InfraAcademy

InfraAcademy Blog

Apacheのバージョン確認をする方法【コマンドとブラウザからバージョンを確認する】

| #Linux #apache
Linuxをブラウザで試してみる

Linux・ネットワーク・AWSを、環境構築なしで実践学習できます

こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。

Apacheのバージョンを確認したいけれど、どのコマンドを使えばよいのか分からない。

そんなことはありませんか?

Apacheは、UbuntuやDebianではapache2、RHELやCentOS系ではhttpdという名前でインストールされることが多いです。

そのため、使っているLinuxによって確認コマンドが異なります。

この記事では、Apacheのバージョンを確認する方法を、初心者向けに解説します。

Apacheのバージョンを確認するコマンド

先に結論からお伝えします。

Ubuntu・Debian系では、以下のコマンドを実行します。

apache2 -v

または、次のコマンドでも確認できます。

apache2ctl -v

RHEL・Rocky Linux・AlmaLinux・CentOS系では、以下のコマンドを使います。

httpd -v

実行すると、次のようにApacheのバージョンが表示されます。

Server version: Apache/2.4.58 (Ubuntu)
Server built:   2025-...

この例では、Apacheのバージョンは2.4.58です。 コマンドを覚えるときは、すべての環境で同じではないことに注意してください。

Linux 主なコマンド
Ubuntu・Debian apache2 -vapache2ctl -v
RHEL・Rocky Linux・AlmaLinux httpd -vapachectl -v
コマンドが分からない場合 パッケージ情報から確認する

