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Ciscoコマンドが実践的に練習できる学習サイトInfraAcademy(インフラアカデミー)をご紹介!

こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。

Ciscoコマンドを覚えたい。でも、参考書を閉じると忘れてしまう。

そんな経験はありませんか?

Ciscoコマンドは、一覧を眺めているだけではなかなか定着しません。ルーターやスイッチを実際に動かし、通信できる状態を作る中で覚えていくものです。

では、何から始めればよいのでしょうか。

この記事では、無料で使えるネットワークシミュレーターと学習手順が用意されたInfraAcademyを使った練習方法を紹介します。コマンドを覚える順番や、障害対応の練習方法も一緒に見ていきましょう。

Ciscoコマンドは暗記だけでは身につきにくい

Ciscoコマンドには、インターフェース設定、VLAN、ルーティング、状態確認など、たくさんの種類があります。

最初からすべて覚えようとすると、どうなるでしょうか。コマンドを使う目的が見えなくなり、学習そのものが苦しくなります。

コマンドは目的とセットで覚える

たとえば、ルーターのインターフェースへIPアドレスを設定する場面です。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# interface gigabitEthernet 0/0
Router(config-if)# ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
Router(config-if)# no shutdown

ip addressだけを暗記しても、設定は完成しません。どのモードで実行するのか、どのインターフェースを選ぶのかまで理解する必要があります。

そして、設定したら確認です。

Router# show ip interface brief

IPアドレスは入っているか。インターフェースはupになっているか。

設定コマンドと確認コマンドをセットで使う。

これが、実務で使える形に近づくための基本です。

正常な構成だけでなく障害も作る

ネットワーク構築は、一度で成功するとは限りません。

IPアドレスを間違える。no shutdownを忘れる。VLANの割り当て先を間違える。

よくある失敗を、あえて自分で作ってみましょう。

私は10年以上エンジニアとしてインフラに関わっていますが、現場で本当に求められるのは暗記量ではありません。現在の状態を確認し、問題の場所を切り分ける力です。

Ciscoコマンドを無料で練習する方法

最初からルーターやスイッチを購入する必要はありません。

まずは無料のPacket Tracerで十分です。パソコン上に機器を配置し、Cisco IOSに近いCLIを操作できます。

Packet Tracerを利用する

Packet Tracerは、Cisco Networking Academyが提供するネットワークシミュレーターです。

Windows、macOS、Linux向けに提供されており、公式の学習環境へログインして入手できます。

どんな練習ができるのでしょうか。

分野 練習内容
基本操作 コマンドモード、ホスト名、パスワード
IP設定 インターフェース、管理IP、デフォルトゲートウェイ
スイッチ VLAN、アクセスポート、トランク
ルーティング スタティックルート、RIP、OSPF
サービス DHCP、DNS、HTTP
障害対応 ping、traceroute、showコマンド

これだけでも、初心者が学ぶ範囲はかなり広いです。

Packet Tracerの導入方法は、次の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】Cisco Packet Tracerの使い方とインストール方法

実機とシミュレーターの違い

Packet Tracerなら、複数の機器を無料で配置できます。失敗しても、構成をすぐ作り直せるのが強みです。

一方で、実際のケーブルやコンソール接続、ファンや電源の故障までは再現できません。すべてのIOS機能を使えるわけでもありません。

比較項目 Packet Tracer 実機
費用 基本無料 購入費用が必要
機器台数 簡単に追加できる 台数分の機器が必要
やり直し 構成をすぐ初期化できる 初期化や配線が必要
物理作業 再現できない ケーブルやコンソールを経験できる
機能 一部機能に限定される 機器とIOSに依存する

どちらを選ぶべきでしょうか。

初心者はPacket Tracerで基礎を固め、必要になった段階で中古実機へ進む。この順番が無理なく続けやすいでしょう。

【関連記事】ネットワーク構築を練習する方法

Ciscoコマンドが実践的に練習できるInfraAcademy

Packet Tracerを開いてみたものの、何を作ればよいかわからない。

ここで止まってしまう方も少なくありません。

そのような方に向けて、InfraAcademyでは、ネットワークの考え方とCiscoコマンドをハンズオン形式で学べる講座を用意しています。

InfraAcademyとは?

