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AWSクラウドプラクティショナー(CLF-C02)の直前対策。試験1週間前に4分野を見直すチェックリストと確認問題

著者: ryu | #aws #資格 #AWS認定
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こんにちは、インフラエンジニアのryuです。

この記事は、AWSクラウドプラクティショナー(CLF-C02)の試験を1週間後に控えている人に向けて書いています。

ひととおり勉強は終わったけれど、サービスの名前が多すぎて、どこまで覚えられているのか分からない。そんな状態の人も多いのではないでしょうか。

CLF-C02は、AWSのサービスを広く浅く問う試験です。そのため、直前の1週間は、細かい知識を増やすよりも、4つの分野の中で取りこぼしている部分を見つけて埋めるほうが効果があります。

この記事では、試験の形式と採点のしくみを確認したあと、4分野の配点に合わせた復習の順番と、分野ごとのチェックリスト、確認問題6問を紹介します。

試験の形式と採点のしくみを確認しよう

まずは、本番の条件をもう一度確認しておきましょう。AWSの公式ページと試験ガイドでは、次のように案内されています。

項目 内容
試験コード CLF-C02
試験時間 90分
問題数 65問(採点される50問+採点されない15問)
問題の形式 択一選択(1つ選ぶ)、複数選択(2つ以上選ぶ)
結果 100〜1,000のスケールスコア、合格ラインは700
言語 日本語を含む複数の言語

65問のうち15問は、採点に影響しない問題です。ただし、どれが採点されない問題なのかは試験中には分かりません。全部の問題を本番のつもりで解く必要があります。

分野ごとの合格ラインはない

試験ガイドによると、CLF-C02は補償型の採点モデルです。分野ごとに合格点があるわけではなく、試験全体の点数で合否が決まります。

苦手な分野が1つあっても、ほかの分野で取り返せば合格できる。逆に、配点の大きい分野を落とすと、ほかで取り返すのが難しくなる。

また、答えなかった問題は不正解として扱われ、推測で答えても減点はありません。本番では、分からない問題も必ずどれかを選んで答えるようにしましょう。

予約の変更は24時間前まで

1週間前のうちに、予約の内容も確認しておきます。AWSのポリシーでは、試験の予約は予定時刻の24時間前まで、追加の費用なしでキャンセルや日程の変更ができます。

24時間を切るとキャンセルや変更はできず、受験しなかった場合は受験料が戻りません。体調や予定に不安がある人は、早めに判断しておきましょう。

英語で受験する予定の人は、英語を母語としない受験者向けに試験時間を30分延長できる配慮(ESL +30)もあります。AWSの案内では、試験の予約より前に申請しておく必要があります。日本語で受験する人には関係ないので、気にしなくて大丈夫です。

4分野の配点から、復習する順番を決める

CLF-C02の出題範囲は4つの分野に分かれていて、試験ガイドで配点の割合が決められています。直前の1週間は、この割合を見て時間の使い方を決めます。

分野 配点 主な内容
第1分野:クラウドのコンセプト 24% クラウドのメリット、Well-Architectedフレームワーク、移行の考え方、クラウドの経済性
第2分野:セキュリティとコンプライアンス 30% 責任共有モデル、IAM、セキュリティのサービス、コンプライアンス
第3分野:クラウドテクノロジーとサービス 34% グローバルインフラ、コンピューティング、データベース、ネットワーク、ストレージなど
第4分野:請求、料金、サポート 12% 料金モデル、請求とコスト管理のツール、サポートプラン

第2分野と第3分野の2つで、配点の64%を占めます。ここを固めることが、合格への近道です。

一方で、第4分野は12%と割合は小さいものの、覚える範囲が比較的はっきりしています。短い時間で正答率を上げやすいので、後回しにしすぎないほうがいいです。

1週間の進め方の例

7日間の使い方は、次のような形がおすすめです。1日1時間くらいを想定しています。

日 やること
7日前 模擬試験を1回、90分を計って解き、分野ごとの正答率を出す
6日前 第3分野(サービスの役割と使い分け)を見直す
5日前 第2分野(責任共有モデルとセキュリティのサービス)を見直す
4日前 第1分野(Well-Architectedとクラウドのメリット)を見直す
3日前 第4分野(料金モデルとコスト管理ツール、サポートプラン)を見直す
2日前 間違えた問題を解き直し、選択肢ごとに違う理由を説明する
前日 チェックリストを見直すだけにして、早めに休む

