こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事では、LinuxでGitコマンドをインストールする方法について解説します。
Linuxでgit cloneを実行したら、git: command not foundと表示されて困ったことはありませんか?
Gitはソースコードの変更履歴を管理するツールです。Web開発だけではなく、インフラ構築やDockerなどでも使われます。
ただし、Gitのインストール方法はLinuxのディストリビューションによって少し違います。
この記事では、Ubuntu・Debian系とRocky Linux・AlmaLinux・RHEL系を中心に、Gitのインストールから初期設定、簡単な操作まで初心者向けに解説します。
【Linux】gitコマンドのインストール方法を解説¶
LinuxでGitをインストールするときは、利用しているディストリビューションに合ったパッケージ管理コマンドを使います。
UbuntuやDebianではapt、Rocky LinuxやAlmaLinux、RHELなどではdnfを使うのが一般的です。
まずは、自分がどのLinuxを使っているのか確認してみましょう。
cat /etc/os-release
たとえば、Ubuntuであれば次のような情報が表示されます。
NAME="Ubuntu"
ID=ubuntu
VERSION_ID="24.04"
ディストリビューションが分かったら、それぞれの方法でGitをインストールしていきます。
Debian・Ubuntu系のgitインストール方法¶
DebianやUbuntuでは、aptコマンドを使ってGitをインストールできます。
まず、パッケージ情報を更新します。
sudo apt update
続いてGitをインストールします。
sudo apt install git
途中で確認を求められた場合は、内容を確認して進めてください。
サーバーへrootユーザーでログインしている場合や、Dockerコンテナなどでsudoが入っていない場合は、次のように実行することもあります。
apt-get update
apt-get install git
apt updateやapt-get updateは、Linuxにインストールされているソフトウェアそのものを更新するコマンドではありません。
利用できるパッケージの情報を更新するためのコマンドです。その後にapt install gitを実行することで、Gitをインストールできます。
aptについて詳しく知りたい方は、【関連記事】apt-getコマンドの使い方解説!Linuxにパッケージを管理するも参考にしてください。
Rocky Linux・AlmaLinux・RHEL系のgitインストール方法¶
Rocky LinuxやAlmaLinux、RHELなどでは、dnfを使ってGitをインストールできます。
次のコマンドを実行しましょう。
sudo dnf install git
古いCentOSなどではyumを使う手順を見かけることがあります。
sudo yum install git
現在のRed Hat系Linuxではdnfを使う環境が増えているため、これから学習する場合はまずdnfを覚えておくと良いでしょう。
Linuxでは同じGitをインストールする場合でも、ディストリビューションによってパッケージ管理コマンドが異なります。
違いを簡単にまとめると、次のようになります。
| Linux | パッケージ管理 | Gitのインストール例 |
|---|---|---|
| Ubuntu | apt |
sudo apt install git |
| Debian | apt |
sudo apt install git |
| Rocky Linux | dnf |
sudo dnf install git |
| AlmaLinux | dnf |
sudo dnf install git |
| RHEL | dnf |
sudo dnf install git |
| 古いCentOSなど | yum |
sudo yum install git |
Gitコマンドがインストールできたか確認する¶
Gitコマンドがインストールできたかどうか確認する場合は、以下のコマンドを実行しましょう。
git --version
以下のようにgitのバージョンが表示されたら正常にインストールされています。

バージョン番号は環境によって異なります。git version 2.43.0のようにGitの情報が表示されれば問題ありません。
もし次のように表示される場合は、Gitがインストールされていないか、コマンドを実行できる状態になっていません。
bash: git: command not found
その場合は、先ほど紹介したaptやdnfのインストール手順をもう一度確認してみてください。
Gitをインストールした後に初期設定をする¶
Gitをインストールしたら、そのまま使い始めることもできますが、最初にユーザー名とメールアドレスを設定しておくのがおすすめです。
Gitでは、コミットを作成した人の情報として名前とメールアドレスが記録されます。
ユーザー名を設定する¶
まずは、次のコマンドでユーザー名を設定します。
