こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回は、OSSについて解説していきます。OSSとはオープンソースソフトウェアの略で、誰でも無料でインストールや改良・再配布ができるソフトウェアのことです。ITパスポートの過去問から分かりやすく解説していきます。
目次
OSSとは?
「OSSって聞いたことあるけど、良く分からない・・・」
OSSとは、誰でも無料でインストールや改良・再配布ができるソフトのことです!
今回の記事では、OSS(オープンソースソフトウェア)について詳しく解説します。OSSはITエンジニアをやっていると、良く出てくる言葉なので、覚えておきましょう!
結論、OSSとは以下の通りです。
OSSとはオープンソースソフトウェアの略で、誰でも無料でインストールや改良・再配布ができるソフトウェアのことです。
イマイチ、ピンとこない・・・
そのような方のために、具体的なOSSを紹介していきます。身近なOSSが分かれば、どのようなものがOSSなのか理解できるようになります!
具体的なOSSを紹介!
OSSが何なのか分からない方のために、身近なOSSを紹介したいと思います。また、今回紹介するのは、ITパスポートに良く出題されるOSSに絞って紹介したいと思います!
身近なOSSは以下の通りです。FireFoxくらいは聞いたことがあると思います。
- Linux → OS
- Thunderbird → メールを送受信するメーラー
- FireFox → Webブラウザ
- MySQL → データベース
これらのものは全て、無料でインストールできるものです。
これらのソフトウェアは無料で試用できるのはもちろん、改良・再配布が可能です。
逆にどのような物がOSSではないのかを理解すると、OSSとそうでないソフトの違いが分かると思います。
OSSではないソフトウェア
逆にOSSでないものも紹介します。ひっかけでITパスポートに出題されるので、覚えておきましょう。
- Windows 、 iOS → OS
- Outlook → メールを送受信するメーラー
- chrome、edge → Webブラウザ
- Access → データベース
普段使っているものは、OSSでないものが多いと思います。
無料で使用していても、ライセンス規約があり、勝手に改良したり、再配布してはいけないことになっています。
無料で使えるからといって、全てOSSだと思わないようにしましょう。OSSは無料で使えて、改良・再配布ができるソフトウェアと覚えておきましょう。
また、OSSとそうでないものの簡単な見分け方は、Microsoftなどの有名企業が作ったソフトはOSSでないことが多いです。ITパスポートで回答に迷ったら、有名企業が作っていないものはOSSと覚えておきましょう。
OSSのメリット
次にOSSのメリットについて解説します!なぜOSSを使うのでしょうか?それは、メリットがあるからです。OSSのメリットは以下の通りです。
- 開発コストの削減
- 汎用性が高い
詳しく解説します!
開発コストの削減
まず、一つ目のメリットは「開発コストの削減」です。OSSで作成されているプログラムを活用すれば、その部分は開発せずに済むからです。
今は様々なOSSがあります。それらを組み合わせてシステムを開発することで、様々な機能を低コストで作成することができます。
ただし、OSSで開発するときは、ライセンスを確認するようにしましょう。
ライセンスの中には、「研究目的なら無償、商用利用であれば有償」という形で使用目的を限定するものもあります。使用前に内容を把握することが大切です。
汎用性が高い
OSSは、誰でも二次利用できるというメリットから、信頼性や安定性に優れた高い品質のものが開発されています。
開発するシステムに合わせてOSSをカスタマイズすることが可能で、汎用性が優れています。
ITポスポートで出題されたOSSの問題を解いてみよう!
では、ITパスポートの過去問を解きながら解説していきます。
ここまで読んでいただいた方にならば、絶対に解けるはずです!
OSSの禁止行為に関する問題
OSS(Open Source Software)を利用した自社の社内システムの開発に関する行為として,適切でないものはどれか。
(ア) 自社でOSSを導入した際のノウハウを生かし,他社のOSS導入作業のサポートを有償で提供した。
(イ) 自社で改造したOSSを,元のOSSのライセンス条件に同業他社での利用禁止を追加してOSSとして公開した。
(ウ) 自社で収集したOSSをDVDに複写して他社向けに販売した。
(エ) 利用したOSSでは期待する性能が得られなかったので,OSSを独自に改造して性能を改善した。
(ITパスポートの過去問ドットコムより)
答えは(イ)になります。
OSSは、使用制限を課すことを禁止しています。誰でも使用できるものがOSSです。
(ア)は”有償で”というキーワードがあり、紛らわしいですが、有償なのは導入サーポート業務です。OSS自体は有償ではないので、間違えないようにしましょう。
OSSのソフトについての問題
OSS(Open Source Software)であるメールソフトはどれか。
(ア) Android (イ) Firefox (ウ) MySQL (エ) Thunderbird
(ITパスポートの過去問ドットコムより)
答えは(エ)のThunderbirdです。
先ほど説明した通りです。ちなみに、AndroidもOSSのOSです。Linuxをベースに作られています。(イ)のFirefoxはWebブラウザーで、(ウ)のMySQLはデーターベースです。
これらは有名なOSSなので、覚えておきましょう。
OSSとは?まとめ
今回の記事はOSSについて解説しました。
OSSのおさらいです。OSSとはオープンソースソフトウェアの略で、誰でも無料でインストールや改良・再配布ができるソフトウェアのことでした。
OSSはいろいろな種類がありますが、ITパスポートに出題されるのは4つくらいです。以外と少ないです。どのようなソフトウェアがあるのか覚えておきましょう。
以上でOSSについての解説を終わります!ありがとうございました。
当ブログでは、このようなIT技術を詳しく解説しているので、興味のある方は是非ご覧ください。