InfraAcademyとは、実践的にインフラのスキルを身につけることができる学習サイトです。

InfraAcademyの画像 ネットワークはもちろん、Linuxのコマンドやサーバー構築などをシミュレーターを通して勉強することができます。

流れはシンプルです。

解説を読む。自分で機器を配置する。コマンドを入力し、結果を確認する。

ただ読むだけではなく、手を動かしながら進めます。

月額1,980円で利用でき、ログインすると無料で試せる講座もあります。いきなり有料登録するのが不安なら、まず無料講座で学習の流れを確認してください。

Ciscoコマンドの練習を始める

ネットワークを構築しながらCiscoコマンドの練習ができる

InfraAcademyでは、以下のようなネットワークを構築しながら、Ciscoコマンドの練習をすることができます。

構築するネットワークの例 このネットワークでは、VLAN、アクセスポート、トランクポート、VLAN間ルーティングの設定などを行います。

完成した設定を眺めるだけではありません。

機器を置き、配線し、コマンドを入力する。そして、pingやshowコマンドで結果を確かめます。

Packet Tracerを初めて使う方でも迷いにくいように、機器の選択や配線から順番に進む構成です。

以下はネットワーク講座の一部です。

教材の一部

このように、1つ1つの作業をハンズオン形式で学びながら、Ciscoコマンドの練習を行います。

学習できる主な内容

講座は、いきなり複雑なルーティングから始まりません。

まずはIPアドレスや通信確認。その後、ルーターとスイッチを使った構築へ進みます。

段階 学習内容 使用するコマンド例
基礎 IPアドレス、サブネット、通信確認 pingshow ip interface brief
ルーター インターフェース設定、スタティックルート ip addressip route
スイッチ 管理IP、VLAN、アクセスポート vlanswitchport access vlan
接続 トランク、VLAN間ルーティング switchport mode trunk
動的経路 RIP、OSPFなど router ospfnetwork
確認 設定と経路の確認 show running-configshow ip route

用語を学び、実際に構築し、結果を確認する。

この順番だからこそ、コマンドだけの丸暗記になりにくいのです。

Ciscoコマンドを覚えるための練習方法

同じ教材を使っても、進め方によって定着度は変わります。

では、どのように練習すればよいのでしょうか。

ネットワークを構築しながら練習する

最初は、小さな構成で十分です。

ルーター1台、スイッチ1台、パソコン2台。このくらいから始めましょう。

PC1: 192.168.1.10/24
Router G0/0: 192.168.1.1/24
Router G0/1: 192.168.2.1/24
PC2: 192.168.2.10/24

異なるネットワーク間で通信するには、各パソコンへデフォルトゲートウェイが必要です。

構築後は、pingだけで終わらせません。

show ip interface brief
show ip route
show running-config

どのインターフェースが起動しているのか。ルートは正しいのか。設定は保存されているのか。

確認する癖を付けましょう。

Tab補完とクエスチョンマークを使う

Cisco IOSのCLIには、Tab補完と?によるヘルプがあります。

すべてを記憶していなくても、現在のモードで使えるコマンドを確認できます。

Router(config)# ?

途中まで入力した候補を調べるなら、文字の直後に?です。

Router(config)# int?
interface

次に何を入力できるか知りたい場合は、空白を入れてから?を使います。

Router(config)# interface ?

Tabキーは、入力した文字からコマンドを一意に特定できるときに補完してくれます。

わからないから止まるのではなく、ヘルプを使って先へ進む。これも立派なCLIスキルです。

設定コマンドとshowコマンドをセットにする

VLAN 10を作ったら、作成できたかを確認します。

Switch(config)# vlan 10
Switch(config-vlan)# name SALES
Switch(config-vlan)# end
Switch# show vlan brief

