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【簡単】VirtualBoxでLinuxをインストールする手順解説【Linux入門②】

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Linux・ネットワーク・AWSを、環境構築なしで実践学習できます

こんにちは、インフラエンジニアのryuです。

今回は、VirtualBoxを使ってWindowsなどのPC上にLinux環境を作る方法を初心者向けに解説します。

Linuxを学びたいと思ったとき、

「普段使っているWindowsを消したくない」 「Linux専用PCを買うのは大変」 「WSLではなく、仮想マシンとしてLinuxサーバーを作ってみたい」

という方もいると思います。

そんなときに使えるのがVirtualBoxです。

VirtualBoxを利用すると、普段使っているPCの中に仮想的なPCを作り、その中へLinuxをインストールできます。

この記事ではDebianを例に、

  1. VirtualBoxをインストール
  2. LinuxのISOイメージを用意
  3. 仮想マシンを作成
  4. CPU・メモリ・ディスクを設定
  5. ISOからLinuxをインストール

という流れを順番に解説します。

VirtualBoxでLinuxを動かすとは?

Linuxを試すために、普段使っているPCへ直接Linuxを上書きインストールする必要はありません。

VirtualBoxを使えば、自身のPCの中にLinuxを仮想的に構築できます。 VirtualBoxの説明

PCの中にもう1台のPCを作るイメージです。

Linux環境を壊してしまっても、ホスト側のWindowsへ直接影響しにくいため、学習用途にも向いています。

VirtualBoxとWSLの違い

現在のWindowsでは、WSLでも簡単にLinuxを利用できます。

では、なぜVirtualBoxを使うのでしょうか。

VirtualBox WSL
Linuxコマンド学習
仮想マシン構築
OSインストールの練習 ×
仮想NICなどの学習
導入の簡単さ
LinuxのGUI 可能

単純にLinuxコマンドを触りたいならWSLの方が簡単です。

一方、

「ISOからOSを入れる」「メモリや仮想ディスクを設定する」「複数VMでネットワークを作る」

といったインフラ学習まで行いたいなら、VirtualBoxを使う意味があります。

VirtualBoxをインストールする

まずVirtualBoxを用意します。

Oracle VirtualBoxの公式サイトから、利用しているホストOS向けのVirtualBoxをダウンロードします。

Windows PCならWindows向けインストーラーを利用します。

2020年当時の記事ではVirtualBox 6以前の画面を使っていましたが、現在はVirtualBox 7系となっており、新規仮想マシン作成画面などが変わっています。

上の画像は旧バージョンの画面です。

現在の画面と多少違っていても、

VirtualBoxをインストール
↓
New / 新規
↓
ISOを選択
↓
CPU・メモリ・ディスクを設定

という大きな流れは同じです。

CPUの仮想化機能を確認する

VirtualBoxで64bit Linuxを動かす場合、CPUの仮想化支援機能が重要です。

Windowsならタスクマネージャーを開き、

パフォーマンス
↓
CPU
↓
仮想化

を確認します。

仮想化:有効

となっていれば、そのまま進められる可能性が高いです。

無効ならBIOS / UEFIでIntel VT-xまたはAMD-V / SVMを有効にします。

詳しくはこちらで解説しています。

VirtualBoxで64bit OSが使えない場合の対処方法

LinuxのISOイメージをダウンロードする

次に、インストールするLinuxを用意します。

今回はDebianを例にします。

Linuxには、

  • Debian
  • Ubuntu
  • Rocky Linux
  • AlmaLinux
  • Fedora

など、さまざまなディストリビューションがあります。

元記事では「Debianが人気だから」と説明していましたが、どれを選ぶべきかは学習目的によって変わります。

Linux初心者なら、DebianやUbuntuは情報を探しやすく、学習しやすい選択肢です。

Debianの公式サイトから、現在の安定版インストーラーを取得します。

一般的なIntel / AMD製64bit PCでは、通常 amd64 向けのISOを利用します。

以前の記事ではDVDイメージをダウンロードしていました。

現在は、ネットワーク経由で必要なパッケージを取得する小さなインストーラーイメージも利用できます。

初心者の場合は、Debian公式サイトで案内されている安定版のインストーラーを選べば問題ありません。

ISOのアーキテクチャに注意する

現在はIntel / AMDのx86-64だけでなく、ARM64のPCもあります。

ダウンロードページでは、

amd64
arm64

などを確認してください。

一般的なWindows PCがIntel / AMD製CPUなら amd64 を選びます。

Apple SiliconなどARM64環境では、利用できるVirtualBoxやゲストOSのアーキテクチャが異なるため、x86-64向け手順をそのまま利用できるとは限りません。

