こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事は、基本情報技術者試験の過去問解説です。WPA3について解説します。WPA3(Wi-Fi Protected Access 3)は、無線LANのセキュリティプロトコルWPA2の後継となる次期バージョンです。WPA3について分かりやすく解説します!
WPA3はどれか
今回の記事は、以下の問題について解説します。
WPA3はどれか。
ア:HTTP通信の暗号化規格
イ:TCP/IP通信の暗号化規格
ウ:Webサーバで使用するディジタル証明書の規格
エ:無線LANのセキュリティ規格
答えは、『エ』の無線LANのセキュリティ規格です。今回はWPA3について解説します。
その他の基本情報技術者試験の過去問はコチラで解説しています。
WPA3とは?
WPAとはWi-Fi Protected Accessの略
WPAとは、Wi-Fi Protected Accessの略で、無線LANの暗号化方式です。
WPAは、 一定時間ごとに暗号鍵を変更することにより暗号の解読をより困難にした、 TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)などを新たに取り入れて制定されました。
しかし、WPAでも様々な脆弱性があり、さらにセキュリティを強化したWPA2、WPA3が誕生しました。
参考:インターネット用語1分解説~WPAとは~ – JPNIC
セキュリティが強化されたWPA3
先ほどは、WPAについて解説しました。WPA3はWPA、WPA2のセキュリティをさらに強化したものです。SAE(Simultaneous Authentication of Equals)と呼ばれる仕組みを用いて暗号化に利用する鍵を生成する仕組みが追加されました。
セキュリティが強化されたと言っても、すでに「Dragonblood」と呼ばれる脆弱性が発見されています。修正パッチが配布されており、実害が発生する前に早期に解決されました。
・参考:WPA3とは?特徴やメリット、注意点について徹底解説
基本情報技術者試験過去問解説まとめ
今回の記事は、以下の問題について解説しました。おさらいしましょう。
WPA3はどれか。
ア:HTTP通信の暗号化規格
イ:TCP/IP通信の暗号化規格
ウ:Webサーバで使用するディジタル証明書の規格
エ:無線LANのセキュリティ規格
答えは、『エ』の無線LANのセキュリティ規格です。その他の選択肢の解説は以下の通り。
- ア→TLS、HTTPSの説明
- イ→IPsecの説明
- ウ→ITU-T X.509の説明
その他のネットワークの技術については、こちらでさらに詳しく解説しています。
以上で解説を終わります。当ブログでは、このようなネットワークに関する内容や基本情報技術者試験の過去問解説をしているので興味のある方は引き続きご覧ください。