こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事は、基本情報技術者試験過去問講座です。DNSサーバについて解説します。DNSサーバとは、名前解決を行うサーバです。基本情報で出題された問題について、実機で挙動を確認しながら理解を深めましょう!
- TCP/IPネットワークでDNSサーバが果たす役割とは?
- DNSの挙動を確認してみよう
TCP/IPネットワークでDNSサーバが果たす役割とは
今回の記事では、こちらの基本情報の過去問について解説します。
TCP/IPネットワークでDNSサーバが果たす役割はどれか。
ア:サーバの物理的な位置を意識せず,プログラムの名前を指定するだけでサーバのプログラムの呼出しを可能にする。
イ:社内のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し,インターネットアクセスを可能にする。
ウ:ドメイン名やホスト名などとIPアドレスとの対応付けをする。
エ:パソコンなどからのIPアドレス付与の要求に対し,サーバに登録してあるIPアドレスの中から使用されていないIPアドレスを割り当てる。
(出典:平成16年春期 問40)
今回の記事では、DNSサーバがどのような状況で使われるのか、どのように動作を確認するのかを解説します。普段使っている中でDNSサーバがどのような役割をしているのか、具体的な事例で解説します!
DNSサーバはどこで使われるのか?
DNSサーバはどこで使われているの?
一番わかりやすいのはサイトにアクセスするときです!
DNSサーバはWebサイトにアクセスするときに使われます。ブラウザの上部に「http://www.google.co.jp」のようにURLが書かれていますよね?
このURLからサーバの場所を特定するときにDNSを使用します!サーバの場所とはIPアドレスのことです。「www.google.co.jp」という名前からIPアドレスを調べるのがDNSサーバの役割です。
DNSサーバの動作を確認してみよう
では、コマンドを入力して、DNSサーバの動作を確認してみましょう。DNSサーバの動作確認は「nslookup」コマンドを使用します。コマンドプロンプトやターミナルを開いてコマンドを入力してみましょう。
nslookup www.google.co.jp
コマンドを入力すると、以下のように表示されます。
赤線の「172.217.161.195」がGoogleのサーバーです。
このように、DNSサーバは「www.google.co.jp」という名前の問い合わせがきたら、IPアドレスを返します。
過去問解説まとめ
今回は、DNSサーバの役割について解説しました。もう一度問題を確認してみましょう。
TCP/IPネットワークでDNSサーバが果たす役割はどれか。
ア:サーバの物理的な位置を意識せず,プログラムの名前を指定するだけでサーバのプログラムの呼出しを可能にする。
イ:社内のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し,インターネットアクセスを可能にする。
ウ:ドメイン名やホスト名などとIPアドレスとの対応付けをする。
エ:パソコンなどからのIPアドレス付与の要求に対し,サーバに登録してあるIPアドレスの中から使用されていないIPアドレスを割り当てる。
(出典:平成16年春期 問40)
この問題の答えは、「ウ」の”ドメイン名やホスト名などとIPアドレスとの対応付けをする”です。DNSの動作が分かれば簡単ですね!
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