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【Linux】環境変数を確認する方法を解説!”envコマンドとprintenvコマンド”

こんにちは、インフラエンジニアのryuです。

今回の記事では、Linuxで環境変数を確認する方法について解説します。Linuxで環境変数を確認するためには、envコマンドかprintenvコマンドを使います。それぞれのコマンドを入力すると、どのように環境変数が出力されるのか、また特定の環境変数を見る場合はどうしたらいいのかなどを解説します。

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Linuxで環境変数を確認する方法

envとprintenvコマンド

Linuxで環境変数を確認する方法は以下のコマンドを入力します。

env

もしくは

printenv

コマンドの実行結果

コマンドを入力すると、以下のように環境変数が表示されます。

envコマンドの実行結果

envコマンドとprintenvコマンドどちらを入力しても同じように表示されます。これらのコマンドを使用することで、環境変数が一覧として表示されます。

では、特定の環境変数のみを表示させる場合はどうしたらいいのでしょうか?次に詳しく解説します!

特定の環境変数を表示させる方法

特定の環境変数を表示させる方法は、以下の3つのパターンがあります。

  • printenvで環境変数を指定する
  • echoコマンドで環境変数を指定する
  • grepコマンドで検索して環境変数を表示させる

それぞれ詳しく解説します。

printenvで環境変数を指定する

まずは、printenvで環境変数を指定する方法です。printenvコマンドは、環境変数を指定することができます。

printenv [環境変数]

例えば、以下のように入力します。

printenv LANG

コマンドを実行すると、環境変数LANGに設定された値を見ることができます。

環境変数LANGに設定された値を見る

echoコマンドで環境変数を指定する

次に、echoコマンドで環境変数を指定する方法です。echoコマンドは文字列を表示させるコマンドです。

以下のように入力すると、環境変数の値を見ることができます。

echo $[環境変数]

printenvコマンドと違い、環境変数の前に$を付けるのがポイントです。実際にコマンドを入力してみましょう。

echo $LANG

コマンドを入力すると、先ほどと同じように環境変数の値が表示されました。

echoコマンドで環境変数を指定する方法

echoコマンドの使い方に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連:【linux】echoコマンドの使い方【文字列を表示したり、ファイルに出力したりする方法解説】

grepコマンドで検索して環境変数を表示させる

最後に、grepコマンドで検索して環境変数を表示させる方法です。grepコマンドは文字列を検索するコマンドです。envコマンドやprintenvコマンドと組み合わせて使います。

printenv | grep [環境変数]

もしくは

env | grep [環境変数]

具体的には、以下のように使用します。

printenv | grep LANG

実行すると以下のように表示されます。

printenvで一覧表示した中から”LANG”に当てはまるものを検索して表示します。grepを使うことで、環境変数名がわからなくても、検索して見つけ出すことができます。

grepコマンドの詳しい使い方は、こちらの記事で解説しています。

参考:【初心者向け】Linuxのgrepコマンドで文字を検索する方法を詳しく解説【便利なオプションも紹介】

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Linuxで環境変数を確認する方法まとめ

今回の記事では、Linuxで環境変数を確認する方法について解説しました。envコマンドとprintenvコマンドを使うことで環境変数を一覧表示できることを説明しました。さらに特定の環境変数を表示させる3つの方法も併せて解説しました。

環境変数を表示させることは、トラブルシューティングや運用するときなどに使用することがあるのでおぼえておきましょう。

当ブログでは、このようなビジネスやITに関する記事を発信しているので興味のある方は引き続きご覧ください。

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