インフラエンジニアの仕事

インフラエンジニアになるための学習ロードマップを公開!【初心者・未経験者必見です】

こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。

インフラエンジニアになるためには、どうしたらいいの?

そのようなお悩み、ありませんか?

この記事では、

インフラエンジニアになるための学習ロードマップ

について解説します。

初心者や未経験者にとってインフラエンジニアになるためには、どうしたらいいのかさっぱり分からないと思います。

参考書を読んでも難しい内容ばかり・・・そのように感じて、挫折してしまうかもしれません。

そのような方のために、現役のエンジニアがインフラエンジニアになるための学習ロードマップを詳しく解説します。

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インフラエンジニアになるための学習ロードマップとは?

インフラエンジニアになるための学習ロードマップは以下の通りです。

  • Step0 インフラエンジニアとしての目標を決める
  • Step1 Linuxの基礎を学習
  • Step2 ネットワークの学習
  • Step3 サーバー構築の学習
  • Step4 AWSやAzureなどのクラウドの学習
  • Step5 Dockerやkubernetesなどコンテナの学習
  • Step6 転職活動をしてインフラエンジニアへ

これらのステップを経てインフラエンジニアになります。各ステップについて、さらに詳しく解説します。

Step0 インフラエンジニアとしての目標を決める

インフラエンジニアになるためのロードマップの最初は、「インフラエンジニアとしての目標を決める」です。

そもそもインフラエンジニアとは?

インフラエンジニアとは、システムの基盤を設計、構築、管理するエンジニアのことです。

サーバーやネットワークの設計、構築、運用を主な業務とします。例えば、Webサイトを公開するために、Webサーバーを構築したり、Wifiを設置するためにネットワークの設定をしたりします。

インフラエンジニアはどのようなことをするのか?

インフラエンジニアの仕事は幅広いです。

以下のような業務を行います。

  • システム設計と構築
  • サーバーやネットワークの保守/管理
  • セキュリティの設計や管理
  • 技術的サポートとコンサルティング

インフラエンジニアには、システム設計や構築を行う開発フェーズの仕事と、完成したシステムが安定稼働するように保守するメンテナンスの業務があります。

開発フェーズのインフラエンジニアには、設計など幅広い知識が求められますが、その分年収も高い傾向があります。

保守・管理の要員は、手順書に則った作業が多く、未経験の方でも転職できることが多いです。

自分がどのようなインフラの仕事をしたいのかを決めよう

インフラエンジニアとしての学習を始める前に、自分がどのような仕事をしたいのか、目標を決めましょう。

例えば、システムのインフラを開発したい場合やセキュリティの仕事をしたい場合では勉強する内容が変わってきます。

ご自身のキャリアをどのような方向性にしたいのか、考えてみましょう。

Step1 Linuxの基礎を学習

インフラエンジニアとしての目標を決めたら、学習を始めましょう。

インフラエンジニアになるためのロードマップのStep1は、「Linuxの基礎を学習」です。

Linuxの基礎とはどのような内容を学習すればよいのか?

Linuxの基礎とは、どのような内容を指すのでしょうか?

それは、Linuxが操作できるようになることです。具体的には、以下の内容ができるようになりましょう。

  • Linuxでファイルやディレクトリの作成ができる
  • アクセス権限について理解できる
  • ユーザーやグループの作成、ログインなどができる
  • viコマンドでファイルの編集ができる
  • IPアドレスなど通信に必要な設定ができる
  • パッケージ管理について理解できる

上記の内容がLinuxで出来れば、Linuxの基礎はある程度できるでしょう。

例えば、Linuxでファイルやディレクトリを作成するためには、touchコマンドやmkdirコマンドを使えるようにする必要があります。また、Linuxのディレクトリ構造やパスの指定についても理解しておく必要があるでしょう。

Linuxの基礎を学ぶならInfraAcademyがおすすめ

Linuxの基礎を学ぶためには、どうしたらいいのでしょうか?

InfraAcademy(インフラアカデミー)というインフラの学習サイトがおすすめです。

InfraAcademyでは、Linuxの入門講座、Linux中級講座、サーバー構築講座などがあります。

特徴としては、Linuxのコマンドを打ちながら学ぶことができます。Linuxのシミュレーターが用意されており、面倒な環境構築は不要で、Webブラウザでコマンドを練習することができます。

コマンドの練習を進めながら、Linuxに必要な周辺知識が学べるようになっています。Linux入門講座は一部は無料で、有料部分は、月額1,980円とリーズナブルに学習をすることができます。

