こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事では、ブラウザで動作するLinux環境(Linuxシミュレーター、エミュレータ)を5つご紹介します。Linuxを勉強するのに、仮想環境を一から構築するのは面倒です。そこでブラウザで動作するLinuxを使いましょう。ブラウザで動作するLinuxにはさまざまなものがあります。さまざまなLinuxシュミレーターの特徴や操作感、メリット、デメリットなどを詳しく解説します。
目次
ブラウザで動作するLinux環境を5つご紹介!
今回はブラウザで動作するLinux環境を5つご紹介します。
今回ご紹介するのは、こちらのサイトです。
- InfraAcademy
- Copy.sh
- JSLinux
- WebVM
- JS/UNIX Terminal
さらに詳しく解説します。
InfraAcademy
まず初めにご紹介するのは、インフラ学習サービスのInfraAcademyです。
Linuxがサクサク動作する
InfraAcademyとは、Linuxやネットワークの学習ツールです。
InfraAcademyでは学習用にLinuxの動作環境が用意されています。
ブラウザでLinuxを動かせるのですが、サクサク動くことが特徴です。以下は操作しているときの様子です。
こちらのLinux環境は、パッケージのインストールや、Dockerの動作なども可能です。他のシュミレーターよりも自由度が高いことが特徴です。
複数のLinuxを同時に立ち上げることも可能
また、複数のLinuxを同時に立ち上げることも可能です。
2台のLinuxでの連携など、さまざまな構成を試すことができます!
このシュミレーターを使用するには、InfraAcademyに会員登録して、Linux入門講座を受講すると、シュミレーターのリンクが表示されます。
InfraAcademyは一部の講座は無料です。またシュミレーターも無料で使うことができます。
関連:Linuxのコマンド練習用サイトのInfraAcademyを作成しました。【Linuxのコマンドをブラウザで練習しよう】
Copy.sh
続いてご紹介するのは、Copy.shです。
Copy.shはブラウザでLinuxを動作させるシュミレーターです。
Linuxの起動が早い
Copy.shの特徴としては、Linuxの起動が早いことです。
他のシュミレーターと比べて10秒から30秒以内でLinuxを起動させることができます。
また、会員登録なども必要ないため簡単に始めることが可能です。
USキーボードと少し使いづらい印象
Copy.shのデメリットとしては、USキーボードのため記号が入力しづらいところです。
例えば、:を入力する場合、[shift]キーと;キーを押す必要があります。
普段のLinuxの操作感と違うので、使用する際は注意が必要です。
JSLinux
続いてご紹介するのは、JSLinuxです。
操作感は普通のLinuxと同じ
JSLinuxは、Copy.shとは違い、日本語キーボードとして操作ができます。Copy.shが使いづらい方は、JSLinuxを使用するのが良いでしょう。
Linuxの起動に時間がかかる
デメリットとしては、Linuxの起動に時間がかかることです。
Linuxの起動には30秒~3分くらいかかります。
WebVM
続いてご紹介するのは、WebVMです。
WebVMは、Webブラウザ上でx86バイナリをそのまま実行できるWebAsesmbly製の仮想マシンです。
x86仮想マシンの上でLinux OSのDebianがバイナリが変更なしにそのまま稼働し、さまざまなコマンドも実行可能になっています。
しかし、現状では動作が重いことがデメリットです。Debianをそのまま動作できる反面、操作感としては、まだまだ改良の余地があると思っています。
JS/UNIX Terminal
最後にご紹介するのは、JS/UNIX Terminalです。
こちらはJavascriptで書かれたターミナルです。Linuxのコマンドが入力することができます。
ただ、一部のコマンドのみしか使えないので、練習には使えないかもしれません。
まとめ
今回はブラウザで動作するLinuxのシュミレーターについてご紹介しました。今回ご紹介したのは、以下のサイトです。
- InfraAcademy
- Copy.sh
- JSLinux
- WebVM
- JS/UNIX Terminal
これからLinuxの練習をする方はぜひ参考にしてください!