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AWS認定、11月から3つの試験が切り替わります。SAP-C03・DVA-C03の開始とANS-C01の終了、CLF-C02の受験者に関係はある?

著者: ryu | #aws #資格 #AWS認定
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こんにちは、インフラエンジニアのryuです。

AWS認定の試験が、この秋から年末にかけていくつか切り替わります。

AWSのトレーニングと認定のブログで、2026年9月の更新として、ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルとデベロッパー – アソシエイトの新バージョン、それにAdvanced Networking – Specialtyの終了が案内されました。

どれも上位の資格なので、これからAWSの勉強を始める人には関係なさそうに見えます。ただ、旧バージョンの最終受験日はもう1〜2か月先に迫っていて、勉強中の人は「今の試験で受けるか、新しい試験を待つか」を決めなければいけません。

この記事では、変わる試験と日付を整理したうえで、受験を考えている人がどう動けばよいか、CLF-C02(クラウドプラクティショナー)をこれから受ける人に影響があるのかを説明します。

2026年秋に切り替わるAWS認定の試験とは?

まずは、今回発表された変更を一覧にしておきます。日付はAWSの公式ページとブログで案内されているものです。

試験 変更の内容 旧バージョンの最終受験日 新バージョンの開始
ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル SAP-C02 → SAP-C03 2026年11月16日 2026年11月17日
デベロッパー – アソシエイト DVA-C02 → DVA-C03 2026年11月30日 2026年12月1日
Advanced Networking – Specialty ANS-C01 の終了 2026年12月31日 後継の試験はなし

SAP-C03とDVA-C03は、どちらも2026年10月27日から予約の受け付けが始まります。

このほか、機械学習エンジニア – アソシエイトもMLA-C02への更新が発表されています。こちらはAIの分野に寄った試験なので、この記事では細かくは扱いません。

AWS認定の試験コードは、末尾の数字がバージョンを表します。SAP-C02の次がSAP-C03、DVA-C02の次がDVA-C03です。

新しい試験の出題範囲は、予約開始と同時に公開される

注意しておきたいのは、新バージョンの試験ガイドが、まだすべては公開されていないことです。

AWSの案内では、詳しい出題範囲(タスクステートメント)が載った試験ガイドは、予約の受け付けが始まる10月27日に公開されるとしています。それまでは、ブログで説明されている大まかな方向性しか分かりません。

この記事でも、10月22日の時点でAWSが公表している内容だけを書いています。新しい試験の細かい範囲は、10月27日以降に公式の試験ガイドで必ず確認してください。

SAP-C03では何が変わるの?

ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルは、AWSの設計力を問う上位の資格です。今回のSAP-C03では、今の実務に合わせて既存のタスクステートメントを見直しつつ、設計の中心となる力はそのまま残すと説明されています。

大きな変化は、生成AIとエージェント型AIの設計が範囲に入ることです。AWSのブログでは、生成AIとエージェント型AIの分野で11個のスキルが新しく加わるとしています。

そこで名前が挙がっているのは、次のような内容です。

新しく加わる内容 どんなものか
Amazon Bedrock との連携 生成AIのモデルをAPIで使うためのAWSのサービス
Bedrock AgentCore を使ったエージェントの構成 AIエージェントを動かすための仕組み
RAG(検索拡張生成) 社内の文書などを検索して、その結果をもとにAIに回答させる構成
Bedrock Guardrails AIの入出力に制限をかけて、不適切な応答を防ぐ仕組み

つまり、これまでのVPCやマルチアカウントの設計、移行の計画などに加えて、AIを組み込んだシステムをどう設計するかも問われるようになります。

SAP-C02のまま受けるか、SAP-C03を待つか

SAP-C02を受けられるのは11月16日までです。今から1か月弱で、勉強の進み具合によっては判断が分かれます。

AWSは、すでに準備ができている人は今の試験で受けてよいと案内しています。また、取得した資格は、どちらのバージョンで合格しても、元の有効期限までそのまま有効です。