VirtualBoxで新規仮想マシンを作成する

VirtualBoxを起動し、

New

または「新規」を選びます。

現在のVirtualBoxでは、新規VM作成時に、

  • 仮想マシン名
  • 保存場所
  • ISOイメージ
  • ゲストOSの種類

などを指定します。

2020年当時は、

virtualbox設定

のような画面でした。

現在はUIが異なりますが、ISOを指定するとOS種類を自動判定する場合もあります。

例えば、

Name: debian-lab
ISO Image: DebianのISO
Type: Linux

のように設定します。

Unattended Installationとは?

VirtualBox 7系では、対応しているゲストOSで自動インストール(Unattended Installation)を利用できます。

ユーザー名やパスワードなどを先に設定し、VirtualBoxにOSインストールを進めてもらう機能です。

一方、

「Linuxのインストーラー画面を自分で操作して勉強したい」

という場合は、自動インストールをスキップし、通常のISOブートから手動インストールしても構いません。

Linux初心者の学習としては、最初の1回は手動でインストールしてみると、

  • ユーザー作成
  • ディスク
  • パッケージ
  • ブートローダー

などの存在を理解しやすいです。

メモリを設定する

次に仮想マシンへ割り当てるメモリを決めます。

例えば、CUI中心の軽量なDebian環境なら比較的少ないメモリでも動きますが、GUIデスクトップを使うなら余裕を持たせた方が快適です。

重要なのは、

ホストPCのメモリを全部VMへ渡さないこと

です。

例えば8GBのPCでVMへ7GB割り当てると、Windows側が非常に重くなる可能性があります。

ホストOSが利用するメモリを十分残してください。

CPU数を設定する

VirtualBoxでは仮想CPU数も設定できます。

学習用Linuxなら、最初から大量のCPUを割り当てる必要はありません。

まず少ないCPU数で始め、必要に応じて増やす方法で十分です。

ここでもホスト側のCPUリソースを使い切らないようにします。

仮想ハードディスクを作成する

次に、Linuxをインストールする仮想ディスクを作成します。

旧記事では次のような画面でした。

仮想ディスクの設定

現在のVirtualBoxでも、VM用の仮想ディスクを作成する考え方は同じです。

学習用途なら、まず数十GB程度から始め、インストールするパッケージや用途に応じて決めるとよいでしょう。

動的割り当てを利用すると、最初から最大容量分のファイルサイズを消費せず、実際の使用量に応じて仮想ディスクファイルが増えていきます。

ただし、設定した最大容量を超えて利用できるわけではありません。

仮想マシンを起動する

設定できたら仮想マシンを起動します。

ISOイメージが仮想光学ドライブへ接続されていれば、Linuxインストーラーが起動します。

旧VirtualBoxでは、

linuxインストール

のように起動ディスクを選択していました。

現在の新規VM作成ウィザードでISOを指定していれば、そのISOから起動できます。

Debianのインストーラーを進める

Debianインストーラーが起動したら、画面の案内に沿って進めます。

主に、

  • 言語
  • キーボード
  • ネットワーク
  • ホスト名
  • ユーザー
  • パスワード
  • ディスクパーティション
  • インストールするソフトウェア
  • ブートローダー

などを設定します。

学習用VMで特別な要件がなければ、ディスクは仮想ディスク内だけを対象にします。

ホストPCの物理ディスクを直接操作しているわけではないので、VirtualBoxのVM内で完結します。

Debianのインストール設定はこちらの記事でも詳しく解説しています。

Debianのインストール設定手順

Linuxインストール後にISOを外す

インストールが終わって再起動したとき、再びインストーラーが起動する場合があります。

その場合は、VirtualBoxのストレージ設定からインストールISOを仮想光学ドライブから外します。

通常はインストール完了後に自動的に適切な起動順序になりますが、

またインストール画面が出た

という場合は、ISOが接続されたままになっていないか確認してください。

Guest Additionsとは?