トランクを設定したら、次のコマンドです。

Switch# show interfaces trunk

OSPFなら、ネイバーと経路を確認します。

Router# show ip ospf neighbor
Router# show ip route ospf

設定して終わりではありません。

期待した状態になった理由を、自分の言葉で説明できるか。

そこまで確認して、初めて練習が完了します。

同じ構成を何も見ずに作り直す

教材を見ながら1回完成させただけでは、まだ手順をなぞった段階です。

翌日、構成を削除してみてください。そして、IPアドレス表だけを見ながら、もう一度作ります。

途中で止まった場所はどこでしょうか。

そこが、まだ理解できていない部分です。最初から全文を読み直すより、必要な箇所だけ教材へ戻る方が効率よく復習できます。

意図的に障害を作る

正常に通信できたら、あえて壊します。

  • IPアドレスやサブネットマスクを変更する
  • インターフェースをshutdownする
  • アクセスポートへ別のVLANを割り当てる
  • トランクで必要なVLANを通さない
  • スタティックルートを削除する

その後、showコマンドで原因を探します。

実務では、設定を作る時間より、通信できない原因を調べる時間の方が長いこともあります。だからこそ、壊して直す練習が効いてきます。

30日でCiscoコマンドに慣れる学習例

今日は何を学べばよいのか。

迷わないために、30日間の流れを決めておくのもおすすめです。1日30分から60分程度で構いません。

期間 学習内容 到達目標
1週目 CLI、IPアドレス、インターフェース 2台のPCを通信させる
2週目 スイッチ、VLAN、トランク VLANを分けて状態確認できる
3週目 スタティックルート、VLAN間ルーティング 異なるネットワークを接続できる
4週目 OSPF、障害対応、再構築 showコマンドで原因を切り分ける

毎日、新しいコマンドを増やす必要はありません。

前日の構成をもう一度作る。説明できなかったコマンドを使い直す。

復習の日も、きちんと学習です。

Ciscoコマンドの練習でよくある質問

最後に、学習を始める方が迷いやすい点を整理します。

環境選びで悩み続けるより、小さなネットワークを1つ完成させる方が先です。

Ciscoコマンドはすべて暗記する必要がある?

いいえ。すべてを暗記する必要はありません。

まず覚えたいのは、基本的なモード移動と、よく使う確認コマンドです。細かな構文はTab補完や?、公式リファレンスで確認できます。

show ip interface briefshow running-configは、何度も使ううちに自然と覚えていくでしょう。

CCNA対策にも役立つ?

もちろん役立ちます。

IPアドレス、VLAN、ルーティング、OSPFを自分で構築すると、用語だけを覚えるより理解しやすくなります。

ただし、CCNAでは理論問題も出題されます。ハンズオンだけで完結させず、参考書や問題演習も組み合わせてください。

Packet Tracerだけで実務レベルになれる?

Packet Tracerは、基礎学習にとても役立ちます。

ただし、すべての機器、IOS、物理障害、運用作業を再現できるわけではありません。

基礎を身につけた後は、実機、検証環境、業務手順書、ログ確認へ学習範囲を広げていきましょう。

Ciscoコマンドの練習方法まとめ

Ciscoコマンドは、一覧を丸暗記するものではありません。

小さなネットワークを作り、コマンドを入力し、結果を確認する。その繰り返しで身についていきます。

Packet Tracerを使えば、無料でルーターやスイッチを配置し、VLANやルーティングを練習できます。

学習するときは、次の流れを意識してください。

  1. 小さな構成を作る
  2. 設定コマンドを入力する
  3. showコマンドで確認する
  4. pingで通信を確認する
  5. 意図的に障害を作って直す
  6. 翌日に何も見ず作り直す

何を構築すればよいかわからない。

そんなときは、InfraAcademyのネットワーク講座で、基礎から順番にハンズオンを進められます。

InfraAcademyでCiscoコマンドを練習する

ネットワーク学習全体の進め方は、次の記事も参考にしてください。

【関連記事】ネットワーク学習の初心者向けロードマップ

ここまでお読みいただきありがとうございました。

参考資料

Next Action

記事で読んだ内容を、講座で実装してみましょう

InfraAcademyでは、ブラウザ上でLinuxやネットワークの実践環境を使いながら学習できます。無料で始められる講座から、学習の流れを試せます。

この記事を書いた人

ryu

InfraAcademy運営 / エンジニア

エンジニア歴10年。Linux、ネットワーク、クラウドを中心に、実務で役立つインフラ技術を初心者にもわかりやすく解説しています。

X: @ryu63614894

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