判断の目安を、表にまとめておきます。

今の状況 おすすめの動き
模擬試験で合格ラインに届いている 11月16日までにSAP-C02で受ける
勉強は半分くらい。あと1〜2か月はかかりそう 10月27日に公開されるSAP-C03の試験ガイドを見てから、教材を選び直す
これから勉強を始める SAP-C03を前提に、新しい試験ガイドに対応した教材を選ぶ

いちばん避けたいのは、SAP-C02向けの教材で勉強を続けて、気づいたら最終受験日を過ぎていたというパターンです。11月に入る前に、どちらで受けるかを決めておきましょう。

DVA-C03で変わること

デベロッパー – アソシエイトは、AWS上でアプリケーションを開発・デプロイ・運用する人向けの資格です。

DVA-C02の最終受験日は11月30日で、DVA-C03は12月1日から受けられるようになります。SAP-C03と同じく、詳しい試験ガイドは10月27日に公開される予定です。

参考までに、今のDVA-C02の分野と配点は次のとおりです。新しい試験でどこが変わったかを比べるときに使えます。

DVA-C02の分野 配点
AWSのサービスを使った開発 32%
セキュリティ 26%
デプロイ 24%
トラブルシューティングと最適化 18%

試験の形式は、65問(採点される50問と採点されない15問)で、合格ラインは1,000点中720点です。新しい試験の形式も、予約開始のときに公開される試験ガイドで確認してください。

DVA-C02で受けるかどうかの考え方は、SAP-C02と同じです。準備ができているなら11月30日までに受け、まだ時間がかかりそうなら新しい試験ガイドを見てから決めるとよいでしょう。

ANS-C01は12月31日で終了

Advanced Networking – Specialty(ANS-C01)は、AWSのネットワークを深く扱う専門知識の資格です。この試験は2026年12月31日で終了し、後継の試験は案内されていません。

すでに取得している人の資格は、取得日から3年間の有効期限までそのまま有効です。ただし、終了後は新しく取得できなくなり、この資格を更新する手段もなくなります。

試験が終わると、新しい認定は発行されない。取得済みの認定は、通常の3年間は有効なまま残る。

ANS-C01を目指していた人は、年内に受けるかどうかを早めに決めましょう。AWSのネットワークの勉強そのものは、AWS Skill Builderなどの学習コンテンツで続けられると案内されています。

ネットワークの専門資格がなくなっても、VPCやサブネット、ルーティングの知識がいらなくなるわけではありません。ソリューションアーキテクトの試験でも、ネットワークの設計はしっかり問われます。

これからCLF-C02を受ける人に関係はある?

ここからは、AWSの勉強を始めたばかりの人や、クラウドプラクティショナー(CLF-C02)を受けようとしている人に向けた話です。

結論から書くと、今回の発表には、CLF-C02の出題範囲や試験形式の変更は含まれていません。 今CLF-C02の勉強をしている人は、そのまま進めて大丈夫です。

CLF-C02に関係するのは、言語の話だけです。イタリア語とドイツ語の試験は、2026年12月31日を最後に提供が終わると案内されています。日本語や英語で受ける人には影響はありません。

あらためて、今のCLF-C02の形式と配点を書いておきます。

項目 内容
試験時間 90分
問題数 65問(採点される50問と採点されない15問)
分野と配点 クラウドのコンセプト24%、セキュリティとコンプライアンス30%、クラウドテクノロジーとサービス34%、請求・料金・サポート12%

試験の基本や勉強の進め方は『CLF-C02の勉強方法』で、試験直前の見直しは『CLF-C02の直前対策』で解説しています。

上位の資格まで考えている人は、AIの基礎も少しずつ

今回のSAP-C03の変更を見ると、AWS認定全体で、AIを組み込んだ構成を設計する力が求められる流れがはっきりしてきました。

とはいえ、CLF-C02を受ける段階で、BedrockやRAGを細かく勉強する必要はありません。まずは、EC2やS3、VPC、IAMといった基本のサービスが何をするものかを、自分の言葉で説明できるようにすることが先です。

