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CCNA試験まであと1週間。7日間の復習表と、サブネット・VLAN・ルーティングの最終チェック

著者: ryu | #CCNA #ルーティング #資格
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こんにちは、インフラエンジニアのryuです。

この記事は、CCNAの試験日まであと1週間くらいになった人に向けて書いています。

試験が近づくと、「まだ覚えていない範囲がある」「新しい問題集もやっておいたほうがいいのでは」と不安になりますよね。

ただ、残り1週間でやるべきことは、範囲を広げることではありません。これまでに勉強した内容を、本番で確実に点にできる状態にすることです。

この記事では、7日間の復習表と、サブネット・VLAN・ルーティングの最終チェックのやり方、前日と当日に確認しておくことを順番に紹介します。途中で、今日その場で解ける練習問題も用意しました。

1週間前に、まず確認しておくこと

復習の計画を立てる前に、試験そのものの条件をもう一度確認しておきましょう。

現在のCCNAは200-301のバージョン1.1です。Ciscoの案内では、試験時間は120分で、英語と日本語で受験できます。

項目 内容
試験番号 200-301 CCNA(v1.1)
試験時間 120分
言語 英語、日本語
v1.1の最終受験日 2027年2月2日
v2.0の開始日 2027年2月3日

問題数と合格点は、Ciscoから公式には公表されていません。ネットで見かける数字は受験者の報告をもとにした目安なので、あまり気にしすぎないようにしましょう。

注意したいのは、v1.1とv2.0の切り替えです。年明け以降に受験する予定の人は、自分の予約がv1.1の期間に入っているかを確認しておきましょう。2月3日以降はv2.0になり、出題範囲が変わります。

違いが気になる方は、CCNA v2.0の変更点の記事でまとめています。

予約内容と本人確認書類を見ておく

試験の予約はPearson VUEで行います。1週間前のうちに、予約確認のメールを開いて、日時と会場(またはオンライン受験か)を見直しておきましょう。

あわせて確認したいのが本人確認書類です。Ciscoの案内では、有効期限内の政府発行の身分証明書が必要で、名前がPearson VUEに登録した名前と一致している必要があります。

予約の名前と身分証明書の名前が一致していないと、受験できないことがあります。ローマ字のつづりや、ミドルネームの有無まで見ておくと安心です。

予約の変更やキャンセルの期限は、受験方法によって扱いが変わることがあります。変更の可能性があるなら、Pearson VUEの予約画面か確認メールで、期限を早めに確認しておきましょう。

1週間で何を復習すればいい?

ここからが本題です。残り1週間の復習は、出題分野の割合を基準にして、時間をかける場所を決めます。

v1.1の出題範囲は6つの分野に分かれています。割合が大きい分野ほど、問題の数も多くなります。

分野 割合 1週間前に見直すところ
1.0 Network Fundamentals 20% サブネット計算、IPv6アドレスの種類、TCPとUDP
2.0 Network Access 20% VLAN、トランク、STP、EtherChannel、無線LAN
3.0 IP Connectivity 25% ルーティングテーブルの読み方、スタティックルート、OSPF
4.0 IP Services 10% NAT、DHCP、NTP、SNMP、syslog
5.0 Security Fundamentals 15% ACL、ポートセキュリティ、無線のセキュリティ
6.0 Automation and Programmability 10% SDN、REST API、JSON、構成管理ツール

この表を見ると分かるとおり、Network Fundamentals・Network Access・IP Connectivityの3つで全体の65%になります。

この3分野は、サブネット・VLAN・ルーティングという計算や設定の理解が必要な内容が中心です。暗記だけでは解きにくいので、残り1週間でもいちばん時間をかける価値があります。

7日間の復習表

具体的には、次のような順番で進めるのがおすすめです。1日あたり1〜2時間を想定しています。

日 やること 目安
7日前 模擬試験を1回、時間を計って解く 弱点の分野を見つける
6日前 サブネット計算を集中して練習する 1問1分以内で解けるまで
5日前 VLAN・トランク・STPの復習 showコマンドの出力を読めるようにする
4日前 ルーティングテーブル・OSPFの復習 経路が選ばれる順番を説明できるようにする
3日前 IP Services・Securityの用語の見直し NAT・DHCP・ACLの設定例を読む
2日前 Automation・無線LANの見直しと、間違えた問題の解き直し 選択肢がなぜ違うかを言えるようにする
前日 軽い復習だけにして、早めに寝る 新しいことはやらない

7日前に模擬試験を解くのは、残りの6日間をどこに使うかを決めるためです。模擬試験の解き方と振り返り方は、CCNAの模擬試験の記事で詳しく書いています。

模擬試験の結果、ある分野の正答率が極端に低かった場合は、3日前と2日前の予定をその分野に入れ替えてかまいません。この表は、あくまで迷ったときの基準です。

新しい教材には手を出さない

1週間前になると、評判のいい問題集や動画を見つけて、つい手を出したくなります。

でも、新しい教材は最初の数十問で知らない問題に当たりやすく、かえって不安が大きくなりがちです。残り1週間は、これまで使ってきた教材で間違えた問題を解き直すほうが、点数につながります。

