資格試験

インフラエンジニアはITパスポートを取得するべき?現役エンジニアが詳しく解説!!

こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。

インフラエンジニアだけどITパスポートって取得するべき??

そんなお悩みありませんか?

この記事では、

  • インフラエンジニアがITパスポートを取得するべきかどうか
  • ITパスポートのメリット
  • インフラエンジニアが取得するべき資格

について解説します。

私自身も、一番最初に取得した資格試験は、ITパスポートです。しかし、エンジニアになる前に取得しました。会社に就職すると、ITパスポートを取得しろと言われている方も多いと思います。

そのような中で、本当にITパスポートを取得するべきなのだろうか、ITパスポートを取得しても意味があるのだろうかと悩む場合があります。そのような悩みの参考になれば幸いです。

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インフラエンジニアがITパスポートを取得するべきかどうか

インフラエンジニアがITパスポートを取得するべきかどうかについては、ご自身のレベルによって変わります。

結論は以下の通りです。

  • IT未経験 → ITパスポートを取得するべき
  • 数年の経験がある → ITパスポートは取得しなくてもOK

さらに詳しく解説します。

IT未経験者はITパスポートを取得するべき

まずは、インフラエンジニアになったばかりの方やIT未経験者はITパスポートを取得するべきだと思います。

理由は、ITパスポートではインフラなどITに関連する基礎知識を体系的に学習できるからです。ITパスポートを取得するメリットについては後述します。

IT未経験の方は、まずはITの基礎知識や周辺知識を学習しましょう。そうすることで、難しい内容を学習するときの助けになります。

数年の経験がある場合はITパスポートを取得しなくてもOK

数年の経験がある方の場合は、ITパスポートを取得しなくてもOKです。数年の経験がある方は、LPICやCCNA、基本情報技術者試験といった、もう少しレベルを上げた資格試験に挑戦しましょう!

ITパスポートを取得するメリット

ITパスポートを取得するメリットは、以下のような点があります。

  • インフラの基礎知識が身に付く
  • 幅広い知識が身に付く
  • 難関資格へ挑戦する第一歩となる

さらに詳しく解説します。

インフラの基礎知識が身に付く

まずITパスポートを取得する1つ目のメリットはインフラの基礎知識が身に付くという点です。ITパスポートには、以下のような内容が出題されます。こちらは、テクノロジ系のみの出題範囲です。

基礎理論基礎理論
アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステムコンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
技術要素情報デザイン
情報メディア
データベース
ネットワーク
セキュリティ

基礎理論は、2進数などIPアドレスなどを理解するために必要な知識などが学べます。また、技術要素のネットワーク、セキュリティ、データベースなどは、インフラエンジニアの仕事に直結する内容です。

これらの基礎知識がITパスポートを取得することによって身につけることができます。

幅広い知識が身に付く

ITパスポートを取得するメリットの2つ目は幅広い知識が身に付くことです。

ITパスポートは、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つの要素から出題されます。上記のインフラエンジニアに関連した知識はテクノロジ系です。

ストラテジ系やマネジメント系は、インフラエンジニアの知識に直結するかと言われるとそうではありません。しかし、仕事をする上で知っておいた方がい良い知識です。

ITパスポートの詳しい出題範囲については、こちらのシラバスをご確認ください。

(参考):ITパスポート試験内容・出題範囲

難関資格へ挑戦する第一歩となる

ITパスポートを取得するメリットの3つ目は難関資格へ挑戦する第一歩となります。

インフラエンジニアにはさまざまな資格試験があります。その中で難関とされているのは、ネットワークスペシャリスト試験です。ネットワークスペシャリスト試験は、国家試験のレベル4にあたる試験です。ちなみに、ITパスポートはレベル1の試験です。

ITパスポートは、ネットワークスペシャリスト試験へ挑戦するための第一歩目の資格となります。今後ネットワークスペシャリスト試験に挑戦したいと考えている方は、ITパスポートをまずは取得してみましょう。

インフラエンジニアが取得するべき資格とは?

インフラエンジニアが取得するべき資格試験には、ITパスポートなどさまざまな資格試験になります。

インフラエンジニアの実務経験年数の目安で取得する資格試験は以下の通りです。

経験年数資格試験
インフラエンジニア0年目ITパスポート
インフラエンジニア1年目LPICレベル1、LinuCレベル1、CCNA、基本情報技術者試験、情報セキュリティスペシャリスト
インフラエンジニア2~3年目LPICレベル2、LinuCレベル2、AWS認定資格、Azure認定資格、応用情報技術者試験、ORACLE MASTER
インフラエンジニア4年目~ネットワークスペシャリスト、情報処理安全確保支援士試験、データベーススペシャリスト、LPICレベル3、LinuCレベル3、CCNP
上記以降システムアーキテクト、CCIE、ITIL認定試験

各資格試験の詳細や、資格試験を取得する順番については、以下の記事で詳しく解説しております。

ITパスポートを取得するためには?

ITパスポートを取得するには50時間くらいの勉強が必要

ITパスポートに合格するためには50時間程度の勉強が必要です。これは個人差ありますが、効率良く勉強した場合の勉強時間です。

ITパスポートは「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3つの分野から出題されます。出題範囲はとても広いです。参考書の500ページくらいあります。全ての範囲を理解する場合は100時間以上かかります。

しかし、動画や過去問を活用して効率良く勉強することで約50時間で合格することができます。

ITパスポートの学習方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連:社会人がITパスポートに合格するために必要な勉強時間は?

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InfraAcademyでは、Linuxやネットワークなどインフラに必要な基礎知識を学べるようになっています。

講座は、Linux入門講座や中級講座があり、Linux初心者でも学習できる内容になっています。

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関連:Linuxのコマンド練習におすすめのInfraAcademy【Linuxのコマンドをブラウザで練習しよう】

関連:【Linux】サーバー構築の練習方法を解説!サーバー構築のスキルを身につけよう

まとめ

今回の記事では、インフラエンジニアがITパスポートを取得するべきかどうかについて解説しました。今回解説した内容はこちらです。

  • IT未経験 → ITパスポートを取得するべき
  • 数年の経験がある → ITパスポートは取得しなくてもOK

これからITパスポートを目指す方や、インフラについて勉強したい方はぜひ参考にしてください。当ブログでは、このようなITに関する内容を発信しているので興味のある方は引き続きご覧ください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
ryu@InfraAcademyというインフラ学習サービス運営
大手企業→上場ベンチャー→スタートアップでエンジニアをしていました。 インフラエンジニア歴10年以上。 Linuxやネットワークの学習ができるサービスInfraAcademyを運営中。
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