こんにちは、
InfraAcademyというインフラ学習サイトを運営しております、ryuと申します。
今回の記事では、Linuxで抜けるためのコマンド、ショートカットキーなどについて解説したいと思います。Linuxを操作していると、前の画面に戻れなくて困ったことはありませんか?そのような時に、どのようなコマンドやショートカットキーを押せば良いのかについて解説します!
Linuxで抜けるためのコマンド、ショートカットキーなど一覧
Linuxで抜けるためのコマンド、ショートカットキーなど一覧はこちらです。
それぞれの使い道や状況について解説します。
- Ctrl + C
- Ctrl + D
- Ctrl + Z
- exitコマンド
- logoutコマンド
- :q!
- “などでコマンドを正常に終了させる
Ctrl + C
実行中のプロセスを中断したい場合、Ctrlキーを押しながらC
キーを押すことで現在のプロセスを中断できます。
例えば、長時間実行されるスクリプトや無限ループに入ってしまったスクリプトを中断するためにCtrl + Cを使います。
以下のように、永遠と「Running…」を出力するスクリプトがあるとします。
#!/bin/bash
while true; do
echo "Running..."
sleep 1
done
スクリプトを実行後に、Ctrl + Cを押すと、以下のようにスクリプトを中断してくれます。
Ctrl + D
Ctrl + Dは、ターミナルやシェルに対してEOF(End Of File)を送信するために使用されます。EOFとは、ファイルの終端(終わり)を示すものです。
この操作により、通常はシェルセッションを終了することができます。
PythonやRubyなどのインタープリタを使用している場合、Ctrl + Dを押すことでインタープリタを終了することができます。
Ctrl + Z
Ctrl + Zは、実行中のプロセスを一時停止するためのキーボードショートカットです。
これは現在のプロセスをバックグラウンドに移動させ、シェルの制御を取り戻すことができます。
例えば、sleepコマンドを実行後に、Ctrl + Zを押すことで、一時中断することができます。
中断したプロセスは、jobsコマンドを使って確認することが可能です。
プロセスを再開させる場合は、fgコマンドもしくはbgコマンドを実行します。
fgコマンドの場合はフォアグランドでプロセスを再開します。%1はジョブ番号です。
fg %1
bgコマンドの場合はバックグラウンドでプロセスを再開します。
bg %1
関連記事:【Linux】バックグラウンドでコマンドやスクリプトを実行する方法を解説
exitコマンド
exitコマンドは、シェルでセッションを終了するために使用されるコマンドです。
使い方は、exitと入力するだけです。
exit
logoutコマンド
logoutコマンドは、ユーザーをログアウトするコマンドです。ログイン後に実行すると、ログイン前の状態に戻ります。
使い方はexit同様に、コマンドを入力するだけです。
logout
:q!
:q!はviコマンドを使っている最中のコマンドモードで実行するコマンドです。
viで抜けられなくなった場合は、!をつけることで強制的にファイルの編集を終了させることができます。
viコマンドの使い方を学びたい方は、こちらをご覧下さい。
まとめ
今回の記事では、Linuxで抜けるためのコマンド、ショートカットキーについて解説しました。今回ご紹介したものはこちらです。
- Ctrl + C
- Ctrl + D
- Ctrl + Z
- exitコマンド
- logoutコマンド
- :q!
- “などでコマンドを正常に終了させる
特に、ショットカットキーの使い方を覚えておくと、作業効率がものすごく上がるので概要などを理解しておきましょう。
このように当ブログではITやインフラに関する記事を発信しているので興味のある方は引き続きご覧ださい。