InfraAcademyでLinuxを学習する

関連記事:Linuxが学べるおすすめ学習サイト5選ご紹介!【初心者向け】

関連記事:Linuxのコマンド練習におすすめのInfraAcademy【Linuxのコマンドをブラウザで練習しよう】

Step2 ネットワークの学習

インフラエンジニアになるためのロードマップのStep2は、「ネットワークの学習」です。

ネットワークの学習で学ぶ内容

ネットワークの学習では、通信の仕組みを理解しましょう。

具体的には、ルーターやスイッチを使って簡単なネットワークが構築できるようになりましょう。簡単なネットワークが構築できるようになるためには、以下のような内容ができる必要があります。

  • IPアドレスの設定
  • 静的ルーティングの設定
  • 動的ルーティングの設定(RIP、OSPF、EIGRP)
  • VLANの設定
  • アクセスポート、トランクポートの設定
  • NATの設定
  • ACLの設定

上記は、ネットワークの基礎的な設定です。これらの設定ができるようになれば、通信の仕組みも理解できるようになるでしょう。

ネットワークの学習はPacketTracerを使おう

ネットワークの学習は、シミュレーターのPacketTracerを使いましょう。

ルーターやスイッチの実機を購入しても練習はできますが、実機を購入するのにはコストがかかります。しかし、PacketTracerでは、無料でルーターやスイッチの構築を行うことができます。

PacketTracerについては、以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はご覧ください。

関連:Ciscoのルーターやスイッチのシュミレーター「Packet Tracer」がすごい!

関連:ネットワークのおすすめ学習サイトをご紹介!

Step3 サーバー構築の学習

インフラエンジニアになるためのロードマップのStep3は、「サーバー構築の学習」です。

サーバー構築というのは、LinuxにApache2などのパッケージをインストールして、サーバーとして構築させます。

サーバー構築で学ぶ内容

サーバー構築では、以下のサーバーを構築してみましょう。

  • DNSサーバー(Bind9)
  • Webサーバー(Apache2,Nginx)
  • データベース(mysql,postgresql)
  • SSHサーバー
  • メールサーバー

上記のサーバーを構築すると、後ほど解説するクラウドの学習もしやすくなります。これらのサーバーはシステムを動かす上で、よく使われているものです。

例えば、Webアプリを作成する場合は、上記の全てを使うことが多いです。URLにアクセスしたら、Webページが表示されるのは、DNSサーバーで名前解決ができるからです。また、Webアプリが動作するためには、Webサーバーも必要です。

Webアプリでログイン機能を作るには、ユーザー情報を保存するデータベースが必要になります。ログインの通知をメールで送るには、メールサーバーが必要になります。

このように、1つのシステムを作成するためには、さまざまなサーバーが連携しています。インフラエンジニアになるためには、さまざまなサーバーの仕組みを知っておく必要があります。

サーバー構築を学習するためには、先ほどご紹介したInfraAcademy(インフラアカデミー)という学習サイトがおすすめです。シミュレーター上で、DNSサーバーやWebサーバーを構築することができます。

InfraAcademyでサーバー構築を学習する

関連:【Linux】サーバー構築の練習方法を解説!サーバー構築のスキルを身につけよう

Step4 AWSやAzureなどのクラウドの学習

インフラエンジニアになるためのロードマップのStep4は、「AWSやAzureなどクラウドの学習」です。

現在、さまざまなシステムはクラウドにあります。クラウドでシステムを構築することで低コスト、短時間でシステム構築が可能になります。そのような理由からクラウドが選ばれています。

クラウドで作られたシステムが多いため、インフラエンジニアにもクラウドの知識が求められるようになっています。

クラウドで学ぶ内容

クラウドでは、以下のような内容を学びましょう。括弧内はAWSのサービス名を表示しておきます。

  • ユーザー管理(IAM)
  • サーバーの作成(EC2)
  • ネットワークの構築(VPC)
  • DNSの設定(Route53)
  • ログの確認(Cloud Watch)
  • ストレージサービス(S3)
  • データベース(RDS)
  • ロードバランサー(ELB)

上記のようなサービスを学んでおくと、一般的なサービスが構築できるようになるでしょう。

また、AWSやAzureにはさらに簡単にシステムを構築できるサービスなどもあります。AWSのLightSailでは、数クリックで、WordpressやNodeの環境などが簡単に作成できます。

クラウドを勉強するためにはどうしたらいいか

AWSやAzureの勉強をするためには、Udemyの教材がおすすめです。Udemyは、動画の学習サービスです。インフラに関する教材が豊富にあります。

以下の記事におすすめの教材を解説しているので、興味のある方は是非ご覧ください。

Step5 DockerやKubernetesなどコンテナの学習

インフラエンジニアになるためのロードマップのStep5は、「DockerやKubernetesなどコンテナの学習」です。

なぜコンテナ技術を学ぶ必要があるのか?

