こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事はスイッチでデフォルトゲートウェイを設定する方法を解説します。スイッチでデフォルトゲートウェイを設定するコマンドは、ip default-gatewayです。IPアドレスとセットで設定しましょう。デフォルトゲートウェイの設定をすることで、スイッチで通信を行うことができます。なぜデフォルトゲートウェイを設定する必要があるのかも併せて解説!
目次
スイッチにデフォルトゲートウェイを設定する方法解説
今回の記事では、スイッチでデフォルトゲートウェイを設定する方法を解説します。
デフォルトゲートウェイを設定するコマンド
デフォルトゲートウェイを設定するためには、以下のコマンドを入力します。
(config)#ip default-gateway 192.168.1.254
今回は、「192.168.1.254」をゲートウェイとしています。デフォルトゲートウェイについて理解していない方は、こちらの記事をご覧ください。
ただ、デフォルトゲートウェイだけを設定しても通信できません。通信するためには、IPアドレスも設定しておきましょう。
通信するためにIPアドレスも設定
デフォルトゲートウェイを設定したら、IPアドレスも設定しましょう。通信するためには、IPアドレスは必須の設定です。
IPアドレスの設定方法は以下の通りです。
(config)#int vlan 1
(config-if)#ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
(config-fi)#no shutdown
IPアドレスの詳しい設定方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
・関連記事:スイッチにIPアドレスを設定する方法解説【CiscoSwitchを設定する】
デフォルトゲートウェイの設定を確認する
先ほどまでデフォルトゲートウェイを設定方法について解説しました。設定が完了したら、確認をしましょう!確認はshowコマンドでできます。
#sh run | in gateway
→ip default-gateway 192.168.1.254と表示
「sh run」コマンドを使うと設定値が全て表示されます。それでは、不要の設定も表示されます。見にくいので、フィルターを使いましょう。詳しい使い方はこちらの記事で解説しています。
設定値があることを確認したら、通信確認もしておきましょう。自ネットワークとは別のクライアントにpingコマンドで通信してみましょう。
#ping 10.0.0.1
pingが正常に通ったら、デフォルトゲートウェイが正しく設定できています!
スイッチにデフォルトゲートウェイを設定する意味は?
先ほどまで、スイッチにデフォルトゲートウェイを設定する方法について解説しました。では、なぜスイッチにデフォルトゲートウェイを設定する必要があるのでしょうか?
それは、スイッチをリモートから操作するときに必要になるからです。
スイッチにIPアドレスやデフォルトゲートウェイを設定しなくても、ネットワークを構築することができます。それなら、ゲートウェイは必要ないと思うかもしれません。
そこで、スイッチの運用について考えてみます。規模の大きい会社でネットワークを構築するとしましょう。その場合、スイッチはネットワークラックに設置されます。
IPアドレスやデフォルトゲートウェイを設定しておくことで、ネットワークラックを開けなくとも、リモートでスイッチを操作することができます。そのため、IPアドレスやデフォルトゲートウェイは必要な設定となります。
デフォルトゲートウェイを設定する方法まとめ
今回の記事では、スイッチにデフォルトゲートウェイを設定する方法を解説しました。おさらいしましょう。以下のコマンドでゲートウェイを設定することができます。
(config)#ip default-gateway 192.168.1.254
このようにスイッチにデフォルトゲートウェイを設定することができます!簡単ですね!以上で解説を終わります。
当ブログでは、このようなネットワークやインフラに関連した技術を発信しているので興味のある方は是非ご覧ください。
さらにネットワークについて勉強したい方は、こちらの参考書がオススメです。