git config --global user.name "ryu"
ryuの部分は、自分の名前やGitHubなどで利用している名前に変更してください。
続いて、メールアドレスを設定します。
git config --global user.email "example@example.com"
設定した内容は、次のコマンドで確認できます。
git config --global --list
たとえば、次のように表示されます。
user.name=ryu
user.email=example@example.com
--globalを付けると、そのLinuxユーザー全体で利用するGitの設定として保存されます。
LinuxでGitを実際に使ってみる¶
Gitをインストールできたら、簡単なリポジトリを作って動作を確認してみましょう。
Gitリポジトリを作成する¶
まず、練習用のディレクトリを作成します。
mkdir git-practice
cd git-practice
次に、Gitリポジトリとして初期化します。
git init
実行すると、現在のディレクトリがGitで変更履歴を管理するリポジトリになります。
ファイルを作成してコミットする¶
続いて、簡単なファイルを作成します。
echo "Hello Git" > README.md
Gitの状態を確認しましょう。
git status
README.mdがまだGitの管理対象として登録されていないことが分かります。
次のコマンドでステージングします。
git add README.md
そしてコミットします。
git commit -m "READMEを追加"
これで、README.mdを追加したという変更履歴をGitへ記録できました。
最初はaddやcommitの違いが分かりにくくても大丈夫です。git statusで状態を確認しながら、何度か操作してみましょう。
GitHubやGitLabへ接続するときは認証設定も必要¶
Linux上だけでGitを使うのであれば、ここまでの操作で基本的な変更履歴を管理できます。
しかし、GitHubやGitLab、Bitbucketなどのリモートリポジトリからソースコードを取得したり、変更内容を送信したりする場合は、追加で認証設定が必要になることがあります。
git cloneでリポジトリを取得する¶
公開されているリポジトリであれば、次のようにgit cloneを使って取得できます。
git clone https://github.com/example/sample.git
実際のURLは、利用するリポジトリのURLへ変更してください。
プライベートリポジトリを利用する場合は、HTTPSの認証やSSHキーなどを設定します。
GitのSSH接続でPermission deniedが出る場合は、【関連記事】GitでPermission deniedのエラーが出た場合の対処方法も参考にしてください。
GitやGitHubの役割自体がまだよく分からない場合は、【関連記事】インフラエンジニアもGitは必須?未経験がまず押さえるGit/GitHubの基本と始め方もおすすめです。
LinuxでGitを使うと何が便利なの?¶
Gitはプログラマーだけではなく、インフラエンジニアも使う機会があります。
たとえば、シェルスクリプトやDockerfile、Ansible、Terraformなどの設定ファイルをGitで管理できます。変更履歴が残るため、いつ、どの設定を変更したのか確認しやすくなります。
Gitを覚えるときは、コマンドだけではなく、なぜ変更履歴を残す必要があるのかまで理解すると実務で使いやすくなります。
LinuxやGitを実際に操作しながら学習する¶
LinuxでGitを使うには、ディレクトリ移動やファイル操作などLinuxの基本操作も必要です。
さらにLinuxのコマンドの学習をしたい人に向けて、InfraAcademyというインフラ学習サービスのご紹介です。
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Linuxを基礎から学習したい方は、Linux入門講座をご覧ください。
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Linuxにgitコマンドをインストールする方法まとめ¶
今回の記事では、LinuxにGitコマンドをインストールする方法について解説しました。
UbuntuやDebianでは、次のようにインストールできます。
sudo apt update
sudo apt install git
Rocky LinuxやAlmaLinux、RHELなどでは、次のコマンドを利用できます。
sudo dnf install git
インストール後は、git --versionで正常に利用できるか確認しましょう。
git --version
Gitを使い始める前にuser.nameとuser.emailを設定し、練習用のディレクトリでgit init、git add、git commitまで試しておくと理解しやすいです。
Gitは開発だけではなく、Linuxサーバーの設定ファイルやDocker、Terraformなどを管理するときにも利用します。
Linuxを学習する方も、実際に手を動かしながらGitを試してみてください。