VirtualBoxにはGuest AdditionsというゲストOS向け機能があります。

利用すると環境によって、

  • 画面サイズの連動
  • 共有クリップボード
  • マウス連携
  • 共有フォルダー

などが使いやすくなります。

VirtualBox 7系の自動インストールでは、対応OSならGuest Additionsを自動導入するオプションもあります。

ただし、Linuxサーバー学習でCUIだけ利用するなら、最初から必須というわけではありません。

ネットワーク設定は最初はNATでOK

VirtualBoxでは仮想NICの接続方式を選べます。

初心者なら、まずはデフォルトのNATで問題ありません。

Linux VM
↓
VirtualBoxのNAT
↓
ホストPC
↓
インターネット

というイメージです。

Linux VMからインターネットへアクセスできます。

一方、

  • ホストPCからVMへ直接アクセスしたい
  • 複数VM同士で通信したい
  • 同一LAN上の別PCからVMへアクセスしたい

といった場合は、ポートフォワーディング、ホストオンリー、ブリッジなど別のネットワーク設定を学ぶ必要があります。

このあたりから、VirtualBoxを使う意味が大きくなります。

スナップショットを取っておくと学習しやすい

VirtualBoxを使ったLinux学習で便利なのがスナップショットです。

例えば、Linuxを正常にインストールし終えた時点でスナップショットを取得します。

Linuxインストール完了
↓
スナップショット
↓
設定を変更
↓
壊れた
↓
元の状態へ戻す

という使い方ができます。

サーバー設定を学ぶときは、失敗してもすぐ戻せる環境を作ると安心して操作できます。

画面が真っ黒になった場合

Linux VMを起動したあと、画面が黒いまま進まない場合があります。

その場合は、

  • VMを完全に停止する
  • ディスプレイ設定を確認する
  • 3Dアクセラレーションの設定を見直す
  • VirtualBoxを更新する
  • Guest Additionsとの組み合わせを確認する

などを切り分けます。

こちらの記事も参考にしてください。

VirtualBoxでLinux起動後に画面が黒い場合の対処方法

64bit OSが使えない場合

64bit Linuxをインストールできない場合は、

  • Intel VT-x / AMD-Vが有効か
  • VirtualBoxが新しいか
  • ISOのアーキテクチャが合っているか

を確認します。

詳しくはこちらで解説しています。

VirtualBoxで64bit OSが使えない場合の対処方法

VirtualBoxで学ぶと何が身につく?

単純にLinuxコマンドを使うだけならWSLでも十分です。

しかしVirtualBoxでLinuxを作ると、

CPU
メモリ
ディスク
NIC
OS
IPアドレス
ルーティング

など、コンピュータやインフラの構成を意識するようになります。

さらにVMを2〜3台作れば、

Webサーバー
DBサーバー
クライアントPC

のような小さなネットワークも作れます。

Linuxだけでなく、ネットワークやサーバー構築を学びたい方には良い学習方法です。

環境構築で止まるならブラウザ学習から始めてもよい

VirtualBoxの構築そのものは勉強になります。

ただ、

「Linuxコマンドを勉強したいのに、VirtualBoxの設定で数時間止まっている」

のであれば、まずブラウザ上のLinux環境から学習を始める方法もあります。

InfraAcademyでは、Linuxコマンドをブラウザ上のターミナルから実行しながら学習できます。

環境構築を後回しにして、

ls
cd
cat
grep
find
chmod
systemctl

などを先に覚えることもできます。

InfraAcademyでLinuxを実行しながら学ぶ

VirtualBoxでLinuxをインストールする方法まとめ

今回は、VirtualBoxを使ってLinuxをインストールする流れを解説しました。

大きな流れは次のとおりです。

VirtualBoxをインストール
↓
LinuxのISOを取得
↓
新規VMを作成
↓
CPU・メモリ・ディスクを設定
↓
ISOから起動
↓
Linuxをインストール

現在のVirtualBox 7系では、ISOからOS種類を判定したり、対応OSを自動インストールしたりする機能もあります。

2020年当時より画面は変わっていますが、

「物理PCの中に仮想PCを作り、その仮想ディスクへLinuxを入れる」

という本質は変わりません。

Linuxコマンドだけでなく、仮想マシンやネットワークも一緒に勉強したい方は、実際に1台作ってみてください。

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この記事を書いた人

ryu

InfraAcademy運営 / エンジニア

エンジニア歴10年。Linux、ネットワーク、クラウドを中心に、実務で役立つインフラ技術を初心者にもわかりやすく解説しています。

X: @ryu63614894

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