こんにちは、インフラエンジニアのryuです。
今回の記事では、Azureのリソースグループについて解説します。リソースグループとは、Azure内のサーバーやサービスをまとめておくグループのことです。Azureのサービスを作る前にリソースグループを作成する必要があります。リソースグループの使い方と作り方を解説します。
Azureリソースグループとは?
リソースグループとは、Azureで作成したサーバーやサービスをまとめておくグループのことです。

では、リソースグループはどのように使えばよいのか解説します。
リソースグループで分けるメリット
システム毎でリソースグループを分けることによって、いくつかのメリットがあります。例えば、以下のようなことが挙げられます。
- アクセス権限の管理がしやすくなる
- 課金量が分かりやすい
この2つの点について詳しく解説していきます。
アクセス権限の管理がしやすくなる
Azureを複数のチームで使用するとします。そこで、 「人事部システム」「経理部システム」 の2つを開発していると仮定します。
「人事部システム」を作成している開発者が「経理部システム」を操作できるのはセキュリティ上良くありません。オンプレの場合はシステムが違えば、基本的にはサーバが違うので、ログインするユーザがありません。しかし、Azureで共用してシステムを作成している場合、Azureにログインすれば、両方のシステムが操作できてしまいます。
そこで、リソースグループ毎に操作できるユーザを指定します。そうすることで、サーバーを不必要な人が操作できないようにします。
権限の付与については、以下のページで詳しく説明しているので、興味のある方は参考にしてください。
課金量が分かりやすい
次は、リソースグループを分けることによって、課金量が分かりやすいという点です。Azureはクラウドサービスのため、使用した分だけお金が発生します。複数のシステムを同時に稼働させていると、どのシステムにお金がどのくらい掛かっているのか分からなくなります。そこで、システム毎にリソースグループ分けて、リソースグループでいくら掛かっているのかを調べるようにします。そうすることで、システムに掛かっているお金が分かります。
コストの調査についてはこちらの記事を参考にしてください。
Azureリソースグループの作成方法を解説
では、リソースグループの作成方法を解説していきます。解説と言っても、作成することはとても簡単なので、画面の手順に沿って行けばすぐにできます。
まずは、左のお気に入りから「リソースグループ」をクリック、もしくは、 面上部の検索から「リソースグループ」と検索してクリックしましょう。

そして、画面左上の「追加」をクリックします。

次にリソースグループの名前を登録します。
適当に「webapptest」としました。何でもよいです。
下の「リージョン」とはデータセンターの場所です。今は特に気にしなくてよいのでデフォルトの米国中部にしておきます。
そして一番下の「確認と作成」をクリックします。

そして、次の画面で「作成」クリックします。10秒ほど待つと完成です。
完成すると、このように作成したリソースグループが表示されます。

以上がリソースグループの作成手順です。とても簡単です。
さいごに
今回の記事では、Azureのリソースグループについて解説しました。作業自体はとても簡単です。Azureを始めたばかりの初心者の方は、とりあえず作り方を覚えてください。次回の記事では、WebAppを作成してWebアプリを公開してみたいと思います。