どうしても範囲の抜けが気になる場合は、教材を増やすのではなく、出題範囲の表と自分のノートを見比べて、抜けている項目だけをテキストで読み直しましょう。

サブネット・VLAN・ルーティングの最終チェック

ここでは、1週間前の時点でできていてほしいことを、分野ごとに確認していきます。

チェックの基準は、「解説を読めば分かる」ではなく「何も見ずに説明できる」かどうかです。

サブネット計算は、手順を固定する

サブネット計算は、本番で何度も出てくる可能性が高い内容です。時間を取られやすいので、計算の手順を毎回同じにしておくことが大切です。

おすすめは、次の3ステップで考える方法です。

1. プレフィックス長から、変化するオクテットとブロックの大きさを出す
   例: /26 → 第4オクテットが変化、ブロックは 256 - 192 = 64
2. 対象のIPアドレスが、どのブロックに入るかを探す
   例: 77 → 64〜127 のブロック
3. ブロックの先頭がネットワークアドレス、最後がブロードキャストアドレス
   例: ネットワーク .64 / ブロードキャスト .127 / ホスト .65〜.126

この手順で、1問を1分以内に解けるかを確認してください。時間がかかる人は、CCNAのサブネット計算問題の記事で、同じ形の問題を続けて解いてみましょう。

VLANとトランクは、showコマンドの出力で確認する

VLANの問題は、用語を覚えているだけでは解けないことがあります。設定の結果を表示するコマンドの出力を読んで答える形の問題もあるからです。

1週間前の段階で、次のコマンドが何を確認するためのものかを、すぐに答えられるようにしておきましょう。

show vlan brief                 ! VLANの一覧と、所属しているアクセスポート
show interfaces trunk           ! トランクポートと、許可されているVLAN・ネイティブVLAN
show spanning-tree              ! ルートブリッジ、ポートの役割と状態
show etherchannel summary       ! EtherChannelの状態と、束ねているポート
show mac address-table          ! MACアドレスと、学習したポート・VLAN

特に、アクセスポートとトランクポートの違い、ネイティブVLANの扱いは問われやすいところです。基本を見直したい方は、スイッチのVLANの記事を読み返しておくと安心です。

ルーティングは、経路が選ばれる順番を説明できるようにする

IP Connectivityは割合が25%といちばん大きい分野です。ここで大事なのは、ルーターが複数の経路からどれを選ぶかを、順番どおりに説明できることです。

ルーターは、宛先に一致する経路の中から次の順番で1つを選びます。

順番 比べるもの 内容
1 プレフィックス長 宛先に一致する経路のうち、いちばん長い(細かい)ものを選ぶ
2 アドミニストレーティブディスタンス 同じプレフィックスなら、ADが小さい情報源を選ぶ
3 メトリック 同じルーティングプロトコルの中では、メトリックが小さいものを選ぶ

ADの代表的な値も、この機会に覚え直しておきましょう。直接接続は0、スタティックルートは1、EIGRPは90、OSPFは110です。

順番を取り違えると、ADが小さい経路を優先してしまうなどの間違いが起きます。ルーティングの基本から確認したい方は、ルーティングとは?もあわせて読んでみてください。

今日やる練習:サブネット2問と確認問題2問

ここで、実際に手を動かしてみましょう。どの問題も、紙とペンがあれば数分で解けます。

時間を計って、1問1分を目安にしてください。正解と解説は、各問題の下の引用ブロックにまとめています。

問題1:ネットワークアドレスを求める

192.168.10.77/26 が所属するサブネットのネットワークアドレスと、ブロードキャストアドレスはどれでしょうか。

  • A. ネットワーク 192.168.10.0、ブロードキャスト 192.168.10.63
  • B. ネットワーク 192.168.10.64、ブロードキャスト 192.168.10.127
  • C. ネットワーク 192.168.10.76、ブロードキャスト 192.168.10.79
  • D. ネットワーク 192.168.10.64、ブロードキャスト 192.168.10.95

正解:B /26 のサブネットマスクは 255.255.255.192 で、第4オクテットのブロックの大きさは64です。77は64〜127のブロックに入るので、ネットワークアドレスは 192.168.10.64、ブロードキャストアドレスは 192.168.10.127 になります。

問題2:必要なホスト数からプレフィックス長を決める

1つのサブネットに、50台のホストを接続したいです。アドレスの無駄がもっとも少ないプレフィックス長はどれでしょうか。

  • A. /25
  • B. /26
  • C. /27
  • D. /28

正解:B /26 はホスト部が6ビットなので、アドレスは64個です。ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除いた62個をホストに使えるので、50台を収容できます。/27 は30個しか使えないので足りません。/25 でも収容できますが、使えるアドレスが126個になり無駄が多くなります。

