InfraAcademyというインフラ学習サービス運営
大手企業→上場ベンチャー→スタートアップでエンジニアをしていました。 インフラエンジニア歴10年以上。 Linuxやネットワークの学習ができるサービスInfraAcademyを運営中。
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