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Cisco Packet Tracerとは?無料でルーター・スイッチを練習する方法を解説

| #ネットワーク #スイッチ #ネットワーク基礎講座
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こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。

今回の記事では、CiscoのネットワークシミュレーターであるPacket Tracerについて解説します。

ネットワークを勉強したいと思っても、ルーターやスイッチを何台も購入するのは大変です。Packet Tracerなら、PC内へ機器を配置し、IPアドレスやVLAN、ルーティングを練習できます。

2026年7月時点では、Cisco Networking Academyの公式ページでPacket Tracer 9.0.0が案内されています。8.2.2は2026年1月末でダウンロード提供が終了しているため、これから始める方は公式ページから最新版を入手してください。

Ciscoのルーターやスイッチのシュミレーター「Packet Tracer」がすごい!

ネットワーク機器の勉強をしたいけど、実機を持っていない・・・

ネットワークの勉強をしたいけど、実機を持っていない」、「自分のPCでネットワーク機器の設定を検証したい」このような悩みを解決してくれるのが、「Packet Tracer」です!

今回の記事では、Packet Tracerを詳しく解説します。

Packet Tracerとは

Packet Tracerとは、CiscoNetwokingAcademyが提供するCisco公式のネットワークシュミレーターです。

上記は元記事の表現ですが、正しくはCisco Networking Academyが提供するネットワークシミュレーターです。

ネットワークについて勉強するとき、ネットワーク機器の設定が必須になります。PacketTracerを使えば、実機を購入せずにネットワークの勉強ができます。初心者には最高のツールですね!

ただし、Packet Tracerは実機のすべてを再現するエミュレーターではありません。製品固有の高度な機能や性能検証には向いていません。

PacketTracerでできること

Packet Tracerでは、ルーター、スイッチ、パソコン、サーバーなどを配置し、ケーブルで接続できます。

IPアドレス、VLAN、ルーティング、DHCP、DNSなどを練習できます。

ルーターやスイッチを配置できる

PacketTracerは、Ciscoのネットワーク機器なら大抵のことは趣味レーションすることができます。

例えば、ルーターやスイッチも様々な種類のものをシュミレーションできます。実機で揃えようとすると高額になるので、これはありがたいですね。以下の図のように多くの種類のルーターが用意されています。

PacketTracerで使用できる機器 また、配線やネットワーク機器の設定もCLIで実機と同様に行うことができます。つまり、リアルでできることはほとんどPacketTracerで再現することができるのです。

実際には、実機のすべてではなく、教育用に実装された範囲を再現できます。それでも、Cisco IOSコマンドの練習には役立ちます。

VLANとルーティングを練習できる

たとえば、スイッチへVLANを作成し、ポートを割り当てられます。

Switch> enable
Switch# configure terminal
Switch(config)# vlan 10
Switch(config-vlan)# name SALES

ルーターでは、異なるネットワークを接続するスタティックルートも設定できます。

Router(config)# ip route 192.168.20.0 255.255.255.0 192.168.10.2

設定後は、show vlan briefshow ip interface briefshow ip route、pingなどで結果を確認します。

Simulationモードで通信を追跡できる

Simulationモードでは、ARPやICMPなどのPDUがどの機器を通ったかを視覚的に確認できます。

通信が失敗した場所も追いやすく、初心者に便利です。

Packet Tracerで再現できないこともある

Packet Tracerで成功した設定が、実機でも必ず同じように動くとは限りません。

学びやすい内容 実機で確認したい内容
IPアドレス、VLAN ケーブル不良や物理障害
基本的なルーティング 実際の性能や遅延
DHCP・DNS・HTTP 対応外のIOSコマンド
パケットの流れ 製品・バージョン固有機能

基礎学習と本番検証は分けて考えましょう。

【関連記事】ネットワーク構築を練習する方法

PacketTracerの始め方

ここからは、PacketTracerの始め方について解説します。PacketTracerをダウンロードして、PCで起動するところまで解説します。手順は以下の通りです。

  1. Cisco Networking Academyのアカウントを作成する
  2. 公式のリソースページへログインする
  3. OSに合うPacket Tracerをダウンロードする
  4. インストールしてログインする

旧画面の画像を残していますが、現在は公式ダウンロードページを直接開く方が確実です。

Ciscoのアカウントを無料で作成

Packet Tracerを使うためには、Ciscoのアカウントが必要になります。下記リンクからCiscoアカウントを作成しましょう。

Cisco Networking Academy

画面中央の「Sign up today!」よりアカウントを作成します。

PacketTracerの会員登録

PacketTracerのダウンロード

現在は画面が変更されているため、Sign upやアカウント作成に相当するボタンを選びます。すでにCiscoアカウントがある場合は、そのアカウントでログインを試してください。

