こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事は、基本情報技術者試験過去問解説です。ブロードキャストアドレスに関する問題です。。ブロードキャストアドレスとは、同一ネットワーク内のホスト全てに通信をするときに使われるアドレスです。ブロードキャストアドレスについて詳しく解説します。
- ブロードキャストアドレスの概要
- ブロードキャストアドレスの求め方
ブロードキャストアドレスとは?
今回、解説する問題はこちらです。
IPアドレス 192.168.57.123/22 が属するネットワークのブロードキャストアドレスはどれか。
ア:192.168.55.255
イ:192.168.57.255
ウ:192.168.59.255
エ:192.168.63.255
出典:平成28年春期 問34
答えは、『ウ』の192.168.59.255です。今回の記事では、ブロードキャストアドレスの概要や計算方法などを詳しく解説します!
ブロードキャストアドレスについて
ブロードキャストアドレスとは、同一ネットワーク内の全ホストに通信するときに使われるアドレスです。さらに詳しく解説していきます。
ブロードキャストアドレスの概要
先ほども解説した通り、ブロードキャストアドレスは、同一ネットワーク内の全ホストに通信するときに使われるアドレスです。全ホストに一斉に通信が行われます。
イメージは以下のようになります。
ブロードキャストは、ARPやDHCPなどの通信に欠かせないプロトコルで使用されます。これらのプロトコルについては、以下の記事で解説しています。
ブロードキャストアドレスの求め方
ここからは、ブロードキャストアドレスの求め方について解説します。ブロードキャストアドレスを求める手順は以下の通りです。
- IPアドレスとサブネットマスクを2進数に変換
- サブネットマスクからホスト部を求める
- ホスト部を全て1にする
これらの手順を実施するためには、IPアドレスとサブネットマスクの知識が必須です。まだ理解していないかたはこちらの記事をご覧ください。
では、今回の問題の192.168.57.123/22について、ブロードキャストアドレスを求めてみます。ます、IPアドレスとサブネットマスクを2進数に変換します。
サブネットマスクの「1」の部分がネットワーク部で「0」部分がホスト部です。ブロードキャストアドレスはホスト部が全て1のアドレスなので、以下のように変換します。
最後にIPアドレスの2進数を10進数に元に戻すと、「192.168.59.255」になることが分かります。このようにしてブロードキャストアドレスを求めます!
過去問解説まとめ
今回の記事は、以下の記事を解説しました。
IPアドレス 192.168.57.123/22 が属するネットワークのブロードキャストアドレスはどれか。
ア:192.168.55.255
イ:192.168.57.255
ウ:192.168.59.255
エ:192.168.63.255
出典:平成28年春期 問34
答えは、『ウ』の192.168.59.255でした。このようなIPアドレスの計算やサブネットマスクの計算などは午後問題でも出題されるので覚えておきましょう!
その他の過去問解説はこちらの記事で解説しています。