こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです
今回の記事では、スイッチにIPアドレスを設定する方法を解説します。スイッチはCiscoのCatalystを想定しています。スイッチにIPアドレスを設定するためには、管理インターフェースに接続してIPアドレスを設定します。IPアドレスを設定したらpingコマンドで動作確認をしてみましょう!
目次
スイッチにIPアドレスを設定する方法解説
スイッチにIPアドレスはどうやって設定するの?
今回の記事では、CiscoのスイッチにIPアドレスを設定する方法を解説します。記事の内容は以下の通りです。
- IPアドレスの設定方法
- no shutdownでポートを開ける
- スイッチで設定したIPアドレスを確認する
では、詳しく解説します。
IPアドレスの設定方法
スイッチでIPアドレスを設定するためには、以下のコマンドを入力します。
(config)#int vlan 1
(config-if)#ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
(config-fi)#no shutdown
上記の3つのコマンドを入力することでIPアドレスを設定することが出ます。
まず、「int vlan 1」のコマンドを実行して、インターフェースモードに移行します。“vlan 1″はスイッチ内部に仮想的に用意された管理インターフェースのことです。vlanについては、こちらの記事で詳しく解説しております。
・参考:【簡単】スイッチとは?【スイッチングハブについて初心者向けに分かりやすく概要を解説】
vlan1にIPアドレスを設定することで、スイッチにIPアドレスが設定されます。
no shutdownでポート開ける
IPアドレスを設定するコマンドを入力後、「no shutdown」を入力しています。
これは、vlan1を有効にする設定です。デフォルトの状態では、vlan1はシャットダウンされた状態です。「no shutdown」コマンドを使用して、シャットダウンの状態からインターフェースをアップした状態に変更しています。
この「no shutdown」は忘れやすいので、覚えておきましょう!
スイッチで設定したIPアドレスを確認する
スイッチで設定したIPアドレスを確認するためには、以下の2つがあります。
- コマンドで確認する
- pingで動作確認する
これら2つの方法について詳しく解説します。
コマンドで確認する
IPアドレスが設定されていることを確認するためには、以下のコマンドを入力します。
#show int vlan 1
→Vlan 1 is up , line protocol is up
Internet Address is 192.168.1.1/24
コマンドを入力したら、IPアドレスとvlan1がupしているかどうかを確認しましょう。
pingで動作確認をする
2つ目の確認方法は、pingで動作確認をする方法です。pingとは、通信確認をするためのコマンドです。スイッチとノートPCを接続してpingコマンドを実行してみましょう。
以下のコマンドをスイッチに接続したノートPCで実行します。
ping 192.168.1.1
pingで応答が帰ってきたら、スイッチにIPアドレスが正しく設定されていることが分かります。
pingコマンドの使い方については、こちらの記事で詳しく解説しております。
・関連記事:pingコマンドの使い方とは?PC同士で通信確認してみよう!
スイッチにIPアドレスを設定する方法まとめ
今回の記事では、スイッチにIPアドレスを設定する方法について解説しました。IPアドレスの設定はスイッチの基本的な作業なので覚えておきましょう!
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