問題3:どの経路が使われるか

ルーターのルーティングテーブルに次の3つの経路があります。宛先が 10.1.2.5 のパケットは、どの経路で転送されるでしょうか。

宛先ネットワーク ネクストホップ
10.0.0.0/8 ルーターA
10.1.0.0/16 ルーターB
10.1.1.0/24 ルーターC
  • A. ルーターA
  • B. ルーターB
  • C. ルーターC
  • D. 一致する経路がないので破棄される

正解:B 10.1.1.0/24 の範囲は 10.1.1.0〜10.1.1.255 なので、10.1.2.5 は含まれません。一致するのは 10.0.0.0/8 と 10.1.0.0/16 の2つで、プレフィックスが長い /16 のルーターBが選ばれます。

問題4:タグを付けずに送られるVLAN

IEEE 802.1Qのトランクで、フレームにVLANのタグを付けずに送受信するVLANを何と呼ぶでしょうか。

  • A. 管理VLAN
  • B. 音声VLAN
  • C. ネイティブVLAN
  • D. デフォルトゲートウェイVLAN

正解:C 802.1Qのトランクでは、ネイティブVLANのフレームはタグを付けずに送られます。Ciscoのスイッチでは、設定を変えなければネイティブVLANはVLAN 1です。トランクの両端でネイティブVLANが一致していないと、通信のトラブルの原因になります。

4問とも1分以内に解けたなら、この範囲は本番でも大きく崩れる心配は少ないはずです。迷った問題があれば、その分野を復習表の3日前・2日前に入れておきましょう。

前日と当日に確認しておくこと

最後の2日間は、知識を増やすよりも、本番で実力を出し切る準備をする時間です。

前日は軽い復習だけにする

前日は、間違えた問題のメモや、ADの値・サブネットの早見表など、短時間で見直せるものだけにしておきます。

模擬試験をまるごと1回解くのは、前日にはおすすめしません。点数が悪かったときに不安だけが残ってしまうからです。

会場で受験する人は、会場までの経路と所要時間を確認しておきます。オンラインで受験する人は、Pearson VUEのシステムテストを前日までに済ませておくと、当日に慌てずにすみます。

当日は、戻れない形式を意識して解く

当日に意識したいのは、CCNAの試験が基本的に前の問題に戻れない形式だという点です。

あとで見直すつもりで飛ばす、という解き方ができないので、分からない問題でも、いちばん可能性が高い選択肢を選んで先に進みます。1問で長く悩みすぎると、後半の問題に使える時間が減ってしまいます。

場面 対応
知識の問題で迷った 消去法で2択まで絞り、1分を目安に決めて進む
サブネット計算 メモ用のボードに手順どおり書き出して計算する
設定を読む問題・シミュレーション 問われていることを先に確認してから、出力や設定を読む
残り時間が少ない 空欄にせず、必ずどれかを選んでから次へ進む

問題文を読み違えないことも大切です。「正しいものを選べ」と「誤っているものを選べ」、選ぶ数が1つか2つかは、答える前にもう一度確認しましょう。

InfraAcademyで、残りの1週間の練習を続ける

この記事の練習問題で手応えがあった人も、不安が残った人も、残りの日数は本番と同じように問題を解く練習を続けてみてください。

InfraAcademyでは、「CCNA模擬試験200問」を用意しています。InfraAcademy の資格模擬問題から、6つの分野をまたいだ問題を続けて解けるので、7日前の模擬試験や、2日前の解き直しにそのまま使えます。

また、ネットワークの講座の中にあるシミュレーターでは、ルーターやスイッチを設定して ping で疎通を確認できます。VLANやルーティングの設定を手を動かして確かめたい人は、ネットワークのロードマップから、該当する講座に進んでみてください。

試験が終わったあとも、ネットワークの知識はインフラエンジニアの仕事で長く使います。合格をゴールにせず、次の学習につなげていきましょう。

まとめ

CCNA(200-301)の試験まで1週間になったら、新しい教材を増やすのではなく、これまで勉強した内容を確実に点にできる状態に仕上げることが大切です。

まず予約内容と本人確認書類を確認し、7日前に模擬試験で弱点の分野を見つけます。そのうえで、割合の大きいサブネット・VLAN・ルーティングを中心に、何も見ずに説明できるかを基準に復習していきましょう。

前日は軽い復習だけにして、当日は前の問題に戻れない形式を意識して、1問ずつ答えを決めて進みます。

勉強の全体の流れを見直したい方は、CCNAの勉強方法の記事も参考にしてください。残りの1週間、落ち着いて準備を進めていきましょう。

参考

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この記事を書いた人

ryu

株式会社InfraAcademy 代表 / エンジニア

大手メーカーでインフラエンジニアとして勤務した後、ベンチャー企業・スタートアップでフルスタックエンジニアを経験。その後、起業し学習サービス「InfraAcademy」を運営しています。
保有資格:ネットワークスペシャリストなど 運営会社:株式会社InfraAcademy

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