Apacheをまだインストールしていない方は、LinuxにApacheをインストールする方法も参考にしてください。

apache2やhttpdが見つからない場合

コマンドを実行して、次のようなエラーが表示されることがあります。

command not found

この場合は、Apacheがインストールされていないとは限りません。

実行ファイルにパスが通っていない、またはOSに合わないコマンドを使っている可能性があります。

まずは、コマンドの場所を確認してみましょう。

which apache2
which httpd

どちらも表示されない場合は、パッケージがインストールされているか確認します。

パッケージからApacheのバージョンを確認する

Apacheの実行コマンドが分からない場合は、パッケージ管理コマンドから確認できます。

Ubuntu・Debianの場合

UbuntuやDebianでは、以下のコマンドを実行します。

dpkg -l | grep apache2

または、インストール済みのApacheパッケージだけを確認します。

apt list --installed apache2

複数のApache関連パッケージが表示されることがあります。

apache2の行に表示されている数字が、インストールされているパッケージのバージョンです。

RHEL・Rocky Linux・AlmaLinuxの場合

RHEL系では、RPMパッケージから確認できます。

rpm -q httpd

詳しい情報を確認したい場合は、以下のコマンドを実行します。

dnf info --installed httpd

古いCentOSなど、dnfではなくyumを使う環境では次のように確認します。

yum info installed httpd

Apache本体だけでなく、関連モジュールのバージョンも調べたい場合は、パッケージ一覧から確認する方法が便利です。

稼働中のApacheとパッケージの違いに注意する

パッケージを更新した直後は、インストール済みのバージョンと、現在動いているApacheが一致しないことがあります。

新しいパッケージをインストールしても、Apacheを再起動していなければ、古いプロセスが動き続ける場合があるからです。

まず、Apacheが起動しているか確認します。

Ubuntu・Debian系では、以下のコマンドを使います。

systemctl status apache2

RHEL系では、以下の通りです。

systemctl status httpd

パッケージ更新後は、設定ファイルに問題がないことを確認してから再起動します。

Ubuntu・Debian系では、次のコマンドを実行します。

sudo apache2ctl configtest
sudo systemctl restart apache2

RHEL系では、以下の通りです。

sudo httpd -t
sudo systemctl restart httpd

Syntax OKと表示されれば、Apacheの設定ファイルに大きな文法エラーはありません。

ブラウザやcurlから確認する方法

Apacheへ外部からアクセスすると、HTTPレスポンスヘッダーやエラーページにサーバー情報が表示されることがあります。

ブラウザで存在しないURLへアクセスすると、次のようなエラーページが表示される場合があります。

http://example.com/not-found-page

ブラウザからApacheのバージョン確認

ただし、現在のサーバーではApacheのバージョンを非表示にしていることも多いです。

また、CDNやロードバランサー、リバースプロキシを使っている場合は、Apacheとは別のサーバー情報が返されることがあります。

curlを使う場合は、以下のようにHTTPレスポンスヘッダーを確認します。

curl -I https://example.com/

実行結果に、次のようなServerヘッダーが含まれることがあります。

Server: Apache/2.4.58

しかし、外部から見える情報だけでは、実際に動いているApacheの正確なバージョンを確認できないことがあります。

自分で管理しているサーバーなら、apache2 -vhttpd -vを使う方法が確実です。

Apacheのバージョン番号の見方

Apacheのバージョンは、次のように表示されます。

Apache/2.4.58

最初の2は大きな世代、4は2系の中のリリース系列、最後の58はその系列で公開された更新版を表します。

基本的には、最後の数字が異なる場合も別のリリースです。

ただし、Linuxディストリビューションでは、同じバージョン番号を基本にしながら、セキュリティ修正だけを追加することがあります。

そのため、数字がApache公式の最新リリースより小さいからといって、必ずしも脆弱な状態とは限りません。

UbuntuやRHELが公開しているセキュリティ情報と、利用中のパッケージが更新されているかを確認することが大切です。

Apacheのバージョンを外部へ表示しない設定

Apacheのバージョン情報を、HTTPレスポンスヘッダーやエラーページへ詳しく表示したくない場合があります。

その場合は、Apacheの設定ファイルに次の内容を設定します。

ServerTokens Prod
ServerSignature Off

ServerTokens Prodを設定すると、HTTPレスポンスヘッダーに詳しいバージョンやOS情報を表示しにくくなります。

ServerSignature Offは、Apacheが作成するエラーページなどのフッター表示を無効にします。

設定後は、構文を確認してApacheを再読み込みします。

Ubuntu・Debian系では、以下のように実行します。

sudo apache2ctl configtest
sudo systemctl reload apache2

RHEL系では、以下の通りです。

sudo httpd -t
sudo systemctl reload httpd

ただし、バージョンを非表示にしただけで、Apacheの脆弱性が直るわけではありません。

バージョン情報を隠すことより、セキュリティアップデートを適用することの方が重要です。

Apacheのバージョン確認方法まとめ

今回は、Apacheのバージョンを確認する方法を解説しました。

UbuntuやDebianでは、次のコマンドを使います。

apache2 -v

RHEL、Rocky Linux、AlmaLinuxなどでは、以下のコマンドを使います。

httpd -v

コマンドが見つからない場合は、dpkgaptrpmdnfなどからインストール済みパッケージを確認してください。

ブラウザやcurlからもサーバー情報を確認できる場合はありますが、バージョンが非表示になっていたり、別のサーバー情報が返されたりします。

自分で管理しているLinuxサーバーなら、サーバーへログインしてコマンドから確認する方法が確実です。

私もトラブル調査をするときは、設定を変更する前に、OS、パッケージ、実行中のサービスの状態を確認します。

現在の状態を把握せずに作業を進めると、調査が複雑になってしまうからです。

Apacheを実際に構築しながら学びたい方へ

Apacheのバージョン確認は、Linuxサーバーを管理するときの基本操作です。

ただ、コマンドだけを覚えるのではなく、インストール、設定ファイル、サービスの起動、ログの確認まで一度経験すると理解しやすくなります。

Linuxの基本操作から学びたい方は、Linux中級講座を確認してみてください。

Apacheを使ってWebサーバーを作りたい方は、サーバー構築講座がおすすめです。

Next Action

記事で読んだ内容を、講座で実装してみましょう

InfraAcademyでは、ブラウザ上でLinuxやネットワークの実践環境を使いながら学習できます。無料で始められる講座から、学習の流れを試せます。

この記事を書いた人

ryu

InfraAcademy運営 / エンジニア

エンジニア歴10年。Linux、ネットワーク、クラウドを中心に、実務で役立つインフラ技術を初心者にもわかりやすく解説しています。

X: @ryu63614894

Related

関連記事

ブログ一覧へ

Roadmap

まずはこの4講座から

ログインすれば無料で始められる講座です。気になったテーマから手を動かして学べます。

講座一覧を見る