そのうえで、アソシエイトやプロフェッショナルまで目指すなら、生成AIのサービスが何をするものなのかを、名前と役割だけでも知っておくと後で楽になります。

試験の切り替えに振り回されないために

資格の試験は、数年おきにバージョンが変わります。今回のように、勉強の途中で試験が切り替わることもあります。

切り替えのたびに困らないためには、試験に出る知識を丸暗記するのではなく、AWSのサービスを実際に触って、なぜその構成にするのかを理解しておくことが大切です。

たとえば、EC2のインスタンスを立てて、セキュリティグループで通信を許可し、ブラウザからアクセスしてみる。こうした一連の操作は、どのバージョンの試験でも必ず役に立ちます。EC2の基本は『EC2とは?』で説明しています。

受験予定の人が今やっておくこと

最後に、今回の変更を受けて、受験を考えている人がやっておくことをまとめます。自分の受ける試験の行だけ確認してください。

受ける予定の試験 今やること
SAP-C02 11月16日までに受けるかを決める。受けるなら早めに予約する
DVA-C02 11月30日までに受けるかを決める。受けるなら早めに予約する
ANS-C01 12月31日までに受けるかを決める。取得後は3年間有効
CLF-C02 変更なし。今の勉強をそのまま続ける
これからAWSの勉強を始める CLF-C02から始めて、基本のサービスを手を動かして覚える

年末に向けて、試験会場やオンライン受験の枠が混み合うことも考えられます。旧バージョンで受けると決めた人は、予約は早めに済ませておくほうが安心です。

使っている教材が、どのバージョン向けかを確認する

新しいバージョンを受けると決めた人は、手元の教材を一度見直しておきましょう。

参考書や問題集、動画講座の多くは、タイトルや説明に対応する試験コードが書かれています。SAP-C02やDVA-C02と書かれた教材は、旧バージョンの出題範囲に合わせて作られたものです。

もちろん、旧バージョン向けの教材がまったく使えなくなるわけではありません。AWSの説明でも、設計の中心となる力はそのまま残るとされています。

ただし、新しく加わる範囲は、旧バージョン向けの教材には入っていません。 10月27日に試験ガイドが公開されたら、新しく加わった項目を書き出して、足りない部分をAWSの公式ドキュメントや新しい教材で補うようにしましょう。

逆に、旧バージョンで受けると決めた人は、新しい範囲を追いかける必要はありません。最終受験日までは、今の教材と試験ガイドに集中したほうが効率がよいです。

AWSの資格全体の選び方は『AWSの資格の勉強方法』でも紹介しています。どの資格から受けるかで迷っている人は、あわせて読んでみてください。

まとめ

2026年秋のAWS認定の変更を、もう一度振り返っておきます。

  • SAP-C02は11月16日まで。11月17日からSAP-C03になり、生成AIとエージェント型AIの設計が加わる
  • DVA-C02は11月30日まで。12月1日からDVA-C03になる
  • 新しい試験の詳しい出題範囲は、予約開始の10月27日に公開される
  • ANS-C01は12月31日で終了し、後継の試験はない
  • CLF-C02の出題範囲と形式には、今回の発表で変更はない

試験のバージョンが変わっても、AWSの基本のサービスを理解して、手を動かして構成を作れることの大切さは変わりません。

InfraAcademy では、AWSの基本をブラウザ上のシミュレーターで操作しながら学べる講座を用意しています。どこから勉強すればよいか迷ったら、AWSのロードマップを見て、自分に合った順番で進めてみてください。

試験の切り替えは焦りやすいですが、日付を確認して早めに決めてしまえば大丈夫です。自分のペースで、一歩ずつ進めていきましょう。

参考

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この記事を書いた人

ryu

株式会社InfraAcademy 代表 / エンジニア

大手メーカーでインフラエンジニアとして勤務した後、ベンチャー企業・スタートアップでフルスタックエンジニアを経験。その後、起業し学習サービス「InfraAcademy」を運営しています。
保有資格:ネットワークスペシャリストなど 運営会社:株式会社InfraAcademy

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