こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事は、show running-configコマンドの見方について解説します。show runnning-configコマンドはCisco機器の設定値を確認するためのコマンドです。コマンドを実行すると、ネットワーク機器に保存された内容を表示します。「sh run」と入力しても、同様のコマンドが実行されます。
目次
show running-configコマンドの見方解説
Cisco機器の設定を確認する方法は?
今回の記事では、show runnning-configコマンドの見方について解説します。このコマンドは、Cisco機器の設定を確認するコマンドです。
コマンドを実行すると、設定値が全て表示されるため、設定値の見方を覚えておきましょう!
show running-configコマンドを実行してみよう
では、早速show running-configコマンドを実行してみましょう。
#show running-config
//以下のように省略してもOK!
#sh run
コマンドを実行すると、Cisco機器に設定された設定値が表示されます。
各設定値の見方
ここからは、show running-configコマンドで表示した設定ファイルの見方について解説します。
まず、コマンドを実行すると、上記のように表示されます。running-configの上部は、機器の基本的な設定が表示されます。
Switch#sh run
Building configuration...
Current configuration : 1080 bytes
!
version 15.0
no service timestamps log datetime msec
no service timestamps debug datetime msec
no service password-encryption
!
hostname Switch
!
次にインターフェースの設定が表示され、その後lineなどの設定が表示されます。
interface FastEthernet0/1
interface FastEthernet0/2
interface FastEthernet0/3
・・・
interface Vlan1
no ip address
shutdown
line con 0
line vty 0 4
login
line vty 5 15
login
end
このconfigファイルはCiscoSwitchのデフォルトのものです。Switchに設定をすると、configファイルの内容も増えていきます。
Switchの各種設定については、こちらの記事でまとめております。
・関連記事:スイッチ設定方法一覧
show runnning-configコマンドで見たい情報だけ表示する方法
Cisco機器のshowコマンドでは、フィルター機能があります。フィルター機能を使用することで、見たい情報だけ表示させることができます。とても便利です。
フィルターの使い方
show runningコマンドでフィルターを使用する場合は、以下のように実行します。
#sh run | include vlan
#sh run | include [検索したい文字列]
“|”パイプ記号を使うことでフィルタを使うことができます。上記コマンドでは、”vlan”という文字列が含まれている設定値を出力することができます。
良く使うフィルタの条件
先ほどは”#sh run | include ~”とincludeを使ってフィルタを実施しました。フィルタには他の条件を指定することができます。
include | 指定した文字列を含む行を表示する |
begin | 指定した文字列を含む行から表示する |
exclude | 指定した文字列を含む行を除外して表示する |
section | 指定した文字列を含む設定のセクションを表示する |
このフィルタ機能はshowコマンド全てで使用できるので、ぜひ使ってみてください!
show running-configコマンドまとめ
今回の記事では、show running-configコマンドについて解説しました。まとめると、以下のようになります。
- show runnning-configコマンドで設定値を全て表示
- sh runでも実行可能
- フィルタ機能を使って見たい情報だけ表示させる
このコマンドはCisco機器を使う上では基礎的な内容なので覚えておきましょう!
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