基本情報技術者試験

UMLを用いて表した図の概念データモデルの解釈として適切なものはどれか | 基本情報技術者試験過去問解説

インフラエンジニアの仕事

こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。

今回の記事は、基本情報技術者試験の過去問解説です。UMLを用いて表した図の概念データモデルについての解説です。UMLは、Unified Modeling Languageの略で統一モデリング言語と呼ぼれています。システムの流れを視覚化するために作られたモデリング手法です。さらに詳しく解説します。

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UMLを用いて表した図の概念データモデルの解釈として適切なものはどれか

今回は、以下の問題について解説します。

UMLを用いて表した図の概念データモデルの解釈として,適切なものはどれか。

UMLのクラス図

ア:従業員の総数と部署の総数は一致する。

イ:従業員は,同時に複数の部署に所属してもよい。

ウ:従業員が所属していない部署の存在は許されない。

エ:どの部署にも所属していない従業員が存在してもよい。

出典:令和元年秋期 問25

答えは、『イ』の「従業員は,同時に複数の部署に所属してもよい。」です。」今回の記事では、UMLについて解説します。

UMLとは?

ここからは、UMLについて解説します。

UMLとはソフトウェアの構造や流れを表した図

UMLとは、ソフトウェアの構造や流れを表した図のことです。UMLは、Unified Modeling Languageの略で、統一されたモデリング言語という意味になります。

・参考:統一モデリング言語 – Wikipedia

UMLの分類

UMLはシステムの構造を表す構造図とシステムの振る舞いを表す図に分類されます。

構造図は以下のものがあります。

  • クラス図
  • コンポーネント図
  • オブジェクト図

・・・etc

振る舞い図については以下のものがあります。

  • アクティビティ図(フローチャート)
  • ステートマシン図(状態遷移図)
  • ユースケース図

さらに振る舞い図の中で、オブジェクト間のメッセージのやり取りに着目したものを特に相互作用図と呼びます。シーケンス図やコミュニケーション図が相互作用図に当たります。

また、今回の問題はクラス図についての問題です。クラス図の見方についても確認しましょう。

クラス図の見方

今回の問題の図はクラス図の多重度の記法で表しています。多重度とは、関連するクラスとインスタンスの数を表しています。

多重度の記法は以下のような意味があります。

記述インスタンス数
0..1無し又は一つ
1一つのみ
0..* または *ゼロ個以上
1..*1個以上

これらを先ほどの図に当てはめてみるとこちら。

クラス図解説

つまり、部署には従業員が0人以上所属し、従業員は1つ以上の部署に所属するということが分かります。

過去問解説まとめ

今回は、以下の問題について解説しました。

UMLを用いて表した図の概念データモデルの解釈として,適切なものはどれか。

UMLのクラス図

ア:従業員の総数と部署の総数は一致する。

イ:従業員は,同時に複数の部署に所属してもよい。

ウ:従業員が所属していない部署の存在は許されない。

エ:どの部署にも所属していない従業員が存在してもよい。

出典:令和元年秋期 問25

答えは、『イ』の「従業員は,同時に複数の部署に所属してもよい。」でした。データベースの構造を表すためには、ER図が良く使われますが、UMLも覚えておきましょう。

以上で解説を終わります。当ブログでは、このようなネットワークに関する内容や基本情報技術者試験の過去問解説をしているので興味のある方は引き続きご覧ください。

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