基本情報技術者試験

E-R図に関する記述として適切なものはどれか | 基本情報技術者試験過去問解説

こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。

今回の記事は、基本情報技術者試験の過去問解説です。E-R図に関する問題を解説します。E-R図とは、データベースを設計するための設計図のことです。データの関係を表します。E-R図について詳しく解説します。

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E-R図に関する記述として適切なものはどれか

今回の記事は、以下の問題について解説します。

E-R図に関する記述として,適切なものはどれか。

ア:関係データベースの表として実装することを前提に表現する。

イ:業務で扱う情報をエンティティ及びエンティテイ間のリレーションシップとして表現する。

ウ:データの生成から消滅に至るデータ操作を表現する。

エ:リレーションシップは,業務上の手順を表現する。

出典:平成28年秋期 問26

答えは『イ』の「業務で扱う情報をエンティティ及びエンティテイ間のリレーションシップとして表現する。」です。

今回の記事では、E-R図について解説します。

E-R図とは?

ここからは、E-R図(Entity Relationship Diagram)について解説します。

E-R図とはデータの設計図

ER(Entity Relationship)は「実体関連モデル」と呼ばれています。主にデータベースや情報システムでデータを編成するときの設計図として使われています。

ER図では、データベースを構成するデータのまとまりを「エンティティ」と呼ばれる四角形で表します。そして、データ同士を「リレーション」と呼ばれる線で結び「カーディナリティ」と呼ばれる記法で相互の関係性を示します。

・参考:実体関連モデル – Wikipedia

E-R図の種類

E-R図は以下の3種類があります。

  • 概念データモデル図
  • 論理データモデル図
  • 物理データモデル図

概念データモデル図はシステム全体をモデル化し、全体を見える化したものです。概念データーモデル図をさらに詳細に落とし込んだものが論理データモデル図です。画面や帳票などのシステムで必要とする属性が分かります。物理データモデルは、実際のデータベースの情報と1対1の関係になっています。

概念データモデル図ではシステム全体が分かり、論理や物理データモデル図で細かい部分が分かるようになります。

過去問解説まとめ

今回の記事は、以下の問題について解説しました。

E-R図に関する記述として,適切なものはどれか。

ア:関係データベースの表として実装することを前提に表現する。

イ:業務で扱う情報をエンティティ及びエンティテイ間のリレーションシップとして表現する。

ウ:データの生成から消滅に至るデータ操作を表現する。

エ:リレーションシップは,業務上の手順を表現する。

出典:平成28年秋期 問26

答えは『イ』でした。その他の選択肢の解説は以下の通りです。

  • ア:関係データベースだけに限らず、任意のオブジェクト(実体)とその関連を記述するのに使用可能。
  • ウ:DFD(Data Flow Diagram)の説明。
  • エ:リレーションシップは、実体が持つ関連を表現します。

以上で解説を終わります。当ブログでは、このようなネットワークに関する内容や基本情報技術者試験の過去問解説をしているので興味のある方は引き続きご覧ください。

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