こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事は基本情報過去問解説です。エンタープライズアーキテクチャを構成するアプリケーションアーキテクチャについての問題を解説します。エンタープライズアーキテクチャ(EA)とは、企業の情報システムの全体像のことです。さらに詳しく解説します。
アプリケーションアーキテクチャについて説明したものはどれか
今回の記事では、以下の問題について解説します。
エンタープライズアーキテクチャを構成するアプリケーションアーキテクチャについて説明したものはどれか。
ア:業務に必要なデータの内容,データ間の関連や構造などを体系的に示したもの
イ:業務プロセスを支援するシステムの機能や構成などを体系的に示したもの
ウ:情報システムの構築・運用に必要な技術的構成要素を体系的に示したもの
エ:ビジネス戦略に必要な業務プロセスや情報の流れを体系的に示したもの
出典:平成31年春期 問61
答えは、『イ』の「業務プロセスを支援するシステムの機能や構成などを体系的に示したもの」です。
今回の記事では、エンタープライズアーキテクチャのアプリケーションアーキテクチャについて解説します。
その他の基本情報の過去問についてはこちらでまとめております。
エンタープライズアーキテクチャとは?
ここからは、エンタープライズアーキテクチャとアプリケーションアーキテクチャについて解説します。まずは、エンタープライズアーキテクチャから説明します。
全体最適化をするためのフレームワーク
エンタープライズアーキテクチャ(EA:Enterprise Architecture)とは、全体最適化をするためのフレームワークです。企業の基盤を下記の4つに分類して、全体を最適化します。
- ビジネス・アーキテクチャ(政策・業務体系)
- データ・アーキテクチャ(データ体系)
- アプリケーション・アーキテクチャ(処理体系)
- テクノロジ・アーキテクチャ(技術体系)
今回の問題は、この中のアプリケーションアーキテクチャについての問題です。次にアプリケーションアーキテクチャについて解説します。
EAの全体については、こちらの記事を参考にしてください。
・参考:エンタープライズアーキテクチャ – Wikipedia
アプリケーションアーキテクチャについて
アプリケーションアーキテクチャとは、業務処理に最適な情報システムの形態を体系的に示したものです。情報システム関連図、情報システム機能構成図で構成されます。
下記の図のように、社内のシステムの連携を表したものが情報システム関連図です。
こちらは、簡単に記述したものなので、さらに詳細のものを見たい場合は、こちらをご覧ください。
・参考:業務・システム刷新化の手引き (soumu.go.jp)
このようにアプリケーションアーキテクチャは、アプリケーションの構成や機能などを分かりやすく図解したものです。
基本情報過去問まとめ
今回の記事では、以下の問題について解説します。
エンタープライズアーキテクチャを構成するアプリケーションアーキテクチャについて説明したものはどれか。
ア:業務に必要なデータの内容,データ間の関連や構造などを体系的に示したもの
イ:業務プロセスを支援するシステムの機能や構成などを体系的に示したもの
ウ:情報システムの構築・運用に必要な技術的構成要素を体系的に示したもの
エ:ビジネス戦略に必要な業務プロセスや情報の流れを体系的に示したもの
出典:平成31年春期 問61
答えは、『イ』でした。その他の選択肢についての解説は以下の通りです。
- ア→データアーキテクチャの説明
- ウ→テクノロジアーキテクチャの説明
- エ→ビジネスアーキテクチャの説明
以上で解説を終わります。当ブログでは、このようなネットワークに関する内容や基本情報技術者試験の過去問解説をしているので興味のある方は引き続きご覧ください。