コンテナとは、システムを動かすためのインフラを仮想化したものです。

例えば、Webサービスの場合、Webサービスを動かすためのLinuxや、プログラムを動かすためのPythonやPHPなどのソフトウェアがコンテナとしてまとめられています。

現在、システム開発をする場合、Dockerを使うことが多くなっています。Dockerを使うことで、簡単に開発環境が構築できるからです。

そのため、インフラエンジニアにもDockerの知識が必須となります。また、Kubernetesはコンテナの運用管理を自動化するものです。Dockerと併せて学んでおきましょう。

コンテナ技術をどうやって学習すればよいのか?

コンテナ技術はどうやって学習すればよいのでしょうか?

それは、先ほど紹介したInfraAcademyやUdemyを使うことをおすすめします。InfraAcademyでは、Dockerが動くシミュレーターを提供しています。そのため、PCにDockerをインストールする手間なく練習をすることができます。

また、Udemyではさまざまな教材があるので、自分に合ったものを探してみるのも良いでしょう。どちらの教材も1,000~2,000円前後ですが、もしお金を掛けたくないという方は、ブログやYoutubeで無料で学習する方法もあります。

参考:Docker入門講座一覧

Step6 転職活動をしてインフラエンジニアへ

インフラエンジニアになるためのロードマップのStep6は、「転職活動をしてインフラエンジニアへ」です。

学習をしながら転職活動も

インフラエンジニアになるためには、以下の2通りの方法があります。

  • 現在の会社で、インフラエンジニアの部署、チームに異動する
  • 転職してインフラエンジニアになる

おそらく、多くの方は転職してインフラエンジニアになると思います。現在の会社で異動できる可能性は低いからです。もしくは、インフラエンジニアの仕事を外注しており、会社内での業務がない場合もあるからです。

よって、インフラエンジニアになりたい場合は、転職活動をする必要があります。転職活動は、転職エージェントなどに登録して、おすすめの会社を紹介してもらいましょう。

未経験でも転職できる会社も多くあるので、一度転職エージェントに登録してみて、話を聞いてみるのも良いでしょう。いますぐに転職する必要はなく、自分がどのくらいのスキルがあるのかを客観的に評価してもらうためにも、転職活動をすることは重要です。

インフラエンジニアになるための転職エージェントは?

インフラエンジニアになりたい方におすすめの転職エージェントは、以下の記事で詳しく解説しております。

関連:インフラエンジニアにオススメの転職サイト4選ご紹介!【年収を上げよう!】

また、InfraAcademyの転職したい方のサポートをしております。

まずは無料でご相談できるので、興味ある方はこちらからお申し込みください。

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インフラエンジニアになるためにはどのくらい学習が必要なのか?

ここまで、インフラエンジニアになるためのロードマップを解説しました。

インフラエンジニアになるためには、さまざまな内容を学習する必要があります。では、インフラエンジニアになるためには、どのくらいの学習が必要なのでしょうか?

一般的なSESの会社の研修の場合、フルタイム(8時間)で1ヶ月から2ヶ月程度の研修があります。つまり、8(時間)×20(日)× 2(ヶ月)=320(時間)必要となります。

これは、一般的なSESの会社の場合です。会社であると、インフラエンジニアの研修以外にもチームビルディングやマナー研修などが含まれているので、インフラエンジニアの知識だけだと300時間くらいだと思います。

個人で勉強する場合は、3~6ヶ月くらい掛かると思います。しかし、あくまでも目安なので、勉強をしっかりすれば、短期間でもインフラエンジニアになるための学習はできるでしょう。

まとめ

今回の記事では、インフラエンジニアのロードマップについて解説しました。今回解説したロードマップは以下の通りです。

  • Step0 インフラエンジニアとしての目標を決める
  • Step1 Linuxの基礎を学習
  • Step2 ネットワークの学習
  • Step3 サーバー構築の学習
  • Step4 AWSやAzureなどのクラウドの学習
  • Step5 Dockerやkubernetesなどコンテナの学習
  • Step6 転職活動をしてインフラエンジニアへ

これからインフラエンジニアになりたい方はぜひ参考にしてください。

当ブログでは、このようなインフラやITに関する記事を発信しているので興味のある方は引き続きご覧ください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
ryu@InfraAcademyというインフラ学習サービス運営
大手企業→上場ベンチャー→スタートアップでエンジニアをしていました。 インフラエンジニア歴10年以上。 Linuxやネットワークの学習ができるサービスInfraAcademyを運営中。
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