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【初心者向け】サブネットマスクとは?【現役エンジニアがわかりやすく解説!】

こんにちは、インフラエンジニアのryuです。

今回は、IT初心者の方のためにサブネットマスクについて解説します。サブネットマスクとはネットワークの大きさを表すための物です。サブネットマスクを理解し、IPアドレスの設計方法を解説します。サブネットマスクが良く分からない方のために、現役エンジニアがわかりやすく解説します!

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サブネットマスクとは?わかりやすく解説します

サブネットマスクって何?

今回の記事では、「サブネットマスクって何?」「サブネットマスクの設計はどうやってやるの?」という方に向けて、サブネットマスクについて説明します。

IT初心者の方に現役エンジニアの私が、サブネットマスクについてわかりやすく解説します!

サブネットマスクはネットワークの範囲を表す

サブネットマスクとは、ネットワークの大きさ、範囲を表すものです。

ネットワークに大きさってあるの・・・?

ネットワークとは、複数のPCを接続した状態のことを言います。つまり、ネットワークの大きさとは、接続されたPCの数ということになります。

サブネットマスクはIPアドレスとセットで記述します。

IPアドレスを記述する際に/24とか、255.255.255.0のような数字を見たことがあると思います。その数字のことです。

サブネットマスクの概要を理解するために、IPアドレス・CIDRの知識を解説します!

IPアドレスとは?【サブネットマスクするための前提知識①】

まず、サブネットマスクを理解する前に、IPアドレスを理解する必要があります。

IPアドレスとは、PCの住所のです。

家で例えてみましょう。手紙をやり取りするとき、送り先の住所と自分の家の住所を書きますよね。それと同じで、PC同士が通信するときに、あて先のIPアドレスを指定して通信を行います。

IPアドレスはPCの住所

また、IPアドレスには”ネットワーク部”と”ホスト部”に分けられます。

ネットワーク部?ホスト部?何それ?

この”ネットワーク部“と”ホスト部“は良く分からないと思いますが、サブネットマスクを理解するためには重要な部分です。

簡単に言うと、

  • ネットワーク部 → 各チームの番号
  • ホスト部 → 各個人の番号

つまり、同じネットワークの場合、同じネットワークアドレスになり、各端末にホスト部の番号が割り当てられます。同じ数字なら同じチームで、各個人にそれぞれの番号が割り当てられるイメージです。

サブネットマスクは、この“ネットワーク部”と”ホスト部”をIPアドレスで識別するための数字です。

サブネットマスクはIPアドレスのネットワーク部とホスト部を区別する

では、具体的にどのようにネットワーク部とホスト部を区別しているのでしょうか?ここからは、サブネットマスクの仕組みについて解説していきます!

また、IPアドレスの詳細は以下の記事で紹介しています。まだ良く分からないというかたはこちらをご覧ください。

クラス、CIDRについて理解する

ここからは、サブネットマスクとは具体的にどのようにネットワーク部とホスト部を区別しているのかを解説します。そのために重要なキーワードがこちらです。

  • クラス
  • CIDR

また知らない単語が・・・

クラスとCIDRが分かればサブネットマスクの概要が完璧に分かります!

まず、クラスについてです。クラスとはネットワークの規模を決めるものです。

使用するPCが多ければ、クラスA・B・Cというように、規模を3種類のクラスで分割します。

クラスはIPアドレスの先頭の数字によって決まります。クラスを使用する場合、使用できるホスト部のIPアドレスが固定されます。

そうすると、10台しかPCを使用しないのに、クラスCを割り当てると200台分以上のIPアドレスが使用されず、ムダになってしまいます。

そこで、柔軟にネットワークの大きさを決めるようにするためにCIDR(サイダー)というものが誕生しました!

CIDRは、サブネットマスクを使用してネットワークの範囲を柔軟に決めます。

先ほどのクラスでは、IPアドレスがムダになっていましたが、サブネットマスクで柔軟にネットワークを区切ることでIPアドレスを効率よく使用できます。具体的には、10台のPCで構築されるネットワークには、10台分のホスト部が用意できるネットワークを作るようにします。

つまり、サブネットマスクでネットワークの大きさを指定して、IPアドレスを効率よく使うことができます。

では、実際にサブネットマスクを決めてIPアドレスの設計をやってみましょう!

まだクラス、CIDRについて良く分からないという方はこちらの記事をご覧ください。

サブネットマスクの設計をやってみよう

ここからはサブネットマスクの設計について解説していきます。

「PC100台使用するネットワークで適切なサブネットを割り当てる」という問題をやってみましょう。

サブネットマスクによって使用できる台数が変わる

先ほどの概要で説明しましたが、サブネットマスクはネットワークの大きさ、範囲を決めるものです。

つまり、サブネットマスクによって、使用できるPCの数が変わります

以下の表をご覧ください。

サブネットマスク一覧表

サブネットマスクと使用できるIPの数の一覧表

CIDR表記 サブネットマスク使用できるIPの数※
/24 255.255.255.0 254
/25255.255.255.128126
/26255.255.255.19262
/27255.255.255.22430
/28255.255.255.24014
/29255.255.255.2486
/30255.255.255.2522
/31255.255.255.2540

※/24では、256個のIPアドレスが使用できます。しかし、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスはPCに割り当てることができないので-2してあります。

サブネットマスクの設計方法

では、先ほどの 「PC100台使用するネットワークで適切なサブネットを割り当てる」 という問題をやってみましょう。上記の表に当てはめると、サブネットマスクは255.255.255.128、/25となります。/25のサブネットは126台使用できるからです。

サブネットマスク設計

つまり、IPアドレスは、192.168.0.0/25や172.16.0.0/25を割り当てれば大丈夫です。

このように、使用する台数から適切なサブネットマスクを割り当て、効率よくIPアドレスを使用するようにしましょう。

100台だけ使用するにも関わらず、/24を割り当てると100台分のIPアドレスが無駄になります。

使用できるIPアドレスを調べて、適切なサブネット設計しましょう

サブネットマスクをさらに詳しく知りたい方へ

ここまで、サブネットマスクの概要や設計方法について解説しました。サブネットマスクやネットワークの知識をさらに詳しく知りたい方は、Udemyの講座をオススメします。

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サブネットマスクとは初心者に必要な知識

今回の記事では、サブネットマスクについて解説しました。最後にまとめです。

  • サブネットマスクとはネットワークの範囲を表す
  • /24,255.255.255.0のように記述する
  • PCの台数でサブネットを設計

この3つを押さえておきましょう!

当ブログでは、このようなITに関する記事を発信しているので興味のある方は引き続きご覧ください。

以上でサブネットマスクについての解説を終わります!さらに詳しい内容を知りたい方は、こちらの参考書で勉強してください!

ABOUT ME
ryu@InfraAcademyというインフラ学習サービス運営
大手企業→上場ベンチャー→スタートアップでエンジニアをしていました。 インフラエンジニア歴10年以上。 Linuxやネットワークの学習ができるサービスInfraAcademyを運営中。
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