アカウントの作成後、下記リンクからPaketTracerのダウンロードを行います。

Packet Tracer公式ダウンロードページ

ヘッダーの「Resources」→「Download Packet Tracer」をクリックします。

PacketTracerのダウンロード

OSの種類によって、ダウンロードするファイルを決めます。

PacketTracerのダウンロードファイルの種類

PacketTracerのインストールと起動

現在は、公式リソースページから直接ダウンロードできます。2026年7月時点ではPacket Tracer 9.0.0が掲載されています。

対応OSやCPUは更新されるため、ダウンロード画面の説明を確認してください。

ダウンロードが完了したら、インストールを行います。ダウンロードしたファイルをクリックしましょう。

PacketTracerのインストール インストールが完了したら、PacketTracerを起動しましょう。起動後、ログインが必要になるので、先ほど作成した、CiscoNetworkingAcademyのアカウントでログインします。

PacketTracerにログイン これでPacketTracerが使えるようになります!

PacketTracerの起動画面

PacketTracerの詳しい使い方はこちらの記事で解説しております。

PacketTracerの使い方解説【ルーターとスイッチでネットワークを構築してみよう】

InfraAcademyでもシミュレーターを使ってネットワークが学習できる

インフラ学習サイトのInfraAcademyでもPacketTracerのようなシミュレーターを使ってハンズオンでネットワークの学習ができます。

インストールなどの設定をする手間がなく、ブラウザですぐに学習を始めることができます。

一部無料で体験できるので、興味のある方はぜひ。

👉ネットワーク入門講座を見る

Packet Tracerをインストールできないとき

インストーラーが起動しない、ログインできない場合は、次の項目を確認します。

古いバージョンではなく最新版を使う

公式ページでは、Packet Tracer 8.2.2のダウンロード提供が2026年1月末までと案内されていました。

古い版ではログイン方式の変更で問題が起きる可能性があります。特別な理由がなければ9.0.0など、公式ページで現在提供されている版へ更新しましょう。

OSに合うファイルを選ぶ

OSに合うファイルを選びます。

Ubuntu向けパッケージをKali Linuxなどへ無理に導入すると、依存関係や画面表示で問題が起きることがあります。公式に案内されている対応環境で使う方が安全です。

Ciscoアカウントをブラウザで確認する

アプリでログインできない場合は、最初にブラウザからCisco Networking Academyへログインできるか確認します。

初心者が最初に作りたいネットワーク

最初から大規模な構成を作る必要はありません。

まずは、パソコン2台とスイッチ1台を配置し、同じネットワークのIPアドレスを設定します。

PC1: 192.168.10.10/24
PC2: 192.168.10.20/24

pingが成功したら、VLAN 10とVLAN 20へ分けます。異なるVLAN間で通信できないことを確認し、その後にルーターやL3スイッチを追加しましょう。

完成した構成のIPアドレス、VLAN、ルートを意図的に1か所変更し、showコマンドとpingで原因を探す練習も効果的です。

私は10年以上エンジニアとしてインフラに関わっていますが、ネットワークは読むだけではなく、設定して失敗し、原因を直すことで理解が深まります。

ルーターやスイッチのシミュレーター「Packet Tracer」まとめ

今回の記事では、Ciscoのルーターやスイッチのシミュレーター「Packet Tracer」について解説しました。

Packet Tracerは、実機を購入せずにIPアドレス、VLAN、ルーティング、DHCP・DNSなどを練習できる便利なツールです。

2026年7月時点ではPacket Tracer 9.0.0が公式ページに掲載されています。古い記事や非公式配布サイトではなく、Cisco Networking Academyから最新版を入手してください。

当ブログでは、このようなネットワークやインフラに関連した技術を発信しているので興味のある方は是非ご覧ください。

さらにネットワークについて勉強したい方は、こちらの参考書がオススメです。

参考資料

Next Action

記事で読んだ内容を、講座で実装してみましょう

InfraAcademyでは、ブラウザ上でLinuxやネットワークの実践環境を使いながら学習できます。無料で始められる講座から、学習の流れを試せます。

この記事を書いた人

ryu

InfraAcademy運営 / エンジニア

エンジニア歴10年。Linux、ネットワーク、クラウドを中心に、実務で役立つインフラ技術を初心者にもわかりやすく解説しています。

X: @ryu63614894

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