7日前の模擬試験は、弱点の分野を見つけるために使います。模擬試験の使い方や、解いたあとの振り返り方は、CLF-C02の模擬試験の記事で詳しく紹介しています。

分野ごとのチェックリスト

ここからは、4つの分野それぞれで、1週間前の時点で説明できてほしいことをまとめます。

何も見ずに説明できないものがあれば、その項目だけテキストや公式ドキュメントに戻って読み直しましょう。

第1分野:クラウドのコンセプト

第1分野では、クラウドを使うと何が良くなるのかを、AWSの考え方に沿って説明できるかが問われます。

  • クラウドのメリット(従量課金、スケールの速さ、世界中への展開のしやすさ など)を説明できる
  • Well-Architectedフレームワークの6つの柱の名前を言える
  • 設備を買う費用(設備投資)と、使った分だけ払う費用(運用費)の違いを説明できる

Well-Architectedフレームワークの6つの柱は、運用上の優秀性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化、持続可能性です。名前と、それぞれが何を大事にしているかをセットで覚えておきましょう。

第2分野:セキュリティとコンプライアンス

配点が30%と大きい分野です。中でも、責任共有モデルは必ず理解しておきたいところです。

AWSは、データセンターの物理的なセキュリティやハードウェアなど、クラウドそのもののセキュリティに責任を持ちます。利用者は、OSの更新やデータの暗号化、アクセス権の管理など、クラウドの中で自分が作ったもののセキュリティに責任を持ちます。

確認したいサービス 何をするものか
IAM ユーザー・グループ・ロールと、アクセス権限の管理
AWS CloudTrail AWSアカウントでのAPIの呼び出し(操作)の記録
AWS Config リソースの設定とその変更の記録・評価
Amazon GuardDuty 不審なアクティビティの脅威検出
AWS Shield DDoS攻撃からの保護
AWS WAF Webアプリケーションへの不正なリクエストのフィルタリング
AWS Artifact AWSのコンプライアンスレポートの入手

ルートユーザーを日常の作業に使わないこと、多要素認証(MFA)を有効にすることなど、アカウントを安全に使うための基本も問われやすいです。

第3分野:クラウドテクノロジーとサービス

配点が34%でいちばん大きい分野です。サービスの数が多いので、1つずつ細かく覚えるより、何のためのサービスかを一言で言えるようにすることを目標にします。

カテゴリ 一言で言えるようにしたいサービス
グローバルインフラ リージョン、アベイラビリティーゾーン、エッジロケーション
コンピューティング Amazon EC2、AWS Lambda、Amazon ECS
ストレージ Amazon S3、Amazon EBS、Amazon EFS
データベース Amazon RDS、Amazon Aurora、Amazon DynamoDB
ネットワーク Amazon VPC、セキュリティグループ、Amazon Route 53、Amazon CloudFront

特に迷いやすいのが、似た役割のサービスの使い分けです。EC2とLambdaの違いはEC2とLambdaの違いの記事、ストレージの選び方はS3・EBS・EFSの違いの記事で整理しているので、読み返しておくと安心です。

第4分野:請求、料金、サポート

第4分野では、料金モデルの違いと、コストを管理するツールの役割を区別できるかがよく問われます。

料金モデル 向いている使い方
オンデマンド 短期間の利用や、使い方が予測できないとき
Savings Plans・リザーブドインスタンス 一定の量を長期間(1年または3年)使うことが決まっているとき
スポットインスタンス 中断されても問題のない処理を、安く動かしたいとき

ツールでは、AWS Budgets(予算を設定して超えそうなときに通知する)、AWS Cost Explorer(コストの推移を確認・分析する)、AWS Pricing Calculator(利用前に料金を見積もる)の3つの違いを押さえておきましょう。

サポートプランの違いや、AWS Trusted Advisorの役割もこの分野に含まれます。

今日やる練習:分野ごとの確認問題6問

ここで、実際に問題を解いてみましょう。4つの分野から、オリジナルの問題を6問用意しました。

1問1分を目安に解いてみてください。正解と解説は、各問題の下の引用ブロックにまとめています。

問題1:Well-Architectedフレームワーク(第1分野)

AWS Well-Architectedフレームワークの6つの柱に含まれないものはどれでしょうか。

  • A. 運用上の優秀性
  • B. 持続可能性
  • C. 可搬性
  • D. コスト最適化

正解:C 6つの柱は、運用上の優秀性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化、持続可能性です。可搬性は含まれていません。

問題2:責任共有モデル(第2分野)

