こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事は、基本情報技術者試験過去問解説講座です。通信相手との接続性を確認するコマンドについての解説です。基本情報で出題された問題について、実機で挙動を確認しながら理解を深めましょう!
- 通信相手との接続性を確認するコマンドとは?
- pingコマンドの使い方
通信相手との接続性を確認するコマンドはどれか
今回の記事では、以下の問題の解説をします。問題文はこちら。
IPネットワークにおいて,ICMPのエコー要求,エコー応答,到達不能メッセージなどによって,通信相手との接続性を確認するコマンドはどれか。
ア:arp
イ:echo
ウ:ipconfig
エ:ping
答えは、『エ』のping(ピング)です。通信確認を行うためにpingコマンドを使用します。今回はpingコマンドの使いながら、pingコマンドの概要を理解しましょう!
通信相手との接続性を確認するpingコマンドとは?
pingコマンドとは、通信確認を行う際に使用するコマンドです。ネットワークに接続された機器に対して通信を行い、返答が返ってくるのかを確認します。
pingコマンドの使い方
pingコマンドはコマンドプロンプトやターミナルで使用可能です。以下のように入力します。
ping 192.168.1.1
ping [IPアドレス]
コマンドを入力すると、以下のように表示されます。送信したパケット数が4で受信したパケット数が4と通信ができていることが確認できます。
pingコマンドの詳細な使い方についてはこちらの記事をご確認下さい。
pingのプロトコルICMP
次に問題文にあった、ICMPについて解説します。ICMPとは、プロトコルのことです。
ICMPとは、インターネットなどIP(Internet Protocol)を利用するネットワークで用いられるプロトコルの一つで、IP通信の制御や通信状態の調査などを行なうためのもの。
ICMP(Internet Control Message Protocol)とは – IT用語辞典 e-Words
pingにはICMPプロトコルが使われて、ICMPのエコー要求,エコー応答,到達不能メッセージなどによって,通信相手との接続性を確認します。ICMPはping以外のコマンドにも使われています。例えば、経路を調べるtracerouteコマンドなどです。
過去問解説まとめ
今回の記事は以下の問題について解説しました。
IPネットワークにおいて,ICMPのエコー要求,エコー応答,到達不能メッセージなどによって,通信相手との接続性を確認するコマンドはどれか。
ア:arp
イ:echo
ウ:ipconfig
エ:ping
答えは、『エ』のping(ピング)でした。その他のコマンドについては、こちらの記事で詳しく解説しております。
その他の基本情報技術者試験の過去問はこちら。