Amazon EC2を利用するとき、利用者の責任になるものはどれでしょうか。

  • A. データセンターの物理的なセキュリティ
  • B. インスタンスのゲストOSへのセキュリティパッチの適用
  • C. ハイパーバイザーの管理
  • D. データセンターの電源や空調などの設備の管理

正解:B EC2では、ゲストOSの更新やセキュリティパッチの適用は利用者の責任です。データセンターの物理的なセキュリティ、設備、ハイパーバイザーなどの仮想化の基盤はAWSの責任です。

問題3:操作の記録(第2分野)

AWSアカウントの中で、誰がいつどのAPIを呼び出したかを記録するサービスはどれでしょうか。

  • A. AWS CloudTrail
  • B. Amazon CloudWatch
  • C. AWS Config
  • D. Amazon Inspector

正解:A CloudTrailは、AWSアカウントでの操作(APIの呼び出し)を記録します。CloudWatchはメトリクスやログの監視、Configはリソースの設定と変更の記録、Inspectorは脆弱性の検出に使うサービスです。

問題4:グローバルインフラ(第3分野)

1つのリージョンの中にあり、電源やネットワークが独立した1つ以上のデータセンターで構成されるものを何と呼ぶでしょうか。

  • A. エッジロケーション
  • B. アベイラビリティーゾーン
  • C. ローカルゾーン
  • D. VPC

正解:B アベイラビリティーゾーン(AZ)は、リージョンの中にある、互いに離れた1つ以上のデータセンターの集まりです。複数のAZにシステムを分けて置くことで、可用性を高められます。エッジロケーションは、CloudFrontなどがコンテンツを配信するための拠点です。

問題5:料金モデル(第4分野)

途中で中断されても再実行すれば問題のないバッチ処理を、できるだけ安く動かしたいです。最も適したEC2の購入方法はどれでしょうか。

  • A. オンデマンドインスタンス
  • B. リザーブドインスタンス
  • C. スポットインスタンス
  • D. Dedicated Hosts

正解:C スポットインスタンスは、AWSの使われていない容量を割引価格で使える購入方法です。AWS側の都合で中断されることがあるため、中断に耐えられる処理に向いています。

問題6:コスト管理のツール(第4分野)

毎月のAWSの利用料金が、決めておいた金額を超えそうになったら通知を受け取りたいです。使うサービスとして最も適したものはどれでしょうか。

  • A. AWS Cost Explorer
  • B. AWS Budgets
  • C. AWS Pricing Calculator
  • D. AWS Trusted Advisor

正解:B AWS Budgetsでは予算を設定し、実際の金額や予測が予算を超えたときに通知を受け取れます。Cost Explorerは過去のコストの分析、Pricing Calculatorは利用前の見積もりに使います。

6問のうち迷った問題があれば、その分野を1週間の予定のどこかに入れ直しておきましょう。

InfraAcademyで、90分を通して解く練習を続ける

確認問題で手応えがつかめたら、次は問題数の多い模擬試験で、90分を通して解く練習をしておきましょう。

InfraAcademyでは、「AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験150問」を用意しています。InfraAcademy の資格模擬問題から、4つの分野をまたいで問題を解けるので、7日前の模擬試験や、2日前の解き直しにそのまま使えます。

また、AWSの講座の中にはシミュレーターがあり、AWSを操作する流れを確認できます。サービスの名前だけでなく、実際の使い方のイメージを持っておきたい人は、AWSのロードマップから講座に進んでみてください。

EC2そのものの基本を確認したい場合は、EC2とは?の記事も役に立ちます。

まとめ

AWSクラウドプラクティショナー(CLF-C02)は、90分で65問、スケールスコア700以上で合格の試験です。分野ごとの合格ラインはなく、全体の点数で合否が決まります。

直前の1週間は、7日前に模擬試験で弱点を見つけ、配点の大きい第2分野と第3分野を中心に、4つの分野を順番に見直していきましょう。チェックリストの項目を何も見ずに説明できれば、本番でも落ち着いて解けるはずです。

本番では、答えなかった問題は不正解になるので、分からない問題も必ずどれかを選んで答えてください。

勉強の進め方全体を確認したい方は、CLF-C02の勉強方法の記事もあわせて読んでみてください。最後の1週間、自信を持って本番に臨めるよう準備していきましょう。

参考

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この記事を書いた人

ryu

株式会社InfraAcademy 代表 / エンジニア

大手メーカーでインフラエンジニアとして勤務した後、ベンチャー企業・スタートアップでフルスタックエンジニアを経験。その後、起業し学習サービス「InfraAcademy」を運営しています。
保有資格:ネットワークスペシャリストなど 運営会社:株式会社InfraAcademy

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